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推理大戦 の商品レビュー

3.7

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2023/07/24

記憶を消して、もう一度最初から読みたい本。 消えなくても、もう一度最初から読みたい本。 小説でこの構成ができるとは、参りました。 注釈で笑った本は初めてです。 エンタメとはどういう事かを熟知してらっしゃる。 こういうのが読みたかったんです、本当に。 名探偵それぞれのエピソー...

記憶を消して、もう一度最初から読みたい本。 消えなくても、もう一度最初から読みたい本。 小説でこの構成ができるとは、参りました。 注釈で笑った本は初めてです。 エンタメとはどういう事かを熟知してらっしゃる。 こういうのが読みたかったんです、本当に。 名探偵それぞれのエピソードが独立した短編の推理小説になっていて、1粒で何度も美味しい本です。 作者ご本人は映画を見ないと仰っていましたが、アベンジャーズシリーズを観た時と同じ興奮を覚えました。 今1番続編を希望する作品です。

Posted byブクログ

2023/06/27

探偵が挑む推理ゲーム、とは言ったものの、参加する探偵の個々の能力の説明で約200p。 キャラがぶつからずに済むも、肝心のゲームに呆気なさを感じた。 講談社ノベルスではないけど、ぽさが強い作品だった。

Posted byブクログ

2023/06/17

飽きずに最後まで読めた。どのキャラも魅力的だった。真相にはたどりつけなかったけど、天才たちの推理を読みながら、あれこれ考えるのが楽しかった。別の作品も読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2023/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『推理大戦』      似鳥 鶏 日本のある富豪が発見したという世界的にも貴重なその「聖遺物」を手に入れるため、世界中のカトリック正教会は、威信と誇りをかけ「聖遺物争奪」のために行われる、前代未聞の「推理ゲーム」に勝利するため日本に探偵を派遣します アメリカ、ウクライナ、日本、ブラジル、ロシア。選ばれた強者たちは、全員が論理という武器だけでなく「特殊能力」を所有する超人的な名探偵ばかり。まさに全員が最強しかし勝者は、たったひとりだけ。真の名探偵もまたひとり。世界最強の名探偵は、誰だ? (聖遺物とは聖者の遺体や遺品のことで、今回見つかったのは大変貴重なもの)彼らは単に推理力が優れているだけでなく、それぞれ特殊な能力を持っていて、それを謎解きに活用していくのです。普通のミステリーであれば、彼らが一人でもいれば簡単に事件が解決してしまうのではないかというくらい強力な能力の持ち主たち。しかも、そんな能力者が一同に会して推理合戦を行うという一冊ワクワクしますよね 『推理大戦』は特殊設定ミステリーですが、本作は「多重解決ミステリー」でもあります。多重解決ミステリーとは、一つの事件に対し複数の人物が推理を行い、それぞれ解答を提示するタイプのミステリーのこと。彼らはコテージで起きた一つの事件に対し、それぞれの推理を繰り広げます。たった一つの事件を一人が推理を披露するたびに、そして他の者がその推理に反証を加えるたびに事件の様相や容疑者がガラリと変わっていきます。 これこそが多重解決物のおもしろさですね特殊設定と多重解決の合わせ技、異能を持つ超人的な探偵たちがその能力を最大限に利用して論理バトルを闘い抜き、いち早く真相にたどり着いた者が勝者となるゲーム。そういった少年マンガ的スタイルをミステリーにうまく転用しています!その分、トリックや叙述的な騙し手法、犯人当て等はやや軽めと感じましたので驚きは少なめですがサクサク気軽に読めると思います 「推理大戦」あなたは最後の勝者を予想出来るか、いち早く読んで皆様もこの推理バトルに参戦して見てはいかがでしょうか・・

Posted byブクログ

2023/04/24

各国の名探偵たちが集結し聖遺物を賭けた謎解きゲームを行う話 兎にも角にも探偵たちのキャラが立っていて楽しい(特にボグダンパートの読み辛さは最高)が、 いざ本編のゲームパートに突入すると、息を呑む推理対決というよりは地味な超能力バトルといった風で肩透かし 真相も個人的にはあまり納得...

