三千円の使いかた の商品レビュー

原田ひ香(著者)

2025/01/15

ずっと気になっていた本。今の私と似ている世代とあって考えさせられるなぁ。子育てしながら、家事をしながらしっかり貯蓄していてすごい。私もしっかりしなければ！親は親の悩み、祖母は祖母の悩み。いくつになっても悩みは無くならないけど、しっかり自分をもち続けることが大事なんだなってしみじみ。新年初めに読めてよかった。気が引き締まる1冊

2025/01/15

最近お金事情を真剣に考える機会があり、もともとこの本も気になっていたので読みました。

お金は本当にいくつになってもまとわりつく物で厄介だなぁと感じました。でもその厄介だなぁで終わりにしてしまうと最期までその厄介さに振り回されてしまうと思ったので、早めに将来のビジョンを立てて、自分も上手くお金と付き合っていこうと思います。お金の厄介さのせいで、自分の結婚や将来、老後、日々の生活などが振り回されてしまうのですから、本当に曲者ですね。同時に色んな人生の生き方もあるなあと感じました。お金の厄介さに振り回されないようにしようとそこばかり見つめるのではなくて、自分の家族やパートナー、友人とも人として上手く付き合っていきたいと思います。

最後の、主人公の決断には少し納得がいきませんでしたけど…。皆さんは、20代後半で結婚を意識していた相手と別れた後にまた結婚を意識できる素敵な人と出会うことができました。しかし、お相手には700万もの借金（奨学金）があると告白されたらどうしますか？しかもその相手のご両親が勝手に契約した奨学金で、社会人になったから自分で返しなさいといきなりいうのです。またそのご両親も趣味のバイクなどで200万のローンを平気で組む人です。パートナーの兄弟もお家に挨拶に来たのにゲームばかりしていて挨拶もろくにしません。

私は正直主人公なら別れるなあと思います。どんなに素敵な人でも、自分とは価値観がかなり違うなあと思うからです。自分のパートナーだけが価値観が合えばこの先上手くいくとは思えないからです。借金云々よりも、相手の家族との価値観の違いが明らかすぎたので私は主人公のように彼とは結婚せずに別れると思います。皆さんはいかがですか？結婚しますか？、別れますか？

2025/01/14

面白かった！
私はまだ学生なので彼らが直面している問題にはまだ立ち会ったことはないけれど、世代や立場の違う4人が抱えている問題はいつか私も出会うものだと思うと、これからの指針というか、覚悟になった。

メインテーマは各々のお金との付き合い方だったけれど、違う立場から描かれる物語は

・人の、自分から見えている姿はほんの一面でしかないこと
・隣の芝生が青く見えることはあるけれど、隣の芝生が100点満点な訳ではないこと(つまり、結局他人と比べることに何の意味もない)

というメッセージがひしひしと伝わってきた。
そういう意味では、この本はずっとそばにおいておいて、嫉妬や妬みで心がかき乱された時に読むのがいいと思った。

2025/01/13

これは面白い！！
そりゃ売れるよ！！
と、感動。手元に置いておきたい人生の本だなぁ。

小説の中に金融ノウハウを盛り込んだもの、くらいの認識で読みはじめたけど…人生にかかせないお金の話をただ話してるだけの小説だった。
本当にわたしが生きている世界では、生きているだけでお金がかかるから。だから避けては通れない話だけど…それが小説の世界で描かれることって確かに無かったよね！と、いう感動。

女性キャラクターがメインなのも、納得。結局、家を支える立場にいたのって、家にいる女性だったのよねという日本的なお話もありました。
ベストヒットはおばあちゃん。とても品があってあっさりしていてかっこいい。こんなおばあちゃんが身内にいたらさぞかし心強いだろう。
なんて、思いました。

2025/01/11

お金に関する勉強ができると思ってたが、期待とは異なっていた。
家族の世代ごとのストーリーに分かれており、家族で悩みや話し合いを行っていき、人生を生きていく。
家計簿の話、おばあちゃんのお仕事探し、安生の話、結婚の悩み、熟年離婚の話、奨学金の話というように人生においてお金が絡んでくることが多いと感じました。
各ターニングポイントでどのように考えるか、どう行動すれば良いのか、の非常に参考になる話でした。

2025/01/10

単調な内容で所々入る財テク部分が説教臭くて鬱陶しい。
平々凡々な流れで急に出てくるので文章として違和感があり、読みにくさが勝った印象だった。

2025/01/09

あっという間に読み進めた。
小説だから心理描写が描かれていて、没入できる。若者のお金の悩みは身近に感じるが、老後の不安ってものが想像つかなかったが、この本を読んで疑似体験した気分。そんな経験をさせてくれる本って本当に素晴らしいな。

2025/01/07

御厨家の家族一人一人のお金に対しての向き合い方、お金による人生の向き合い方などを描いた作品でした。スラスラと読めましたが終始退屈だったし面白味も無かった。

2025/01/06

読者は、必ず、この本の登場人物の誰かには当てはまるように書かれているなと感じました。
それぞれの世代、みんな悩みはあるけれど、時には立ち止まり、考え、家族や友人に助けられ、一生懸命前に進んでいく、そんな姿に励まされます。
やっぱり家族っていいなと、あらためて思いました。

2025/01/06

異なる世代の女性たちのお金との向き合い方を、それぞれの人生への向き合い方と共に綴った小説。考えすぎたり、不安になったり、うらやましくなったり、そんな感覚もちゃんと入って、でも最後にはなんか前向きになれる本。