我が産声を聞きに の商品レビュー
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最後は何だかスッキリしない終わり方だったけど、人生ってそんなものかもしれない。 実際あんな風に畳み掛けるように別れを告げられたらおかしくなりそう。 結局夫さんが何をしたいのか、何であそこまで全てを捨てられるのか分からなかった。
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青天の霹靂、読み始めて真っ先にこの言葉が浮かんだ。 「実は、好きな人がいるんだ」「今日から彼女の家に行くつもりなんだ」 肺がんの告知を受けたその日に、22年間連れ添った妻に向かい愛人の存在をシレっと言う54歳の夫。 いやいやいや、ないから。それおかしいから。 日常の出来事を...
青天の霹靂、読み始めて真っ先にこの言葉が浮かんだ。 「実は、好きな人がいるんだ」「今日から彼女の家に行くつもりなんだ」 肺がんの告知を受けたその日に、22年間連れ添った妻に向かい愛人の存在をシレっと言う54歳の夫。 いやいやいや、ないから。それおかしいから。 日常の出来事を報告するかの様に淡々と、それも悪気なく、妻の気持ちを一切無視して話し続ける夫はこの妻でなくとも理解不能だ。 自分の人生台無しなんて言う夫にフツフツと怒りが湧いて来る。 夫婦であっても心の中は分からないものだ。 人生をここまで自由に生きられたら最高だ。
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色んな人生があってその時々で選択を迫られて今の自分に繋がってるけど、その時の選択が間違ってたかなんて誰にも分からないよね。
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久しぶりの白石作品。 「ほかならぬ人へ」を読んで以来、ファンだったのだけど最近何かが違うと思ってしまう。 本作もしかり。 私が変わったのか、白石さんの作風が変わったのか。 ただ時折、心にずしんと響く一文があったりして そこはさすがでした。 とりあえず、白石さんの作品の登場人...
久しぶりの白石作品。 「ほかならぬ人へ」を読んで以来、ファンだったのだけど最近何かが違うと思ってしまう。 本作もしかり。 私が変わったのか、白石さんの作風が変わったのか。 ただ時折、心にずしんと響く一文があったりして そこはさすがでした。 とりあえず、白石さんの作品の登場人物は経済的にもルックスにも学歴にも恵まれ過ぎていて、何というか鼻白んでしまうんです。 僻みかな。 2021年26冊目。
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結婚観と自分本位な主人公にはいらつくけど、人生の岐路での選択は考えさせられる。終わりがスッキリしない
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話の流れは面白かったのですが、終わり方がすっきりしなかった。中途半端な終わり方で、結局どうなるのか分からず、もやもやが残った。 登場人物に共感出来る人がいなかったのも残念。
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結末に物足りなさを感じたものの、物語には引き込ままれて一気読み。 人は結局はひとり、自分自身の生き方、夫婦関係のあり方について考えさせられた。
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先へ先へと一気に読ませられたが、スッキリしない結末。こういう終わり方が好きかどうかは好みが分かれるかも。
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本書のタイトルの意味がようやくわかったとき、とてつもなく切なさと虚しさと愛しさを同時に感じた。 どの登場人物にも、完全に感情移入することは出来なかった。しかし、名香子が「人間とはなんなのか」、「後先短い中での最後のチャンス」について思考する場面は、このご時世だからこそ、より共感...
本書のタイトルの意味がようやくわかったとき、とてつもなく切なさと虚しさと愛しさを同時に感じた。 どの登場人物にも、完全に感情移入することは出来なかった。しかし、名香子が「人間とはなんなのか」、「後先短い中での最後のチャンス」について思考する場面は、このご時世だからこそ、より共感しやすい場面になっていたと個人的に感じた。
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夫婦とは子供を生ための制度で、それ以外に意味なんてないのかもしれない。 毎日あくせく働かないと生きていけない方がいろいろ考えずにすむけど、働かないで生きていける人は人生に意味をもたせるために何をすべきか考えつづけないといけない。
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