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推理大戦 の商品レビュー

3.8

72件のお客様レビュー

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    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2021/10/13

少年マンガ的な面白さ。 ミステリやトリック要素は低い。しかしチート能力を持つキャラ達によりカサ増し表現されている。 だから本格派のミステリ読者には物足りないかもだが、割り切ればサクサク楽しんで読める。

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2021/10/07
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超一流の名探偵を何人も出したうえで、読者を驚かせるためには、作者は名探偵たちの裏を書かなければいけない。得意分野が異なる何人もの探偵たちの上を行く方法の一つとして、「お釈迦様の手のひらの上」作戦くらいしかないよねと思う。相沢沙呼『medium』とはぜんぜん違うけれど、ひっくり返されてスカッとしたいというのは、ミステリ読みの性なのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/10/05

個性的な名探偵たちも好きだったし、伏線回収と言いますか最終的な結論の導き方も論理的な感じで良かった。 まぁでも、アンデレが1番お気に入り。 図書館で早めに見つけられて良かった

Posted byブクログ

2021/09/30

様々な能力をもったアペンジャーズみたいな人間達がが日本で発見された聖遺物獲得ゲームに参加するために北海道へ終結! 前半は各国参加者の能力紹介の短編。 AIを操るもの、他人の嘘が100%見抜けるもの、 五感全てが常軌を逸してるもの、声色を変えて相手を服従させるもの、瞬間記憶や超...

様々な能力をもったアペンジャーズみたいな人間達がが日本で発見された聖遺物獲得ゲームに参加するために北海道へ終結! 前半は各国参加者の能力紹介の短編。 AIを操るもの、他人の嘘が100%見抜けるもの、 五感全てが常軌を逸してるもの、声色を変えて相手を服従させるもの、瞬間記憶や超速思考回路をもつもの。 これらを紹介する章はとても面白かったが、実際の対決はかなりがっかりするものだった。 対決が薄いし、一人が推理すれば他の参加者よ り簡単に論破されるし。そもそもあんま能力発揮できてない フリが凄すぎて落ちがつまらなく感じる作品だった。 結末もダイジェストの如くあっけなく終わっていくし、若干不満足の作品だった。

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2021/09/29

とある「聖遺物」の所有権を賭けて、日本で開催される推理ゲーム。そこに集結した、とてつもない特殊能力を持った名探偵たち。もうあまりに豪華すぎるミステリにわくわくしてしまいます。誰が勝ってもおかしくないけれど、むしろ誰がこの中で抜きんでるというの? というぐらいに個々の能力が凄すぎて...

とある「聖遺物」の所有権を賭けて、日本で開催される推理ゲーム。そこに集結した、とてつもない特殊能力を持った名探偵たち。もうあまりに豪華すぎるミステリにわくわくしてしまいます。誰が勝ってもおかしくないけれど、むしろ誰がこの中で抜きんでるというの? というぐらいに個々の能力が凄すぎてたまりません。彼らの一人を主役に長編か連作短編集一冊を書けるのではないですか? なんといってもキャラクターもユニークで魅力的。アンデレとユダの喋りとか、高崎のボケツッコミとか、会話のテンポとユーモアも抜群。個人的にはボグダンがお気に入りです。能力も凄まじいけれど。なんだか彼、いろいろな面において可愛いんですよねえ。 そんな名探偵が集結した中で起こった殺人事件。各名探偵の推理が指し示す犯人は、これまた各名探偵。いったいどうなるのか予想もつかない混戦状態の中で、新たに判明する真実の数々。うわー、まさかそんなことが! 誰が勝つのかも気になるけれど、それ以上に次々繰り出される推理の乱れうちが実に楽しい一冊です。

Posted byブクログ

2021/09/22
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スーパー能力を持つ人たちが集まって謎解き(と思ったらタダの強盗殺人事件)をする物語。 ・アメリカの少女探偵。エンジニアで多数のAIを使って画像分析やハッキングを行い、論理的に犯人を見つける。 ・ウクライナのおっさん探偵。思考を最大限に高め、1秒で常人の数分の推敲を行える。また思考を高めると行動も止まって見えるため、喧嘩も負けない ・日本からは警察犬のトレーナー。と見せかけて、五感が全てずば抜けている女。嗅覚がヤバすぎて、空き巣に入った人の行動が全て臭いからわかる。 ・ブラジル人少年は、嘘を100%見抜ける。あなたが犯人か?と聞けばその回答で犯人がわかる。 全員が映像記憶の能力も持っているが、能力を過信して踊らされまくる。タダの強盗殺人事件を問題にしたのは主人公の別人格だったというはなし。 まあ、面白かったけど、そこまででもないかなぁ

