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万葉と沙羅 の商品レビュー

3.5

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2025/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気になった文章の抜き出し。 「社長から万葉のこと聞いた時、ものすごく恵まれてるのに、勝手に生きづらくなってる奴だって思ったんだ」 「〜で、会ってみたら、君はなんだか疑り深くて、人を信用しないくせにさみしがってる。いけ好かないやつだと思った」 「お父さん、沙羅の気持ちがよくわからなくて、万葉くんなら少しは沙羅のことわかるかと……そしたら言われたよ」「……なんて」 「お父さんに、目的はあるんですか?」 「沙羅に目的がないって相談したのに、逆に訊かれるとはね」

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2025/09/15

本を通じて少しずつ成長する高校生たちが、とてもまぶしく、愛おしいと感じました。 中江さんの文章からは、万葉くんと沙羅ちゃんのみずみずしい感性が伝わってきます。 万葉くんが読了後もずっと、その本のことを考えていると聞いた時、 「そっか…読み終わっても、読書はずっと続いてるんだね...

本を通じて少しずつ成長する高校生たちが、とてもまぶしく、愛おしいと感じました。 中江さんの文章からは、万葉くんと沙羅ちゃんのみずみずしい感性が伝わってきます。 万葉くんが読了後もずっと、その本のことを考えていると聞いた時、 「そっか…読み終わっても、読書はずっと続いてるんだね」と答えます。 おばあちゃんの本棚を見せてもらった時 「人の本棚って面白いね。頭の中身を覗いているみたい」 大人になると当たり前と思えるようなことも、それらに初めて出会った沙羅ちゃんを通してみると、読者の私もまた、新鮮な感動を体験することができたんです。

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2024/11/15

中学でつまづき、引きこもりだった一橋沙羅。複雑な事情を抱える読書家の近藤万葉。再会した二人が、読書や本を通して前へ進んでいく姿を描いた連作短編集。読書好きは共感するところが多々あるかも。よかった! 読んだ本を語り合える仲間がいるの、いいなあと思った。

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2024/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

通信高校で幼なじみだった万葉と沙羅、ボーイミーツガールの青春のときめきや悩みに向かい合った物語。万葉の叔父の営む古本屋が本を話題にするいい舞台になっている。また、飄々とした叔父にも話せない生い立ちの物語があり、そちらの人生もサイドストーリーながら心に残る。

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2024/06/14

Xで見て興味を持って読んだ本。 爽やか。 高校生や大学生で未来ややりたいことなんてわからないよね。 わからなくて当然。 年齢に関係なく、やりたい事はずっと探して楽しんで生きれたらいいよね。そう思わせてもらった本。

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2024/04/13

1年遅れで通信制高校に入学した沙羅が高校で幼なじみの万葉と再会したことで、本を読むことや本の感想を誰かと語り合うことの大切さに気づいていく物語。 中学、高校、大学の年代に感じる生きづらさや人との距離の取りにくさも散りばめられていて色々と考えさせられる物語だった。...

1年遅れで通信制高校に入学した沙羅が高校で幼なじみの万葉と再会したことで、本を読むことや本の感想を誰かと語り合うことの大切さに気づいていく物語。 中学、高校、大学の年代に感じる生きづらさや人との距離の取りにくさも散りばめられていて色々と考えさせられる物語だった。 中学時代にいじめを受けて不登校になった沙羅。それを受け入れてくれた沙羅の両親。母との死別や父の再婚など育ってきた環境から人と距離をおく癖がついた万葉。見守る万葉の叔父。 登場する主要なパーツの人たちは、生き方に悩みながらも変わろうとしていく万葉と沙羅を含めて皆、優しいし繊細だなと感じる。 沙羅の友人となった佑月、万葉の叔父の叔母・朝子、万葉が通信制大学で出会った"村長"や"社長"も人柄が良くて良い。 ただ、万葉が通信制大学で出会った風見は登場人物のなかでも唯一の明確な悪意を向けてくる人で、登場した章「ひとりひとりのぼくら」は読んでいて苦しくなった。 風見のように、真面目な人をバカにして、バカにした質問ばかり繰り出して、人を試すような真似をしてくる人は私の周りにもいたけれどそういう人は大嫌いでしかない私にとっては風見のことも大嫌いだと感じてしまった。 章の最後で、風見がした"試すような真似"でも学べることがあったと万葉が感じていたり、直接悪口を言ってきた風見にお互いさまだからと腹が立たなかったりと、万葉が風見に対して嫌な印象を抱いていないことは分かってはいるが、"高校で周りから浮いたから学校辞めることになって引きこもりになって、親に泣かれたから大学にきた"という風見と同じように誰にだって色々な事情があるだろうに、勝手に"恵まれてる""真面目そう"と思い込んで嫌がらせしてくる奴ってどうなのって思ってしまった。 やっぱり大嫌いな人を思い出す。 風見の存在で、この小説の良さが損なわれてしまった。

