きみはだれかのどうでもいい人 の商品レビュー
一気読みしました…。わたしはこの本に救われるに違いないと思いながら。 この中に出てくる人物では、田邊さん以外の人の考えていることや行動、思っていることなどに、「これはわたしかもしれない」と思いました(人も信号機みたいにわかりやすくすればいいのにと言った須藤さん含め)。嫌いじゃな...
一気読みしました…。わたしはこの本に救われるに違いないと思いながら。 この中に出てくる人物では、田邊さん以外の人の考えていることや行動、思っていることなどに、「これはわたしかもしれない」と思いました(人も信号機みたいにわかりやすくすればいいのにと言った須藤さん含め)。嫌いじゃないけど、田邊さんだけは全然わかんなかったです笑。 ある一時期の職場で起きたことをいろんな視点から語る話ですが、みんな自分のことで精一杯で、誰かが誰かを傷つけていて、酷いことを言ったり、それを聞いたり。誰かが誰かのことだけを大事にしたり、心温かいどんでん返しがあったりなんかはせず、「やはり人間の世界ってこんなもんなんだな」と思えました。 自分の職場で起きていることに毎日悩み、自分の立場を考えて発言したり、周りの人間関係に胸を痛め、自分はちゃんとしていよう、真面目に真摯に向き合おう、と必死に頑張ってきました。みんな誰かの大事な人、と思いながら。でもそんなふうに真面目に頑張っても、人を傷つけているし、ちゃんと人には嫌われている。なんか少しだけ気持ちが軽くなりました。皆さんの感想読んでると、救われると思っているのは珍しいのかな?いつも優しく、余裕があって、誰にも好かれて仕事もできる人間になれるような人間ではないのは自分がよくわかっているので、もう少し、他人はそこまでわたしのことを大事には思っていない、「知らねぇよ」と思いながら生きようと思いました。
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強烈なタイトル。 誰だって自分のことで精一杯で、周りの人の事を対して気に留めていない。 「つらい時につらいと言ったところで、もっとつらいが返ってくるだけで、あたしはやっぱりそうだなと、思ったのだ。」 人の辛い話を自分の苦労自慢で塗り替えようとしてくる人はいるし、自分もついついやってしまう事がある。反省。。
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Kindle 最後の第4章が読みづらかったけど、1〜3はサクサク読めました。役所ならではの感じが出てる。
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腹立つ相手がいても、「この人も誰かの大事な人なんだよな…クッソー…」と 自分を律する話は よく聞く。 そうやって自分を律することがよい と習ったわけではないけれど この流れをよく聞くから なんだかそうすることが正解なんだと思っていた。 このタイトルを見てまず、「確かに」と思った。 誰かの大事な人かどうかは そもそも不確かで、 どちらかというと「誰かのどうでもいい人」な場合の方が高いんだよな。 ひとつの職場の、 4人の登場人物の主観に分けて、 4章から成る本書。 ちなみに、 「君はだれかの大切な人」というフレーズは出てくるけれど 「どうでもいい人」というフレーズは、直接的には出てこない。 どの章のどこでそういう風に感じるのか、 はたまた 始終そういった目で本書を読み進めるかは、 読者にゆだねられているように思う。 もしかしたら感じない人もいるかもしれない。 最後まで「でもやっぱり、目の前の相手は 誰かの大切な人だよ」と思う人もいるんだろうな…。 誰の主観にも共感できるという内容ではなかったけれど、 客観視する『他人の様子』は 「こういう人、どんな職場にもいるよなあ」と感じさせられた。 本書に登場する"堀さん"という総務部主任·お局様。 やること、なすこと、言動… 私の職場にもかつて存在したお局様 そのままの人過ぎて吃驚した。 実在するお局には 「こんな人っているんだな~。ここまでこの状態で生きてこれたってことは 皆に大事にされてきたんだな~」 などと思ってやり過ごしていたけれど、 こんな人、どんな職場にも1人は存在するのか?!笑 どこも大変だな…と思った。 堀さんは4章で主観になるんだけれど、 実在するお局も、 もしかしたらこんな風に物事を見ているんだろうか… いや彼女に限ってそれは… なんて思ったり。 まあ、堀さんのように思っていようが、思っていまいが… それは彼女に対して 私がとやかく言っていい理由にはならないよな。と 改めて思ったり。
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インパクトのあるタイトルがきっかけ。 読み進むにつれだんだん生き苦しく感じられるけど、先が気になり読まずにはいられない。 曇り空の下を歩いていて最後まで晴れ間が見えなかった感じだった。 心に病を患った須藤深雪は一般的に「仕事のパフォーマンスの低い人」。 須藤深雪を通して同じ職場...
