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推理大戦 の商品レビュー

3.7

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/05/12

題目に相応しく、推理という名の様々な銃火器がぶっ放される。ただ、結末はちょいと残念な傷跡を残された。

Posted byブクログ

2024/03/17

世界各国の名探偵が一堂に会し、聖遺物を争うという名探偵大集合ミステリ。どの名探偵も個性にあふれ、それぞれの特技を生かした推理による解決が面白かった。ただし、一番のメインになるはずの聖遺物を争う謎については、それぞれの探偵による多重解決を行おうとしているが、全体的に小物感があって尻...

世界各国の名探偵が一堂に会し、聖遺物を争うという名探偵大集合ミステリ。どの名探偵も個性にあふれ、それぞれの特技を生かした推理による解決が面白かった。ただし、一番のメインになるはずの聖遺物を争う謎については、それぞれの探偵による多重解決を行おうとしているが、全体的に小物感があって尻つぼみに感じた。すべての名探偵が出そろい、お互いに駆け引きしているところがピークだった。短編集でもいいので、個別の名探偵のエピソードの続きが読みたい。

Posted byブクログ

2024/01/08

キリストのイコンをかけた、世界各国の威信をかけた推理合戦が北海道のある別荘で開催されることとなった。 アメリカやウクライナ、日本、バチカンなどから派遣されてきた頭の切れる代表たちは、持ち前の特殊能力を駆使しながら、発生した殺人事件への推理を行う・ 雪に閉ざされたロッジ、容疑者は全...

キリストのイコンをかけた、世界各国の威信をかけた推理合戦が北海道のある別荘で開催されることとなった。 アメリカやウクライナ、日本、バチカンなどから派遣されてきた頭の切れる代表たちは、持ち前の特殊能力を駆使しながら、発生した殺人事件への推理を行う・ 雪に閉ざされたロッジ、容疑者は全員という状況の中、冷静な推理と論破が繰り返されていくのだった。 登場人物の自己紹介が割として、登場人物ごとの短編が先に来る構成。 この細かな人物詳細があることで、この推理大戦が、頂上決戦の有り様をより強く醸し出している。 どの人物も特異な能力で、その反面愛着の持てるキャラクターだ。 読んでいて清々しく、しだいに家族みたいな雰囲気すら出てくる。 事件解決後も、それぞれのキャラクターらしい後話と、ここで結ばれた親交が和やかに繋がる余韻を残し、 ミステリー小説ではあるが、なんだか微笑ましい仲間を覗いているかのような印象も受けた。

Posted byブクログ

2023/12/18

すごい能力を持った探偵(?)たち。 日本の北海道で見つかった聖遺物をめぐっての推理バトル! 前半部分がすごかっただけに、後半のオチがちょっと物足りなかった。 もっとみんなで推理バトルしまくってほしかったなー

Posted byブクログ

2023/11/24

世界的に貴重な「聖遺物」が日本で発見された。聖遺物争奪のために世界中の名探偵が集結。前半の各国の名探偵による謎解きや才能が楽しかった。

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2023/11/21

ある秘宝を「知恵比べゲーム」の 勝者に譲渡することになった という前提がまず提示され 5人の参加者がそれぞれ 集められるに至った経緯が描かれる。 この5人のうち4人の部分は 1人でひとつのミステリ小説でもあり 毛色が違う謎解きが味わえておもしろかった。 それに比べると、どうも...

ある秘宝を「知恵比べゲーム」の 勝者に譲渡することになった という前提がまず提示され 5人の参加者がそれぞれ 集められるに至った経緯が描かれる。 この5人のうち4人の部分は 1人でひとつのミステリ小説でもあり 毛色が違う謎解きが味わえておもしろかった。 それに比べると、どうも最後のゲームが 私の好みの「謎解き」じゃなかったなぁ。

Posted byブクログ

2023/11/15

これは楽しい!世界的に貴重な聖遺物をめぐって、名探偵たちが推理合戦を繰り広げる。その探偵たちはみなそれぞれ、ほとんど超能力と言っていい特殊な力の持ち主で…。これはもうケレン味たっぷり、と言うよりケレン味しかない設定で、普通なら紹介文だけでパス。でも似鳥鶏さんだから、迷わず手にとっ...

これは楽しい!世界的に貴重な聖遺物をめぐって、名探偵たちが推理合戦を繰り広げる。その探偵たちはみなそれぞれ、ほとんど超能力と言っていい特殊な力の持ち主で…。これはもうケレン味たっぷり、と言うよりケレン味しかない設定で、普通なら紹介文だけでパス。でも似鳥鶏さんだから、迷わず手にとって、期待通りとってもおもしろかったのだ。 名探偵たちの「力」が語られる前日譚の段階でワクワクする。どの人をとっても主人公としてシリーズができそうで、もったいないほどのネタの大盤振る舞い。特にウクライナのボグダンの章がいい。能力も勝利への切実さも、ピカイチではなかろうか。 最終盤の展開は、そうかこう来ましたかというひっくり返し方で、ほとんど反則でしょと思いつつ、イヤな感じは全然無い。そう思えるところが、著者を好きな理由だ。この終わり方だったら、シリーズ化を期待していいのかな。是非是非読ませてほしい。あ、でも市立高校シリーズが終わってないし、育休刑事もシリーズ化してほしい。そうそう、難事件カフェもまだ読みたい。ボチボチでいいから、よろしくお願いします。

Posted byブクログ

2023/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本で見つかった聖遺物を巡り世界中の特殊能力をもつ探偵たちが推理バトルを展開する。 アメリカからはAIを駆使した天才エンジニア、ウクライナからは思考能力を数十倍に加速できるクロック・アップ能力者、日本からは五感が特異的に優れた警察犬パドラー、ブラジルから嘘が見抜けるカルトの神童が参戦。 どの人物もキャラクターが確立されていて、各人の能力を紹介する逸話だけでも単行本にできそう。 それぞれが能力を使って推理をしそれを誰かが覆す。では犯人は誰なのか? トリックの説明だけではなく、登場人物の個性やユーモアによりとても読みやすく続きが気になってしまう一冊。

Posted byブクログ

2023/08/06

聖遺物を手に入れるため推理ゲームに参加した探偵達の話。このゲームに参加する探偵達の短編がまずあるんやけど、それがまぁ面白くて。どの探偵も個性的で各探偵毎の小説読ませてほしくなる。そして本編で探偵集合!っていうのがもう楽しい。

Posted byブクログ

2023/07/24

記憶を消して、もう一度最初から読みたい本。 消えなくても、もう一度最初から読みたい本。 小説でこの構成ができるとは、参りました。 注釈で笑った本は初めてです。 エンタメとはどういう事かを熟知してらっしゃる。 こういうのが読みたかったんです、本当に。 名探偵それぞれのエピソー...

記憶を消して、もう一度最初から読みたい本。 消えなくても、もう一度最初から読みたい本。 小説でこの構成ができるとは、参りました。 注釈で笑った本は初めてです。 エンタメとはどういう事かを熟知してらっしゃる。 こういうのが読みたかったんです、本当に。 名探偵それぞれのエピソードが独立した短編の推理小説になっていて、1粒で何度も美味しい本です。 作者ご本人は映画を見ないと仰っていましたが、アベンジャーズシリーズを観た時と同じ興奮を覚えました。 今1番続編を希望する作品です。

Posted byブクログ