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2023/10/26

本が好きで、通信制の学校に 通う幼なじみの万葉と沙羅。 読んだ後の読後感が、辻村深月さんの「葉桜」みたいに爽やかで、好きな作風だなぁ〜!! 個人的に「いつか来た道」が好き。 万葉はずっと自分の生き方や将来に悩みながらも、古本屋を経営する叔父の失踪により、叔父の原点である久留米に...

本が好きで、通信制の学校に 通う幼なじみの万葉と沙羅。 読んだ後の読後感が、辻村深月さんの「葉桜」みたいに爽やかで、好きな作風だなぁ〜!! 個人的に「いつか来た道」が好き。 万葉はずっと自分の生き方や将来に悩みながらも、古本屋を経営する叔父の失踪により、叔父の原点である久留米に訪れる。そこで叔父の生い立ちを聞いて、万葉は自分の将来について、考えを深めていく。 学生時代は、真っ白な未来に不安を抱く。 でも真っ白で、何も無いからこそ、可能性は無限大で、何にでもなれるし、何でもできる。万葉のように、そこに飛び込む勇気ひとつだけで、未来の一筋の光を掴むことだってできるのだ。 本作を通して、いつでもスタートできるよって 背中を押してもらえた気がした。 私も、古本屋をがんばろうとしている万葉のように、作家になろうとがんばろうとしている沙羅のように、ひとつずつ夢に向かって歩いていきたい。

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2023/08/15

本が、古本屋が、本屋が好きだと嬉しくなるようなお話。 本の感想を誰かと話し合うってなかなかできないこと、少なくとも私は。 だから、読んだことある本のことが出てきたら嬉しいし、知らなかった本は読んでみたいなと思った。 登場人物たちの生き様も入り組んで夢中で読んでしまった

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2023/07/14

本には答えは書いてないけど、いつもそばにいてくれて寄り添ってくれる存在でもあるんだよね。 過去も未来もこれからもたくさんの本が出版される、そのくらい自由に表現してもいいのだ。みんなと一緒にする必要もなく、自分だけの表現をして生きていってもいいんだよね。 まわり道が一番近いと中江有...

本には答えは書いてないけど、いつもそばにいてくれて寄り添ってくれる存在でもあるんだよね。 過去も未来もこれからもたくさんの本が出版される、そのくらい自由に表現してもいいのだ。みんなと一緒にする必要もなく、自分だけの表現をして生きていってもいいんだよね。 まわり道が一番近いと中江有里さんが表現したことに共感しました。 みんな近道をみつけようと…それをみつけければ幸せだと勘違いしてる! ワクワクした目標をみつけていきたいですね。 私は本屋にいき大量の本を眺めて、「な〜んだ、自由に生きていいんだ」と思うようにしてます。 作品登場したみんなが、自分らしい時間を過ごすことを祈って… ぜひ〜

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2023/03/30

幼馴染の万葉と沙羅は、通信制の高校で再会する。 沙羅は万葉を頼りにし、万葉は沙羅の前ではしっかりせねばと思っているのかな?と感じた。 お互いにお互いを頼りにしながらも、大人に成長していく。 様々な作品が作中に出てきた。

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