Posted byブクログ

2021/09/21
  • ネタバレ

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読み終わってしまった! もっと読んでいたかった! キャラクターがそれぞれとても個性があり、皆が愛すべきキャラというのもなかなか珍しいのでは? 名探偵の能力紹介の章で、既に面白く、各名探偵の事件譚としてそれぞれ一冊ずつ書いて作ってほしいとすら思った。 純粋に聖遺物をめぐる争いになるのかと思いきや、話は予想外の方向へ。 名探偵1人1人が推理を広げていく。が、どの推理にも穴があり犯人は誰だという展開へ。 まさかの多重人格!笑 ちょっとルール違反な気がしないでもないけど、それはそれで面白かったからよし。肝心の聖遺物の方は偽物で、名探偵たちは肩透かしを喰らうものの、残り時間を日本観光で楽しむのが、また愛着がわく。 個人的にはボグダンが好き。

Posted byブクログ

2021/09/10
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【収録作品】序章/アメリカ合衆国 ロサンゼルス郊外/ウクライナ キエフ中心部/日本国 東京都千代田区/ブラジル連邦共和国 サンパウロ・ピニェイロス地区/決戦 北海道上川郡筆尻村  日本のある富豪が発見したという「聖遺物」を手に入れるため、世界中のカトリックそして正教会は、「名探偵」を派遣する。迎えるのはその富豪である祖父の遺言でゲームを行うことになった廻と彼のいとこの大和、そして弁護士の山川。  名探偵たちが一堂に会したあとで起きた殺人事件は、ゲームなのか。  前半は各地の名探偵たちの紹介、後半が推理合戦。  名探偵たちのキャラと特殊能力がユニークで、前半のワトソン役たちを含め誰もが魅力的。これ一作では勿体ないくらい。  お約束どおりの展開が小気味よい。

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2021/09/09
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この作家さんの他の小説、いくつか読んだことがありますが、どれもライトノベルに良く似せた本格ミステリという印象。 今回は本格ミステリに良く似せた、エンタメですね。とは言え登場人物一人一人のキャラも抜きんでていて、読んでる最中の楽しいこと楽しいこと! 読み終えるのが勿体ない。エンドレスにこの人達と推理と特殊能力の狭間で戯れていたかった!という印象です。 この登場人物で、また他の事件も出てきたらなぁ~犯人があの人だから……… おっともう、これ以上は語れないですね。

Posted byブクログ

2021/09/04

祖父が立ち上げた「聖遺物争奪ゲーム」。世界中の「名探偵」たちを集めて、祖父が考えた「問題」にいち早く正解すると、聖遺物がもらえるという。 そうして、集められた「特殊能力」を持った「名探偵」たち。舞台は北海道のある村。そんな時、予想だにしない事件が起きる。 集められた特殊能力を...

祖父が立ち上げた「聖遺物争奪ゲーム」。世界中の「名探偵」たちを集めて、祖父が考えた「問題」にいち早く正解すると、聖遺物がもらえるという。 そうして、集められた「特殊能力」を持った「名探偵」たち。舞台は北海道のある村。そんな時、予想だにしない事件が起きる。 集められた特殊能力を持った「名探偵」たちでしたが、錚々たる顔ぶれにどう解決していくのか楽しめました。 殺人がきっかけで、全員推理合戦していきますが、展開が裏の裏、そのまた裏と予想もつかない展開ばかりで面白かったです。 北海道でのシーンは中盤から始まり、それまでは、名探偵たちがいかにして集められたのか、それぞれのエピソードが描かれています。とにかくみんな特殊すぎて、現実離れしていました。でも、それぞれのキャラクター性が濃く、その人だけでも一つの作品が作れるのではと思うくらい、魅力が高かったです。今後スピンオフとして、それぞれをメインにした長編小説でもアリだなと思いました。 ただ、一部読みづらいパートもありました。ウクライナでは、フォントの大きさを巧みに変えていましたが、個人的には分かりづらかったです。文字も小さく、意味を理解するのに大変でした。 そして始まった推理合戦。推理としては面白かったですが、「それってアリ?」と何度も思いましたし、ちょっと反則なのでは?とも思ってしまいました。 最強のメンバーでどう化学反応を起こしていくのか。 それぞれが、それぞれの能力で論理的に披露していきますが、欠点はあるものの、鮮やかに繰り広げられていて面白かったです。

Posted byブクログ