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コロナ後の世界
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コロナ後の世界

内田樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/10/19
JAN 9784163914589

コロナ後の世界

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商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2024/08/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

明朝体のなかにもいろいろあって、 明朝体の新しいフォントの作り方が詳細に説明されています! まず、 漢字、ひらがな、カタカナ、あとはローマ字系・数字と、 それぞれに作り方のステップがあるようで、 一文字一文字が思ったよりも芸術的であることが分かりました。 とくに漢字について多くのページを割いているのですが、 そこでほんとうに、機械的と思っていたフォントの手作り具合がわかります。 手書きレタリングから入るのです`ね。 - 歴史 漢字の書体の歴史的には、 中国の漢字では古く、水平垂直の篆書、隷書が生まれ、 その後、書家・王羲之などが手本とされる、右上がりの 草書が出てきて、 唐立体文字のピークとして、欧陽詢などに特徴づけられる楷書。顔真卿、右上がりが弱まり始める。 1716年の康煕字典 明朝体の漢字デザインのおおもととなる。 そして今も水平化の流れがあるそうです。(例、小塚明朝) 楷書体ー唐の時代の筆書きの再現。 明朝体ー明の時代の木版印刷用の字体、楷書字形にもとづきながら仕上がりに差が出ないように、正方形を意識、点画を直線化、直角心、正方形を意識した大胆なデザイン化。 そして現在主流なフォントそれぞれにも、デザイン開発に歴史や実際の個人の発想、実体験があるのだと気づきます。 遊明朝体ーふつうであること。 イワタオールド ー2000年に 1951年からのベストセラーの岩田明朝体をデジタル化上重心、クール。 平成明朝体ー政府機関・普及センター主導の文字フォント開発、低解像度の機器でも高品質を保てるようデータ量押さえている。 - テクニック フトコロ、錯視と黒み…フォントの専門用語。 同じ編でも、文字全体ぼなランス上、サイズも変えていく必要が出てくる。 重心: 文字の力が集中する箇所寄り引き、文字が仮想ボディのどのあたりに配置されているか。 フトコロ: 画と画に囲まれた空間。 縦線、右太く、外太く、うち細く 偏 と ぼうの関係、 均一性… … 「東」はひとつ、デザインの基本となるので始めに作られるそう。 「国」からの字種拡張、すでに作り終えた文字のエレメントを利用しつつ、漢字を増やしていく。 普段私たちの手書き文字にある筆跡の一貫性って何だろう。 無意識のフォント、ともいえるのか。これを人工的、意識的に作るととても難しいことが分かります。 作業時間は、JIS第1を作り出すとすると、8時間で20-30字、4人チームで印字テストと修整も含め、3-4ヶ月、とのこと。今後、技術の発展で、修正前までの作業はAIも可能になるだろうと述べられています。 そして、ひらがな。 ふところ、エレメント、大きさ… 組版、 各フォントを特徴づけるポイントとして、 骨格: クラシックーモダン 粘着度: うねり、複雑 ー簡潔 速さ: 動的ー静的 横文字にしたときの調整も必要になってくるらしい! なぜなら、横文字にすると、有機的な文字のメリハリがない=リズム感がなくなってしまうとか。 ほんとうに深いですね。 当たり前のように使っているいろいろなフォント。 見慣れた文字を眺める視点が新たに加わりました。

Posted by ブクログ

2023/07/11

街場のコロナ後論といった具合だろうか。 内田樹の著書はいつでも政治を論破して気持ちいい。 この読み方は危険!

Posted by ブクログ

2022/12/30

ぼくは理系脳なので、理屈と理論とか言われると、ついつい科学的&即物的な方向へ脳が漂流していってしまうのだが、なるほどこういった理屈、理論もあるのだな、と感心しつつ読んだ。もちろん科学理論と違って実験などによって証明ができないから、著者の言っていることが正しいのかどうか客観的に判断...

ぼくは理系脳なので、理屈と理論とか言われると、ついつい科学的&即物的な方向へ脳が漂流していってしまうのだが、なるほどこういった理屈、理論もあるのだな、と感心しつつ読んだ。もちろん科学理論と違って実験などによって証明ができないから、著者の言っていることが正しいのかどうか客観的に判断するのは難しい。そういう意味では理屈とか理論というより、主張といったほうが正しいのだろう。著者の主張すべてに同意するわけではないが、なるほどそういう見方をすればいいのか、と思うところが結構あって面白かった。ちなみに折々に書いた文章をリライトしつつ一冊にまとめたもので、特に「コロナ後の世界」にフォーカスをあてて書いているわけではない。 現状の日本や安倍政権(やそれに続く自民党政権?)への批判がぎっしり。批判は結構だし、なるほどもっともと思うところもあるのだが、こう悪口(という言い方は適当ではないが)ばっかりだと、この人ひょっとしたらただの文句言いオヤジなんじゃないかという気もしてくる。著者から見ると、1から10まで箸にも棒にもひっかからない最悪政権だったのだろうか? だとすれば、もうちょっとましだった政権は過去にあったのだろうか? それともずっとダメだったんだろうか? この人が褒める政権ってどんなものなんだか知りたい。

Posted by ブクログ

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