Phantom の商品レビュー
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FIREしてる人、目指している人、投資してる人は前半は、幸せやモノお金の価値観に登場人物たちに共感したり、考えさせられる。又、陥りがちな投資の落とし穴にドキドキハラハラしながら、読める本です。 人それぞれ何に価値を置くか、金銭感覚は?アリかキリギリスか? 前半と後半の展開に…⁇ 彼氏救い出す方法はちょっと… もっと他にも手はあったと思うし、そこにお金をかける展開もなんだかな… 人からの信頼が足りないからと、本当に大切かわからん相手に、よくわからない手段の救出劇に大金を使うのも、使うべき時に使えないと言った彼への当て擦りぐらいにしか思えない。助ける事と大金を使うことは別モノで、話が乱暴な気がして、ちょっと後半は共感出来なかった。 まさかのphantomは幻影や幻想ではなく、ロールスロイスの車種!笑笑 死んだら意味がない。 結局、貯め込んでも、やりたい事もせず、使わない死に金には意味も無く、健康的に生きて使ってこそ意味がある。話の終着点はダイウィズゼロ。
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株をやってお金を増やす事に夢中な主人公と対比させる形で年収が少ないながらも経験にお金をどんどん使う彼氏。 お金をめぐる価値観の違いや新興宗教化するオンラインサロン、信頼をベースとした新しい物のやり取りなど、理想の人生を形成していく人達の熱狂や苦労などが作品を通して伝わってきました...
株をやってお金を増やす事に夢中な主人公と対比させる形で年収が少ないながらも経験にお金をどんどん使う彼氏。 お金をめぐる価値観の違いや新興宗教化するオンラインサロン、信頼をベースとした新しい物のやり取りなど、理想の人生を形成していく人達の熱狂や苦労などが作品を通して伝わってきました。人生を豊かにする為にお金を使う、貯める、お金に代わるものを生み出す。資本主義の世の中で人間がどう環境に適応するか読みながら考えました。
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主人公の華美は、年収250万の工場勤務ですが将来は豊かな生活を送るべく長期投資に精を出し、普段の生活は極端に切り詰めています。交際費をケチり、友人たちからの信頼をなくすなど、心が貧しくなっていく彼女。 一方、彼氏である直幸は、同じ工場勤務でありながら、使わないお金は死んでいる、といかがわしいオンラインサロンに傾倒し、お金を使うことに価値を見出していきます。そしてやがて彼は「シンライ」という名のもと搾取されてゆきますが、それに気づきません。 出発点は同じながら対照的な2人を描くことで、資本主義社会で生きる私たちが大切にすべきものが見えてきます。 「今を未来に先送りしても、その未来で何もやらないのなら、意味がない。」 彼女がさまざまな出来事と経験から、都度貨幣について深く考え、最終的にこの思考にたどり着くまでの過程が面白かったです。
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羽田圭介にしては読みやすい? 今の時代に沿ってるしおもしろかった! 目標を決めて株をやって普段は倹約生活を送る華美の感覚、結構まともでリアルだと思うけどなぁ。お金と天秤にかけて学生時代の友達の2次会を欠席するドライさと、当日にカフェ行ったことをSNSにアップしたことすら忘れて友達に切られて焦る様子もめっちゃ分かる笑 一方、ムラの活動にのめり込む直幸も、こういう人いるんだろうなぁ〜と。ある人とそのコミュニティに陶酔して、人の言葉を借りてしか話せなくて、参加している自分が認められている気がして、でも結局は良いようにしか使われていない現実。 お金に関する考え方とか使い方って本当に人それぞれだけど、「直幸を連れ戻すためにフリーの傭兵に242万払った」この事実が華美にとって、お金を貯めるものではなく使うものとして考える転機になったと思う。 タイトルのファントム、軽をぺしゃんこにするロールスロイスの意味もかかっている?
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ストーリー自体は、そこまでアップダウンはないのかなという印象です。 投資等については、初めて見る人にとっては良いも学びになるかもしれません。 逆にある程度投資経験されてる人にとっては、小説というより投資入門書みたいに感じるかもしれません 終始軽い感じでグッとくるもの(印象に残るもの)がなかったのかなと感じました。
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いやーどうかな。頑張ったけどな、ちょっとムラの話はホリエモンから飛びすぎだな、流石に。 長期の資産運用と足元の消費も良くある二項対立もダイウィズゼロで語られてるし、この小説では何が言いたかったのかしら。お金を使って経験しろってことかしらね、やっぱり。あとは短期トレードらやめろって...
いやーどうかな。頑張ったけどな、ちょっとムラの話はホリエモンから飛びすぎだな、流石に。 長期の資産運用と足元の消費も良くある二項対立もダイウィズゼロで語られてるし、この小説では何が言いたかったのかしら。お金を使って経験しろってことかしらね、やっぱり。あとは短期トレードらやめろってことかしら。モテてた人がモテなくなる悲しさってことかしら。 ユニクロ格安居酒屋の富裕層おじさんたち、生活レベル生活保護と変わんねーっつうのは爽快やな。
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生きていく上で、お金は切っても切り離せない。 お金を貯める意味やお金の使い道、お金という存在価値。 あらゆることを考えさせられた。 資産は多ければ多いほど良いと思う。 けれど、自分が死んだ時、その資産はどうなるのか。 使われないお金は死んでいる。 それならば、生きているうちに使い切りたいけど、人はいつ死ぬのか分からない。
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株の投資で資金を増やすことが人生の目的のような華美とオウムのような集団に参加している恋人の直幸。二人の生活を読みながら日本社会の息苦しさを感じた。経済制度にいろんなアプローチがあることもわかる。ストーリーはともかくいろんな問題を提示した小説だった。
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投資をテーマにした作品。 投資というと株式投資をイメージする人が多いと思うが、自分の時間やお金などリソースを投じることは全部投資という側面を持つ。 うまく投資できればいうことは無いが、世の中には残念ながら罠が多数存在する。 そのいろいろな側面を小説として読むことができる。 感情は...
投資をテーマにした作品。 投資というと株式投資をイメージする人が多いと思うが、自分の時間やお金などリソースを投じることは全部投資という側面を持つ。 うまく投資できればいうことは無いが、世の中には残念ながら罠が多数存在する。 そのいろいろな側面を小説として読むことができる。 感情は強く動かされないが、教養として楽しめた。 (宗教、ネットワークビジネス、FIRE等のよく無い側面も描かれている。)
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近年(とは必ずしも言えない部分もある) 起きている社会的な逸脱・行き過ぎを感じるテーマをやや無理矢理にくっつけた感じのする、ごった煮とも感じるストーリー。エンタテイメントの書き物にメッセージ性を求めてはいけないのかもしれないものの、読後感としてSo whatとの印象は否めない。
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