インパクトのあるタイトルがきっかけ。 読み進むにつれだんだん生き苦しく感じられるけど、先が気になり読まずにはいられない。 曇り空の下を歩いていて最後まで晴れ間が見えなかった感じだった。 心に病を患った須藤深雪は一般的に「仕事のパフォーマンスの低い人」。 須藤深雪を通して同じ職場の4人の女性の視点で描かれた連作短編集。 何度も同じミスをしたり、仕事が遅いとついつい強い口調で注意したりしてしまう。 相手を傷付けないように「目の前の人が自分の大切な人だったら」と思って接するのも良いことだと思うけど、自分の周りの人全員をそんな風に四六時中考えていたら疲れてしまい生きていけない。 心に余裕のある人か神様のような人でないと難しい。 気をつけてはいるけど無意識に人を傷つけているかもしれないし傷付けられてもいる。 同じ職場で同じ景色を見ていても見る角度が違えば見える景色はこんなにも変わってくる。 それぞれの女性達の心の奥底の無防備な急所がじわじわと暴かれていく様が痛ましい。 SOSを発信したいけど上手く出来ない人もいる。 バナナココアが信号だったなんて誰も思わない。(須藤深雪らしいけど) そんな生きずらさがヒリヒリと伝わってくる。 「そんなの知らねぇよ」口には出さないけど言いたくなる気持ち良くわかる。 この本は奥が深くて面白いがメンタル強めの時にしか読めそうにない。 誰一人救われた感がなく、読後疲労感だけがずっしりと残った。
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「あの子」「あの人」など代名詞が交錯したり、作品上必要と思われるエピソード的なものが文中にいきなり挿入されるなど、非常に読みにくい小説であった。読むなら一気読みが良いだろう。 私は、障害児学校が養護学校と呼ばれた時代に、病弱肢体不自由児の学校に勤務していたが、若い同僚には「背中...
「あの子」「あの人」など代名詞が交錯したり、作品上必要と思われるエピソード的なものが文中にいきなり挿入されるなど、非常に読みにくい小説であった。読むなら一気読みが良いだろう。 私は、障害児学校が養護学校と呼ばれた時代に、病弱肢体不自由児の学校に勤務していたが、若い同僚には「背中で見せる」だけでなく、怒鳴り散らすこともあった。「トイレのベッドに寝かすのに、生徒だけにしたらあかん」「食事中は目を離したらあかん」等々。肢体不自由訓練の仕方でもやってはいけないことの注意もよくした。 この小説は、舞台が税金事務所だが、別のところで一時期年金事務所の年金経歴不記載の問題があって政治問題化したが、こういう職場では大丈夫だったのだろうか。看護師さんなどの医療現場ではどうなのだろう? これは小説だと割り切って読めばそれなりに面白かった。でもカバーにある「共感度MAX新感覚同僚小説!」は「新感覚同僚小説!」にとめておいてほしい。少しだまされたような…。
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職場のリアルな感情が溢れんばかりに出てきます。できる若手、出来損ないの若手、要領のいい陰口おばさん、完璧主義のTheお局様。それぞれの立場の想いや言い分が分かります。 弱肉強食を、まざまざと見せつけられます。 須藤さんは挙動やイジメられ方から、発達障害の傾向があるのかと思ったら、...
職場のリアルな感情が溢れんばかりに出てきます。できる若手、出来損ないの若手、要領のいい陰口おばさん、完璧主義のTheお局様。それぞれの立場の想いや言い分が分かります。 弱肉強食を、まざまざと見せつけられます。 須藤さんは挙動やイジメられ方から、発達障害の傾向があるのかと思ったら、そうではなかったのですね。 渡邊さんは私が一番厄介に感じるタイプ。わかりやすいSOSだったのに皮肉な結果だと思う。自業自得と思うのは私の性格も歪んでるのかな。 須藤さんが結局一番強いのかも。 わたし的に時期的なものもあるのかもですが、読んでて非常に疲れてしまいました。 こういう本は高カロリー消費するので読む側のコンディション次第でも受け止め方が大きく変わるかもですね。
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地方の県税事務所が舞台。職場でのやり取りや人間模様、ストレスのあり方はリアルである。職場では様々な人が、当たり前のように働いているがその内側は様々。だからこそ難しい。
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同じ職場で働く年齢も立場も違う4人の女性たち。 見えない刃でお互い傷つけ、行き場のない怒りが交錯する。どうでもいい人と突き放せたら楽だけど、そうはいかないのが現実。人間関係のややこしさ、この話から漂うヒリつきがリアルで引き込まれました!
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タイトルからすでに不穏な響き 自分にとって大事な人であっても、他の誰かから見たらどうでもよかったりする それは、私自身出会っても同じこと 職場なんてどうでもいい人ばっかり、と私が思ってると同時に、私もきっとどうでもいい人と思われている どうでもいい、と思っていたからといって...
タイトルからすでに不穏な響き 自分にとって大事な人であっても、他の誰かから見たらどうでもよかったりする それは、私自身出会っても同じこと 職場なんてどうでもいい人ばっかり、と私が思ってると同時に、私もきっとどうでもいい人と思われている どうでもいい、と思っていたからといって 人を傷つけていい理由にはならないと思うけれど、無意識にしてしまうことはあるわけです なんか、その場面場面で ちょっとわかるなぁと思う
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