この夜が明ければ の商品レビュー
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期間限定バイトに集まった7人の中から1人が死体で見つかり、一夜を過ごす…という設定は面白い。 ただみんな裏がありそうな不気味さがあり、誰にも共感できない。 さくさく読めたが色々不自然でストーリーに入り込めなかった。 そもそも死体が見つかったからといってお互い秘密を暴露しあうという展開になるのがわからない。 それこそ隠したい過去があるならお互いに干渉し合わない、逃げる、という方向に向かうのでは…と。 シュウの存在がそうさせている面はあるにしても、それまで逃げ続けていた人々が結託するという結末にはうーん…と思ってしまった。 何となくきれいにまとめたかったのか?というラストだが、個人的には納得いかず消化不良な感じだった。
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犯人探しかな?と思ったらまさかの死の真相だった。 みんなの過去が辛い…サトマリは本当に可哀想…子供は親を選べないから逃げたくなるよなって… 結局最後みんなで逃げたけど、上手くやっていける気がしない…
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他人に言えないことを隠しながら、生きるのって大変だよなと思いました。 この結論を選んだとしても、その先も苦しいんだろうなと感じました。
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なんか重かった。 通報したくない理由とはなんだろう?と思いながら読み進めた。 それぞれの事情があり、納得できる理由もあれば同情できない理由もあり三者三様だったな。 シュウの独りよがりは本当に生きずらそう。 唯が1番いやかも。
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身分証明書不要の短期バイトとなると、やっぱり訳ありの人が集まるんだろうか。 自分がここにいたとして、日中は共に働き、寝食も共にして…と考えたら、やっぱり恐ろしい。 それぞれの経緯が明かされていくシーンは、どれもテンポ良く進んでいき、人の裏側を覗き見するような気分で読めた。 真相は...
身分証明書不要の短期バイトとなると、やっぱり訳ありの人が集まるんだろうか。 自分がここにいたとして、日中は共に働き、寝食も共にして…と考えたら、やっぱり恐ろしい。 それぞれの経緯が明かされていくシーンは、どれもテンポ良く進んでいき、人の裏側を覗き見するような気分で読めた。 真相は良くも悪くも意外なものだったけど、最後の最後にメンバーの出した結論は「そうきたか…」とちょっとびっくり。
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北海道の東部にある漁港で短期住み込みバイトで集まった男女7人 その中のリーダー的存在の男性が死体で見つかる。 犯人を探しているうちに、それぞれが抱える秘密が曝されていく。
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カラフトマスの下処理をする短期アルバイトの男女7人物語。 岩井先生の文章は読みやすくて面白い。 評価が別れるけど個人的には面白く読めた。
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人間のドロドロした部分をたくさん見ることが出来る本。 6人がそれぞれちょっとずつ自分語りをしていくのが小説を色んな方向から読み解けて面白かった。 正しいことだけを貫くのは生きづらいだろうなと思いながら読んでいたので、ラストシーンの一歩踏み出す描写は気持ちが良かった。
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短期の住み込みバイトのみを繰り返す訳ありの7人が、北海道の最東端の漁港に集まった。一人が崖下で遺体で見つかった晩の一夜の物語。七人の視点でそれぞれ章が進むのだけれど気にならずにぐいぐい読める。人生や生活からフェードアウトし、それでも生きていかなければならない終わりの見えない旅。心...
短期の住み込みバイトのみを繰り返す訳ありの7人が、北海道の最東端の漁港に集まった。一人が崖下で遺体で見つかった晩の一夜の物語。七人の視点でそれぞれ章が進むのだけれど気にならずにぐいぐい読める。人生や生活からフェードアウトし、それでも生きていかなければならない終わりの見えない旅。心の葛藤が伝わる。最後はちょっとあっけない感じだったけれど、面白かった。
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北海道の漁港での短期バイトで集まった男女7人。ある日そのうちの1人が遺体で発見される。通報しようとしたシュウに、周りはみんな警察に連絡しないよう説得を始める…。バイトに応募した面々が抱える事情とは…。 読む前に想像してた展開とは全然違ってたけど、これはこれで。結末も嫌いではないな。こうなったらとことん逃げてほしい。それにしても亮の事情はかなり闇深い…。 この短期バイトを渡り歩く生活、大変だとは思うけど、少し心惹かれる部分もあるなー
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