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タクシードライバーぐるぐる日記 の商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

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2024/08/10

大変じゃない仕事なんて無いだろうが、イメージとして苦労の多い気がしていたタクシードライバー。それは接客業かつ運転に伴う緊張から来る印象のように感じる。実際にこの本を読んでみて、想像以上の苦労話がもちろんあったが、意外とポジティブな面もあった。接客業たるもの良くも悪くも人と人との接...

大変じゃない仕事なんて無いだろうが、イメージとして苦労の多い気がしていたタクシードライバー。それは接客業かつ運転に伴う緊張から来る印象のように感じる。実際にこの本を読んでみて、想像以上の苦労話がもちろんあったが、意外とポジティブな面もあった。接客業たるもの良くも悪くも人と人との接し方次第なのだな、と痛感した。 話の中に出てくるとある人物の「人生短いのだから、なんでも楽しんだほうがいい」というような発言が気に入っている。

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2024/06/04

面白かった 今度タクシー乗る時に運転手さんに優しくしようと思った でも、運転手がずーーーっとべらべら話してきて嫌な思い出もあった

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2024/05/09

文字通りタクシードライバーの日記。 15年前とはいえ、都心のドライバーの実態についてカッコつけすぎず、卑下せずに淡々と描いていた。

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2024/04/12

面白かった。 哀愁ある。タクシードライバーの方1人で書いたの?文章うまいなー。 考えさせられる。65歳でおひとり様になるイメージが湧いてくる。 特に印象に残ったのは母の最期。 「人は背負っているものがあると、そのために自分の限界以上の力が湧いてくるのだと言う。 私が背負ったもの...

面白かった。 哀愁ある。タクシードライバーの方1人で書いたの?文章うまいなー。 考えさせられる。65歳でおひとり様になるイメージが湧いてくる。 特に印象に残ったのは母の最期。 「人は背負っているものがあると、そのために自分の限界以上の力が湧いてくるのだと言う。 私が背負ったものの一番は母だった。心身ともにへとへとになって帰宅しても、仕事で良かったことだけを話して、気楽でやっているようにふるまった。母がいなければ15年のあいだ、タクシードライバーを務められなかった」

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2023/11/22

50歳で家業が倒産、その後タクシードライバーになった方の話。 最初に書いてあった二人で一台の車を使うこと、全く知らなかった。常識なのでしょうか? 東京都から出たら客を拾えない、そんなルールまであるとは。 大変なことも多かったのでしょうが、人徳のおかげで大きなトラブルに巻き込まれる...

50歳で家業が倒産、その後タクシードライバーになった方の話。 最初に書いてあった二人で一台の車を使うこと、全く知らなかった。常識なのでしょうか? 東京都から出たら客を拾えない、そんなルールまであるとは。 大変なことも多かったのでしょうが、人徳のおかげで大きなトラブルに巻き込まれることもなくドライバー人生を終えることができたとのことで、それは良かった。 読みやすい文章なのであっという間に読める。

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2023/10/11

上品な文章でとても読みやすかったです。 知り合いはタクシードライバーをやっていたけど、 改めて大変だったんだろうなぁと感じさせられました。 自分の仕事も似た所があり、接客には苦戦している。著者のような丁寧な接客ができたらいいのだが。

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2023/09/11

50歳でスタートし、65歳でリタイアするまでの15年間の体験を書きまとめた。私には私にしか書くことができない事実や思いがある。 ●第1章「その筋の人」より● 明らかに「その筋」、今の言葉でいう「反社」と思われる人が手をあげている。夜11時すぎ、浅草の路地裏だった。本来なら知らない...

