コロナ後の世界 の商品レビュー
まえがきを読むだけで、なぜかとても救われたような気持ちになる。これから何度も何度も読み返していくことになるかもしれない。 世の中、本当に尖った言葉があふれているような気がして、しんどいなぁと思うことが増えた。 移動の隙間時間で読んだので、もう一度じっくり読み返そうと思う。
Posted by
現在の社会のあり様を、この様に解釈するとわかり良くなるという、視点をもらえる本。 個人的には、積読の効用が、無知の知を視覚化する所にあるという解釈が秀逸だと思った。 後は、コロナや、ここ数年のアメリカ、中国、日本の政治に対するもやもやとした違和感の正体を解説して提示されたことに感...
現在の社会のあり様を、この様に解釈するとわかり良くなるという、視点をもらえる本。 個人的には、積読の効用が、無知の知を視覚化する所にあるという解釈が秀逸だと思った。 後は、コロナや、ここ数年のアメリカ、中国、日本の政治に対するもやもやとした違和感の正体を解説して提示されたことに感謝。 →中間層の弱体化、政治的無関心を助長することと市民の権利の無権利化で統治コストを下げるというのは、ジリ貧しか生み出さないということ。 →緊急事態への対応として、正常性バイアスを解除するためには、自分以外の視点からの情報の取り込みを一気に増大させないといけないということ。様々な視点から立体的に物事を見ないと、何が起きているかわからない、ということ。日常的に、自分以外の視点からの情報の取り込みを行っていれば、特に苦労しないということ。視点を変えるのは、気づきの視点を得るという瞑想も役に立つと思った。 →市民を相互監視させることで統治コストを劇的に削減することができてしまうが、その結果、大義名分を掲げて隣人を攻撃する人を野に解き放つことが生じること。その危険はすでに顕在化しているが、そうした統治は、コモンズ的な資源の保全や治安維持にも役立ちうるなとも思った。その辺りは、ナチスの環境保全の本でも読んでみようかと思った。
Posted by
著者を「知の巨人」と呼んでも過言ではないのではないか。透徹したその眼で鋭く世の中を見ている。そして理路整然とした語り口にぐいぐい引き込まれていく。 全世代に一度は読んでほしい著書だ。いや、そういう前にもう一度読んでみよう。新たな発見があるはずだ。
Posted by
いつものように いや いつも以上に フムフムフム を 連発しながら 読み進めてしまいました なんだろう このモヤモヤした状況は… を いつものように 分かり易い言葉で 分かり易く綴ってもらうと そうそう 私が言いたかったことは こういうことだったんだ! と 何度も 思ってしま...
いつものように いや いつも以上に フムフムフム を 連発しながら 読み進めてしまいました なんだろう このモヤモヤした状況は… を いつものように 分かり易い言葉で 分かり易く綴ってもらうと そうそう 私が言いたかったことは こういうことだったんだ! と 何度も 思ってしまう そんな内田樹さんです 今回は P232からの「倉吉の汽水空港でこんな話をした」 と p 181からの「反知性主義者たちの肖像」が ぐっときました。
Posted by
【「生きている気」がしなくなる国で――】カミュ『ペスト』に描かれた大人の市民像から、国民を無気力化する政治まで――社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!
Posted by
- 1
- 2