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カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2022/07/20

私には全員の関係性があついようでさめてる風にかんじたからもう少し大人にならないと面白く読めないかも BBCで実写化のキャスト見たらメリッサが頭の中で想像してた女優やった

Posted byブクログ

2022/06/27

大学生のフランシスとボビーは、元恋人同士だが、今は親友として二人で詩のパフォーマンスをしている。ジャーナリストのメリッサと知り合いになり、才能を見込まれ家に招かれる。そこでメリッサの夫の俳優のニックと出会い、フランシスはニックが忘れられなくなる。フランシスとニック、ボビーとメリッ...

大学生のフランシスとボビーは、元恋人同士だが、今は親友として二人で詩のパフォーマンスをしている。ジャーナリストのメリッサと知り合いになり、才能を見込まれ家に招かれる。そこでメリッサの夫の俳優のニックと出会い、フランシスはニックが忘れられなくなる。フランシスとニック、ボビーとメリッサ、フランシスとボビー、それぞれの関係が微妙に絡まり合っていく。 こんなふうに書くと軽いストーリーと思われそうだが、なかなか深かった。そして、刺戟的でいろいろ考えた。良かったんだけど、私にはハードル高いかも。

Posted byブクログ

2022/06/22

彼がいつものように全部小文字でメールを書いていたので、気が楽になった。こんな緊迫した状況で大文字を使われたら、もっと大事件に感じたことだろう。

Posted byブクログ

2022/05/10

2022年5月 読みやすい文章でどんどん読めてしまうが、読み進めて没入してしまった時の面白さというか刺激が強すぎてなかなか読み進められず、休み休み読んだ。 読み終わった今、わたしは何かに打ちのめされている。 ダブリンが物語の舞台であり、メインの登場人物は、裕福な白人である。主人公...

2022年5月 読みやすい文章でどんどん読めてしまうが、読み進めて没入してしまった時の面白さというか刺激が強すぎてなかなか読み進められず、休み休み読んだ。 読み終わった今、わたしは何かに打ちのめされている。 ダブリンが物語の舞台であり、メインの登場人物は、裕福な白人である。主人公のフランシスとボビーは学生で、資本主義を否定し、左翼的な考え方の持ち主だが、恋愛感情は、人間の心の関係は、社会の倫理的観念も自分たちの政治的信念もあっさり超えてくる。 裕福さとは何だろうと思う。物語の途中で登場する、自分たちを「支配者階級である裕福な白人」と自認している大人たちが自分の裕福さのために、権力を持った人に媚を売る。たとえその人が嫌なやつでも最大の努力でもてなす。失礼な言動についても我慢する。大人の対応を気取ったって惨めだ。 フランシスは後ろ盾になってくれるような裕福な家があるわけではないので、1人でなんとかしないといけない。不安も多い。でも若く、才能溢れ、自由である。

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2022/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーや起こるできごと、ひりひりするような若さは超普遍的でありつつも、登場人物の設定や関係性、ディテールの描写は超現代的で、とてもおもしろかった。また、文章が読みやすく、ぐいぐい読んでしまった。 知的ユーモアあふれるフランシスの視点が本作の大きな魅力だと思うのだけれど、若さゆえか主観的な評価と周囲の反応が食い違っていることも多いのがスリリングで、フランシス本人を含めキャラクター造形を想像する作業がとても楽しかった。

Posted byブクログ

2022/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

知的なフランシスはニックとの仲が深まるにつれて自分を失っていく。一人で問題を抱え込んでしまうところがあり、すれ違いからニック、ボビー、メリッサとの人間関係が変化していく。人生経験が少ないからかあまり登場人物に共感出来ず、期待し過ぎたのかあまり自分とは合わなかった。でも他の人の感想を見ると自分が思っているようにも奥深い作品なのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/02/01

様々なタイミングでバランスが変わるシーソーのような人間関係。読んでいくうちに、あれ、地固まつまちゃうの、と少々物足りなさを覚えたけれども、この展開は(笑)。生きている限り、人と人とは触れあい、作用して、刻一刻と変わっていくのでしょう。 「カンバセーション」というのは通り一辺「会話...

様々なタイミングでバランスが変わるシーソーのような人間関係。読んでいくうちに、あれ、地固まつまちゃうの、と少々物足りなさを覚えたけれども、この展開は(笑)。生きている限り、人と人とは触れあい、作用して、刻一刻と変わっていくのでしょう。 「カンバセーション」というのは通り一辺「会話」「おしゃべり」と捉えていたけど、作中にも出て来るけれども、「交際」という意味もあるんだね。 変化というのはよいことばかりではなく、更に、固定しないことで安住の地ではいられないのだけれど、それでも、生きているってことだよなあ。とりあえず、感想メモ。

Posted byブクログ

2022/01/19

ヤングアダルトかと思って読んだらめちゃ大学生な話で、私には誰の立場も感情もしっくりこなくて孤独感を味わった。気まずい相手がいる旅行とかそもそも行かないしなぁ… でも作中で『フランシス・ハ』が出てきて、あ〜この話はフランシス・ハだったのか!と分かって、ふたりの像がようやく結べた。最...

ヤングアダルトかと思って読んだらめちゃ大学生な話で、私には誰の立場も感情もしっくりこなくて孤独感を味わった。気まずい相手がいる旅行とかそもそも行かないしなぁ… でも作中で『フランシス・ハ』が出てきて、あ〜この話はフランシス・ハだったのか!と分かって、ふたりの像がようやく結べた。最後の最後でパートナーシップのあり方についても模索していて、あ〜そういうこと!!と… 感覚で沁みてこないのはNot for me だったということだろうし、フランシス・ハ的な物語ならむしろドラマで描かれた方が楽しめる気がするので、ドラマ楽しみです。子宮内膜症ってアメリカではそんな知られてないの??

Posted byブクログ

2021/12/07

21才頃のアイルランドの知的な女子大生とさらに知的で美しいレズビアンの友達、そこに入り込む気弱なイケメン俳優と作家の妻の夫婦の間の人間関係をメインにゆっくりと少しづつ人間関係が動いて戻ってまた動いてしていく。ゆったりとした、だけど感情の起伏は激しい物語の流れの中で人と人の間の微妙...

21才頃のアイルランドの知的な女子大生とさらに知的で美しいレズビアンの友達、そこに入り込む気弱なイケメン俳優と作家の妻の夫婦の間の人間関係をメインにゆっくりと少しづつ人間関係が動いて戻ってまた動いてしていく。ゆったりとした、だけど感情の起伏は激しい物語の流れの中で人と人の間の微妙なつながりやずれが詩的にに描かれる。会話と地の文が一続きになったクールな文体が不思議と癖になり、性別も年も違う主人公の心になんとなく寄り添ってしまう自分がいた。

Posted byブクログ

2022/12/08

「年上の既婚男性と不倫」という枠にはめたくなるけど、二人や取り巻く人たちにそれぞれの事情があって、全く一筋縄ではいかないというのがリアルだった。ニックとの関係に悩むフランシスの本音とか、完全無欠の勝者のようなメリッサが見せる弱さとか、共感するところも多く、登場人物たちに感情移入し...

「年上の既婚男性と不倫」という枠にはめたくなるけど、二人や取り巻く人たちにそれぞれの事情があって、全く一筋縄ではいかないというのがリアルだった。ニックとの関係に悩むフランシスの本音とか、完全無欠の勝者のようなメリッサが見せる弱さとか、共感するところも多く、登場人物たちに感情移入して読めた。

Posted byブクログ