各国の名探偵たちが集結し聖遺物を賭けた謎解きゲームを行う話 兎にも角にも探偵たちのキャラが立っていて楽しい(特にボグダンパートの読み辛さは最高)が、 いざ本編のゲームパートに突入すると、息を呑む推理対決というよりは地味な超能力バトルといった風で肩透かし 真相も個人的にはあまり納得のいくものではなく、もったいなさを感じました

Posted byブクログ

2023/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカ、ウクライナ、日本、ブラジルから選ばれた一人一人違う「特殊能力」を所有する名探偵達。 彼らは聖遺物を賭け、推理ゲームを行う。 最強の名探偵の称号は誰の手に? 無限の情報量。 無限の思考時間。 超高速の演算能力。 100%嘘を見抜く。 無制限の現場検証能力。 完全無欠の情報収集能力。 どれも現実に欲しい能力ばかり。 後半は展開が読めてしまったところはあるが、前半の名探偵たちをそれぞれ紹介するエピソードが面白かった。

Posted byブクログ

2023/03/06

どんでん返し感が薄いので、尻すぼみに感じてしまう。そもそも、最終推理の元となる手がかりは、わりとシンプルで違和感を持ちやすいし、ストーリーの構成からメタ読みで真相に肉薄することは可能かと思う。 そういう意味では「推理小説」としては物足りないけど、登場人物のキャラが濃いし、掛け合...

どんでん返し感が薄いので、尻すぼみに感じてしまう。そもそも、最終推理の元となる手がかりは、わりとシンプルで違和感を持ちやすいし、ストーリーの構成からメタ読みで真相に肉薄することは可能かと思う。 そういう意味では「推理小説」としては物足りないけど、登場人物のキャラが濃いし、掛け合いの面白みもあるので、マンガやラノベによくある「異能バトルもの」としては抜群に面白い。 筆者の他作品も、飛び道具的なワンアイデアを勢いで読ませるものが多いし、そういう作風が好きなので、今後とも追いかけて行きたいですけどね。

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2023/02/01

ほんタメ!の紹介で読んだ。 ブラジルサンパウロ編がダントツで面白かった。他はあまり刺さらなかったのが残念。

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2023/01/09

今まで読んできた推理小説とは違っていてSFというのでしょうか、ファンタジー要素が強く新鮮でした。 世界各地から集まってきた天才達は、それぞれ結構なぶっ飛び能力を持っており、能力を駆使して推理するのですが、こういう推理小説も面白いなと思いました。異能バトルもののアニメの雰囲気を感じ...

今まで読んできた推理小説とは違っていてSFというのでしょうか、ファンタジー要素が強く新鮮でした。 世界各地から集まってきた天才達は、それぞれ結構なぶっ飛び能力を持っており、能力を駆使して推理するのですが、こういう推理小説も面白いなと思いました。異能バトルもののアニメの雰囲気を感じました。

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2022/09/10

祖父が主催するゲームの手伝いをする事になった弘瀬廻。ゲームの賞品が某聖人の遺骨らしいという事で各国の教会組織は確実に勝利する為、それぞれチート過ぎる能力を持つ名探偵達を派遣してきた。廻はいとこの大和を手伝いに誘い現地北海道へ。一同が集まった次の日、主催者側の一人が死体で見つかり、...

祖父が主催するゲームの手伝いをする事になった弘瀬廻。ゲームの賞品が某聖人の遺骨らしいという事で各国の教会組織は確実に勝利する為、それぞれチート過ぎる能力を持つ名探偵達を派遣してきた。廻はいとこの大和を手伝いに誘い現地北海道へ。一同が集まった次の日、主催者側の一人が死体で見つかり、その死の真相を名探偵達が推理していく。廻にとっての「名探偵」大和は彼等に対抗出来るのか?前半の各探偵達の特殊能力紹介部分が皆魅力的。「AI探偵」「クロックアップ探偵」「五感探偵」「霊視探偵」と能力のチートさにわくわくするし個性溢れていて良い。なのに後半北海道に入ってからはいくら廻視点だからとはいえ皆しょぼ過ぎないか?とちょっとがっかり。真相は違和感拾い上げてくれたので反則じゃね、とは思ったけどすっきりした。各探偵の他の活躍読みたいぞ。しかし私似鳥さん、シリーズ物相性悪いんだよなぁ。

Posted byブクログ