推理大戦 の商品レビュー
それぞれの人物が素晴らしいの能力があり、各章を読むごとに、みんな最強だなと感じた上での推理合戦。非常に面白かったです。読後感も非常によいです。みんな個性的で好きですが、個人的に推しメンは高崎さんです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本タメで紹介されており読みました。 ・犯罪捜査Aiを開発した天才エンジニア(ロボットはたくさん開発してる) ・嘘が100%見抜ける天才(相手の瞳孔や筋肉の細かい動きなどで見抜く) ・五感が超人的に研ぎ澄まされた天才(日本の大阪人) ・あれやこれやの考えを一瞬で考えてしまう天才(大変疲れるらしい) ・声色を自由自在に操れる天才(専用の章は無く出番少なめ) たちの聖遺物をかけた推理バトル ミステリー界のアベンジャーズ的な感じでそれぞれが能力を使って推理する様は読んでて楽しかったです 最後のオチ 主催者の孫であるメグル君が多重人格者で、強盗事件をゲームに見せかけていた ================== 個人的に最後の後書きも結構好きで、 人間だけが持っている力は、なんでも食べちゃう、ことが書かれていてたしかに!すごい!と思いました ==================
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
謎の多い富豪の祖父は、偶然発見した「聖遺物」を賞品にしたゲームを開催すると宣言。 ゲーム開催前に祖父は急死したが、ゲームはそのまま開催されることになり、貴重なその「聖遺物」を手に入れるため、世界中の正教会たちは、各国の名探偵たちを日本へ送り込んでくる。 廻は従兄弟の大和と共にゲームの手伝いに雪深い北海道へ駆り出されるが。 アメリカのAI探偵、ウクライナのクロックアップ探偵、日本の五感探偵、ブラジルの霊感探偵のそれぞれの紹介的短編が個性的で楽しい。 某サイボーグの9人のような超人たちの活躍をもっと見てみたくなる。 ただ、決戦となったとたんにトーンダウン、アウェイなためか、皆んなが日本語をあっさりと使うことも違和感があり…。 と思って読み進めたら、ビックリで鮮やかなラスト。探偵たちの見事な連携。 事件後の補足は駆け足な気もするけれど、読後は爽やかだった。
Posted by
前半はアメリカ合衆国、ウクライナ、日本、ブラジルの探偵が特殊能力を用いて謎を解くオムニバス形式で、後半は北海道に名探偵が集結し聖遺物争奪戦を繰り広げます。各キャラクターが魅力的ですし、その特殊能力も興味深いもので、ミステリー小説として素直に楽しめました。 聖遺物を巡って推理バトル...
前半はアメリカ合衆国、ウクライナ、日本、ブラジルの探偵が特殊能力を用いて謎を解くオムニバス形式で、後半は北海道に名探偵が集結し聖遺物争奪戦を繰り広げます。各キャラクターが魅力的ですし、その特殊能力も興味深いもので、ミステリー小説として素直に楽しめました。 聖遺物を巡って推理バトルが繰り広げられる後半は、最強と思われた探偵の推理が否定されては別の探偵の推理が披露される展開で面白かったものの、特殊能力の盲点を突いた真犯人は読者が推理するためのヒントが少なくアンフェアな感が拭えませんでした。
Posted by
名探偵のそれぞれのストーリーも面白かったし、最後の聖遺物争奪戦ゲームも面白かった。何より最後がほっこりしすぎてるのと、恒例のあとがきも好き! 名探偵全員のキャラがクセありなんだけど、愛嬌ありまくりで楽しく読めたミステリ。
Posted by
いろんなタイプの探偵が集まり頂上決戦という設定は面白く、最初の個々の人物紹介はワクワクさせられたが肝心の聖杯奪還対決についてはインパクトが少し小さかったように思った。
Posted by
日本のとある大富豪が残したカトリックの聖遺物…それを巡って一夜限りのゲームをするという物語。 しかも集められたのは、各国から選りすぐられた名探偵で、しかもそれぞれには特異な能力がある。 エキスパートたちが集まると、能力を生かした推理の探り合いが始まるが、北海道のある地で起きた変死...
