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食べものから学ぶ世界史 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2024/09/08

食を通じて世界史と資本主義の闇を知る 人間にとって根源的なものだからこそ、大国や大企業の思惑を、支援とか援助という名目で隠しやすいのかもしれない 日本人の身体にある炭素の4割はアメリカ産トウモロコシ由来らしい。おもしろ、、(ちと怖い)

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2024/09/01

「ジュニア新書」のカテゴリーだけあって、中学生あたりにもすごくわかりやすく、整理されていて、とても読みやすいです。 もっと詳しく知りたい人は途中途中で紹介される書籍を読めばまた理解が深まります。この1冊からさまざまなことが始まる本です。

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2024/07/09

穀物は富の蓄積に便利だったので、支配階級に便利な道具としての食糧だったので普及した説。ハンガーマップ。豊かになると脂肉乳製品の多い西洋型の食文化になる。「砂糖の世界史」とも一部オーバーラップするが、歴史を食の観点から紐解くのは面白い。

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2024/06/15

生きる上で大事な食 地産地消という考え方は結構大事だと思う 自分たちの最低限の食べ物は自分たちで何とかできる状態にしたい 昔は強者が勝つのが当たり前で、逆に勝たなきゃやられるわけで、そんな中に生きてると、他者を支配する思考になってしまう。 ただ、食でやる怖さはありますね。 こ...

生きる上で大事な食 地産地消という考え方は結構大事だと思う 自分たちの最低限の食べ物は自分たちで何とかできる状態にしたい 昔は強者が勝つのが当たり前で、逆に勝たなきゃやられるわけで、そんな中に生きてると、他者を支配する思考になってしまう。 ただ、食でやる怖さはありますね。 この反省を生かして、これからどういう社会を作るか。過去を批判せず、今できることに目を向けたい。 ノーマライゼーション 皆が生きやすい世の中にしていきたい 競争社会というわかりやすいレースからどうやって強力社会にしていけばいいんだろう 僕はチキンレースだと思ってる

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2024/02/19

高校の頃、受験のために学んだ世界史では学べなかった、「南側」の事情やいいことで語られがちな側面をこういう負の面もあったということを教えてくれた本。食べ物という身近なものを通じて学べる点もよい。大人が読んでも学びは大きい。

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2023/11/27

はじめに 序章 食べものから資本主義を学ぶとは 1章 農耕の始まりから近代世界システムの形成まで 2章 山積み小麦と失業者たち 3章 食べ過ぎの「デブの帝国」へ 4章 世界の半分が飢えるのはなぜ? 5章 日本における食と資本主義の歴史 6章 中国のブタとグローバリゼーション おわ...

はじめに 序章 食べものから資本主義を学ぶとは 1章 農耕の始まりから近代世界システムの形成まで 2章 山積み小麦と失業者たち 3章 食べ過ぎの「デブの帝国」へ 4章 世界の半分が飢えるのはなぜ? 5章 日本における食と資本主義の歴史 6章 中国のブタとグローバリゼーション おわりに 気候危機とパンデミックの時代に経済の仕組みを考え直す

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2023/09/01

ジュニア向けだから読みやすい! 産業革命まで遡り、食の歴史が紐解かれている。 歴史の大きな流れの中で、政治的な思惑で食が影響を受けてきたことがよくわかる。 第一次フードレジームはなんとなく知ってたけど、第二次フードレジームは知らなかった! 第二次世界大戦後に米国が食物を輸出す...

ジュニア向けだから読みやすい! 産業革命まで遡り、食の歴史が紐解かれている。 歴史の大きな流れの中で、政治的な思惑で食が影響を受けてきたことがよくわかる。 第一次フードレジームはなんとなく知ってたけど、第二次フードレジームは知らなかった! 第二次世界大戦後に米国が食物を輸出するために支援という名目で日本をはじめ各国に粉食を推奨したこと。 そして、「南」の状況 自給自足してたのに、北のやり方を押し付けられて、借金まみれ…。もっと詳しく調べてみよう。 日本は大きなトレンドに乗るのが上手いなと思った。褒められたことではないけど… 開国後は財閥と組んで外貨獲得 戦後はフードレジームに乗り、安い輸入食品を受け入れることで米国と仲良くし、さらには国内産業を発展…

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2023/08/18

「ごはんと世界史」というより「食と”世界経済”の歴史」を紹介する一冊だった。 狩猟生活から農耕による食の定住生産に変わり、土地の侵略/植民地化という悪行に伴う食とその生産地の搾取が顕在化して、産業革命以降は食が商品化されて資本主義(資本家と労働者に二分される)との結びつきがより...

「ごはんと世界史」というより「食と”世界経済”の歴史」を紹介する一冊だった。 狩猟生活から農耕による食の定住生産に変わり、土地の侵略/植民地化という悪行に伴う食とその生産地の搾取が顕在化して、産業革命以降は食が商品化されて資本主義(資本家と労働者に二分される)との結びつきがより顕著になって、今に至るって感じでしょうか。 確かに食料を特別に大量生産してない地域(日本)で何故フードロスが起こるのかって素朴に生まれるおかしい疑問で、その答えこそが(荒くまとめれば)資本主義といったシステムの存在な訳で、そうなると解決は資本主義という硬く固まりすぎてまともに加工/変化できないシステム/概念の改修である思うと、今を生きる自分はここで何をすべきなのか...、とすこし考えている。 本書の中で(食についてでないけど)実質的な資産とその中の金融資産の1980年から2010年の関係図がさらりと紹介されててその事実にゾッとした。 金融資産って最近出現したシステムで、感覚的に何だかろくでないものだなあと思わずにいられなかったっす。

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2023/08/05

audibleで読了。 約120億人の人々の食事を賄えるだけの食料があるのに、なぜ飢えで亡くなる人が世界中にたくさんいるのだろうか。 恥ずかしながら、正直、このことについては考えたことがなかった。盲点だった。

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2023/04/19

読み始めは、岩波の本だと言う勝手な先入観から資本主義全否定のトンデモ本かな?と思ったが、実はそうではなく、資本主義というシステムの歴史と内容、そして今そのシステムで起こっている弊害について丁寧に書かれている良本。ただ、歴史を習った人間がこれをみるのはいいが、初っ端手にしてしまうと...

読み始めは、岩波の本だと言う勝手な先入観から資本主義全否定のトンデモ本かな?と思ったが、実はそうではなく、資本主義というシステムの歴史と内容、そして今そのシステムで起こっている弊害について丁寧に書かれている良本。ただ、歴史を習った人間がこれをみるのはいいが、初っ端手にしてしまうと素直に世界史の授業受けれないな、と危惧。 娘が高校生になったら勧めてみようかな?

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