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ブックセラーズ・ダイアリー の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2022/05/16

(借.新宿区立図書館) ブックタウン構想やブックタウンフェスティバルという取り組みが面白そう。そこで開業する古書店主の2014年+α一年間の日記。十万冊の在庫があるスコットランド最大の古書店だが、従業員はアルバイト数人(通常は一人)。店主は若干気難し目で皮肉屋的。残念ながら文化が...

(借.新宿区立図書館) ブックタウン構想やブックタウンフェスティバルという取り組みが面白そう。そこで開業する古書店主の2014年+α一年間の日記。十万冊の在庫があるスコットランド最大の古書店だが、従業員はアルバイト数人(通常は一人)。店主は若干気難し目で皮肉屋的。残念ながら文化が違うので本や著者の話題にはついていけないがアルバイトや客とのやり取りなどが面白い。ニッキーやディーコン氏などはいい味を出している。続編では店主以外の登場人物は変わることになりそうだがどうなるのだろう?

Posted byブクログ

2022/05/07

面白かった。ほんとにいろんな客がいるというか、人がいるというか。客も変だけど店員もちょっと日本と感覚違ってかなりびっくりΣ(゚Д゚)よくドラマや映画に出てくる癖ありすぎるキャラってフィクションと思ってたけど、現実なの?外国暮らせないわ〜。

Posted byブクログ

2022/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スコットランド人の男性を英国紳士と呼んで差し支えないかどうか知見をもちあわせていないが、大雑把に「さすがイギリス人」と言わせる振る舞いを、著者であり本書の主人公でもあるショーン・バイセルは取っている。 著者が経営する古書店は世界最大級だそうである。それゆえか、はたまた紳士の国であるゆえか、単に古書店にやって来るような人々は変人率が低くないということなのか。来訪者の中には特筆すべき変人が少なからずあるようだ。そんな、紳士の国にあるまじき無頼の徒を、おおむね匿名で公開処刑する内容である。 ほぼ楽しく読めはしたが、著者が行き過ぎてると感じることもあり、それを公平であると見るべきか、著者もまたユニークな正義を持ち合わせる人類のひとりにすぎないということなのか。本書は好評で続刊も刊行されているというから、世間の評価は前者なのであろう。

Posted byブクログ

2022/05/02

「The Book Shop」という そのものズバリの店名の店長で お名前がbuy sellってなんかスゴい。 (本当の綴りはBythellだけど) なんというか古本屋の営業日誌であり 生活の記録でもあり、ですね。 細かい愚痴が多いけれど もちろん仕事を愛してるって感じます。 ...

「The Book Shop」という そのものズバリの店名の店長で お名前がbuy sellってなんかスゴい。 (本当の綴りはBythellだけど) なんというか古本屋の営業日誌であり 生活の記録でもあり、ですね。 細かい愚痴が多いけれど もちろん仕事を愛してるって感じます。 買取に行った先で 故人の人間模様を知ったりするのなんかは 古書店ならではの経験だろうなぁ。

Posted byブクログ

2022/03/26

そんなに、絶賛されてるほどではなかったかな。いわゆる日記なのだが、ある年(2014年)の2月からの1年間、スコットランドのウィグタウンにある古本屋さんの記録。まぁ、それほど変わりのない日常が綴られているだけなのだが、それでも最後まで読み通せたのは、それなりには面白かったということ...

そんなに、絶賛されてるほどではなかったかな。いわゆる日記なのだが、ある年(2014年)の2月からの1年間、スコットランドのウィグタウンにある古本屋さんの記録。まぁ、それほど変わりのない日常が綴られているだけなのだが、それでも最後まで読み通せたのは、それなりには面白かったということなのかな。 寒い季節は本当に寒そうだし、行ってみたところで、英語が出来ないから立ち読みは叶わないだろうし、そもそもスコットランドってどこだ?みたいな知識なので、行ってみたいなとまでは思わなかったが、やっぱり本屋を商売にして、儲からないまでも食べていけてるみたいなので、羨ましいな。

Posted byブクログ

2022/03/25

スコットランド最大という古書店を30代で購入、経営者となったオーナー氏の本と数少ないいいお客への愛と、むかつく客への辛辣な皮肉と、いろんな意味で個性豊かな店員へのボヤきに溢れる日記一年分が、日々の客数、売上額と共に淡々と続く。読むことで古書店オーナー氏の日常を追体験した気になって...

スコットランド最大という古書店を30代で購入、経営者となったオーナー氏の本と数少ないいいお客への愛と、むかつく客への辛辣な皮肉と、いろんな意味で個性豊かな店員へのボヤきに溢れる日記一年分が、日々の客数、売上額と共に淡々と続く。読むことで古書店オーナー氏の日常を追体験した気になってきて、さまざまな感情が呼び覚まされる。こういうのを読むと、独立したくなるけど、強靭な胃袋が必要だろう。

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2022/03/06

 「こんなお店一年以内に絶対潰れるよな」と高校生の時に話していた古書店を、30歳で買ってしまった店主の一年。    ライバルはamazonのキンドル。店内では撃ち抜かれたキンドルがインスタ映えする。でも一方で、amazonマーケットプレイスから注文は重要な収入源。それに、この本は...

 「こんなお店一年以内に絶対潰れるよな」と高校生の時に話していた古書店を、30歳で買ってしまった店主の一年。    ライバルはamazonのキンドル。店内では撃ち抜かれたキンドルがインスタ映えする。でも一方で、amazonマーケットプレイスから注文は重要な収入源。それに、この本はamazonのキンドル版がベストセラーになったらしい。  古書店を訪れる一癖も二癖もある客。客にも増して個性ある従業員。古書の買取、ブックフェスティバルのあれこれ・・・・。10万冊も在庫のあるスコットラン最大の古書店の毎日が「楽しい」。

Posted byブクログ

2022/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古書店に限らず本を扱うのは大変な仕事で、本が好きでなくてはやってられないということがにじみ出ている。お馴染みさんの温かい眼差しや、理不尽な客への痛烈な皮肉、気が合うのか合わないのか店員たちとのやりとり、そして猫のキャプテン、スコットランドのウィグタウンの1年がユーモラスに描かれている。

Posted byブクログ

2022/02/09

おもしろかった。 オーウェルの本屋についての本をずっと引用しながら、日々の出来事を日記に書いてる。

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2022/04/10

スコットランドのブックタウン、ウィグタウンで古本屋を営む著者の2014年2月から翌年2月にかけての1年間の日記。各月の最初にジョージ・オーウェルの「本屋の思い出」からの引用があり、その内容と現代の古本屋との共通点や変わった点などを書いているのも面白い。 「東京の古本屋」(本の雑誌...

スコットランドのブックタウン、ウィグタウンで古本屋を営む著者の2014年2月から翌年2月にかけての1年間の日記。各月の最初にジョージ・オーウェルの「本屋の思い出」からの引用があり、その内容と現代の古本屋との共通点や変わった点などを書いているのも面白い。 「東京の古本屋」(本の雑誌社)にもあったけれど、最近の古本屋の商売敵はアマゾンなどのネットショップのようだ。クセのあるお客や買い取り希望者、個性的な店員など、東西を問わず笑える。取り上げられている本にも興味が湧く。オーウェルの「本屋の思い出」も読んでみたくなった。

Posted byブクログ