日本のとある大富豪が残したカトリックの聖遺物…それを巡って一夜限りのゲームをするという物語。 しかも集められたのは、各国から選りすぐられた名探偵で、しかもそれぞれには特異な能力がある。 エキスパートたちが集まると、能力を生かした推理の探り合いが始まるが、北海道のある地で起きた変死体を巡って異能バトルが繰り広げられる。 結末が意外な形になり、最後の収束具合が気持ちよかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
聖遺物を手に入れるために、世界各国の名探偵たちが集まって謎解きゲームに参加する。 各国から集まってきた名探偵は「AI探偵」「クロックアップ探偵」「霊視探偵」などと、二つ名だけでも個性豊か。 前半はそれぞれの探偵の紹介としての短編集、後半に名探偵たちが集まる推理合戦の長編という構成になっている。 短編は名探偵とその助手役の紹介で、それだけでもミステリー短編として楽しめるし、探偵の人格や能力がはっきりわかる。この名探偵たちを一人ひとりを主役にしたミステリーが他にも読んでみたくなる。 後半の名探偵が集合した謎解き合戦も、登場人物の殆ど全員が賢く冷静な名探偵であるため、非常にストレスがなく読めるつくりになっている。無能な警察役が無関係の人物を逮捕したりしないし、足の引っ張りあいも発生しない。登場人物が名探偵ということは、容疑者も名探偵であるが、互いに容疑をかけられて犯人だと名指しされても、激昂したりせずに冷静に反論するし、犯人扱いされても恨んだりはしない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名探偵アベンジャーズって感じのお話。 とある富豪がなくなり、出てきた聖遺物の所有権をかけて開催される推理ゲーム。 各国の代表となる名探偵が集まり推理対決を繰り広げる。 最初は各国の名探偵の紹介も兼ねて短編的な事件が起こり、各々の名探偵が解決していくのだけど、どの探偵たちも持っている特殊能力が、キャラクターを強く印象付けている。 それぞれが主人公のスピンオフ作品を作っても、そこそこの面白さがありそうだ。 アメリカ代表:シャーロット IT技術に長けており、自らが開発したAIによりどんな事件も解決していく。AIに変なクセを設定するのが好き ウクライナ代表:ボグダン 頭の回転が早すぎて一瞬で複数の思考、視覚処理を行えるクロックアップの能力を持つ。寝てる間には現場を再現し検証できるので1日経てば事件解決できる。ただし、ものすごく疲労するため、安眠する方法に悩んでいる。 ブラジル代表:マテウス 実家が行うカルト教団の「奇跡の子」として祭り上げられながらも、他人の嘘を見抜く霊視の能力を持って事件を解決する。 実家のカルト教団を本物にするため聖遺物の所有を目指す。 日本代表:高崎 警察犬を操るハンドラー。相棒は芝犬のハチ。実は犬よりも鋭い嗅覚を持ち、数々の事件を解決する。 強烈な関西弁を話し、ボケへのツッコミに対し厳しい。 キャラの濃い探偵たちが一同に会し、能力を駆使した推理合戦を繰り広げる。 設定からすれば胸アツな状況は間違いなく面白い。 誰もがやってみたかったようなことだろう。 金田一少年とコナンと古畑任三郎と久能整くんが一同に会すところ見たいよね。 そう、設定ははずれなしなので、問題は 「推理すべき謎そのもののクオリティー」 になってくる。 残念ながら、推理の内容そのものは個人的にはイマイチ物足りなかった。 各探偵の紹介短編を読みながらも「トリックが弱いなあ。。。本編は大丈夫かな?」と心配しながら読んでいたが、 予想に反せず、本編の推理もイマイチ弱かった印象。 せっかく色んな能力が結集しているのだから、もうちょっと見せ場があってもよかったかなあと思う。 意外性もそんなに感じなかったし。 でも、各キャラクターはとても個性的だし、今までに無いような能力(特にボグダン)なので、お話次第ではとても面白くなると思う。
Posted by
日本のある富豪が発見したという「聖遺物」を巡って、世界の名探偵たちが推理バトルを繰り広げる。 それぞれが主役級のチート能力を持った探偵で、前半は彼ら個別の活躍を描いた短編、後半で一堂に会しての推理合戦という構成。とにかく探偵たちの異能がとても楽しい。続編というわけにはいかないだろ...
日本のある富豪が発見したという「聖遺物」を巡って、世界の名探偵たちが推理バトルを繰り広げる。 それぞれが主役級のチート能力を持った探偵で、前半は彼ら個別の活躍を描いた短編、後半で一堂に会しての推理合戦という構成。とにかく探偵たちの異能がとても楽しい。続編というわけにはいかないだろうが、それぞれの探偵のスピンオフの話も書いてほしい。
Posted by