50歳でスタートし、65歳でリタイアするまでの15年間の体験を書きまとめた。私には私にしか書くことができない事実や思いがある。 ●第1章「その筋の人」より● 明らかに「その筋」、今の言葉でいう「反社」と思われる人が手をあげている。夜11時すぎ、浅草の路地裏だった。本来なら知らないふりをして、そのまま通りすぎたいところだが、ばっちり目が合ってしまっている。これで目を逸らすわけにはいかない。停めてご乗車いただく。いつもどおり丁寧に接客する。伝えられたのはワンメーターもいかないくらい近くのクラブだった。 そこに到着すると、「ちょっと行ってくるから、ここで待ってろ。逃げるなよ。会社と名前は覚えたからな」 運転者証を確認しながら、そう言う。憶測だが、以前に関わり合いになりたくないと思って、待ての指示を無視して料金もとらずに逃げたタクシードライバーがいたのだろう。私も数百円の支払いならば、とらずにこのまま逃げてしまいたい。しかし、そう言われれば、もう逃げるわけにはいかない。●もくじ● まえがき――最高年収556万円、最低年収184万円 第1章 汗と、涙と、罵声の日々 某月某日 採用基準:私のタクシー会社選び 某月某日 タクシー業界のイロハ:つどう〝エリート〟 某月某日 二種免許試験:地図とにらめっこ 某月某日 初乗務:ヨレヨレ班長は強い味方 某月某日 身の上話:小規模卸の悲劇 某月某日 売上げの60%:知らないルールだらけ 某月某日 女性ドライバー: 「うちの女性はきついよ」 某月某日 新人です:舌打ちしたい気分 某月某日 プロなんだから: 「俺に道案内させるのか! 」 某月某日 成績優秀者たち:古だぬきの教え 某月某日 勝手な思い込み:やっていいこと、ダメなこと 某月某日 その筋の人: 「ここで待ってろ。逃げるなよ」 某月某日 お褒めの言葉: 「ワンメーターでいいですか?」 某月某日 トイレは我慢: 「頻尿」脱出術 第2章 ドライバーの事情、お客の事情 某月某日 探しに出るか、待つか:ライバルたち 某月某日 クラスメイト:なぜ話しかけられなかったのか? 某月某日 商売あがったり:酔っぱらいの絶叫 某月某日 あなたは幸せ? :一緒に暮らした母の問い 某月某日 ルーティーン:私の、ふだんの一日 某月某日 最長不倒:お客を信じる?信じない? 某月某日 パチンコ狂:タクシー乗務なら72時間 某月某日 借金王: 「わざと自爆事故をして…」 某月某日 ほら、来た:典型的な詐欺師の手口 某月某日 必死の説得:チケット客は上得意 某月某日 祈らずにはいられない:さまざまなお客 某月某日 スカウト:老紳士の、ある提案 某月某日 小さな常連客:世間知らずのお坊っちゃん 某月某日 化かしあい:特別地区・銀座 某月某日 奴のウソっぱち:庶民の味方の正体 某月某日 ドラマ出演:10時間待って10分の仕事 第3章 警察なんて大嫌い 某月某日 違反切符:ニコニコ顔の警察官 某月某日 ソープランド:人生悟った如来さま 某月某日 クレーマー:ベテラン職員の解決法 某月某日 居眠り運転:心配性なお客 某月某日 名演技: 「今日のところは見逃してください」 某月某日 個人タクシー:プロ中のプロの誇り 某月某日 忘れ物:お届けはサービスか? 某月某日 東日本大震災:何もかもが異常だった 某月某日 釣りはいいよ:気づかいの人びと 某月某日 街宣車:お客の鈍感力 某月某日 オイシイ仕事:サザンのコンサート行き 某月某日 うるんだ瞳:助手席に乗ってきた彼 某月某日 詭弁:最低のお客、アヤシイお客 某月某日 タクシー賭博:大相撲東京場所の楽しみ 某月某日 傍若無人:恐ろしい策略 某月某日 母の最期: 「表」だけを見せて逝った 第4章 さよならタクシードライバー 某月某日 最高営収:12月、金曜日の奇跡 某月某日 決定的な出来事:一過性黒内障の疑い 某月某日 退職:おひとりさまの暮らし 某月某日 尊敬のまなざし:シルバーの駐輪場整理員募集 某月某日 嘆きのコロナ:現役ドライバーの告白 あとがき――4万人以上の人と接して

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2023/08/14

一気に読める。 仕事の大変さはとても伝わってくる。 その筋の人、吉原の人、酔っ払い、支払わない人などなど。

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2023/06/24

表題通りタクシードライバーの日常を描いた日記的な内容。日々同じようでいて、毎回違うお客さんを違う場所に運ぶ仕事は飽きることがないだろうなと思う。文書が読みやすくあっという間に読み終わった。

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2023/04/14

ドキュメント日記シリーズのタクシードライバー篇。 普段タクシーに乗らないのもあって、知らない世界を覗く気分でした。 ドライバーは1台のタクシーを交互に使う、1か月12日勤務だが1勤務が15時間(休憩3時間)、タクシー内で事件が起きていることを知らせるサインがあるなど、タクシーの裏...

ドキュメント日記シリーズのタクシードライバー篇。 普段タクシーに乗らないのもあって、知らない世界を覗く気分でした。 ドライバーは1台のタクシーを交互に使う、1か月12日勤務だが1勤務が15時間(休憩3時間)、タクシー内で事件が起きていることを知らせるサインがあるなど、タクシーの裏側が面白かったです。 また、決しておごらず常に謙虚で、接客を最も大事にし、親孝行者な著者の人間性が伝わってきて、社会みんながこうだったら平和なのに、と思いました。

Posted byブクログ