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我が産声を聞きに の商品レビュー

3.1

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2022/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コロナ禍のお話 「翼」もそうだが、男性の方が急に妻以外に心を持っていかれる 名香子の友人の言うように「夫とか子供とか七面倒くさい存在から解放されておおらかに淡々と生きて穏やかに死んでいく、「略)すごくいい終わり方だと思うよ」 と親友同士で助け合いながら一緒に暮らすのがいいのかなぁと思ってしまった

Posted byブクログ

2022/02/22

私が“熱心なファン”であるところの白石一文先生の作品。 昨年7月の発行だけれど、白石一文作品は読み始めるのに少し体力がいるのでしばらく積読になっていた。 ちなみに読み始めると寝食を忘れて没頭するほかない。 ということで1日で読んでしまったこちら。 コロナ禍をテーマにした作...

私が“熱心なファン”であるところの白石一文先生の作品。 昨年7月の発行だけれど、白石一文作品は読み始めるのに少し体力がいるのでしばらく積読になっていた。 ちなみに読み始めると寝食を忘れて没頭するほかない。 ということで1日で読んでしまったこちら。 コロナ禍をテーマにした作品。 47歳、英語講師の妻。54歳、研究職の夫。 大学生の娘がひとり。 夫の肺がん発覚をきっかけに、今後も円満にゆるやかに続いていくと思われた夫婦生活は終わりを告げる。 久しぶりに女性目線の作品で、白石一文っぽくないかな?と思ったけどめちゃめちゃ白石一文でした。 人生はもしもの連続だ。 選び取らなかった道。選び取れなかった道。 いつまでなら引き返せる? いつまでならやり直せる? 選択によって得た不幸も、必然によって得た幸福も。 行き交う全ての人たちにそれぞれの人生があって、交わったり交わらなかったり、ほんの些細なきっかけでその人生は大きく変化していく。 ただ、その中のどの人生も、たった一つの同じ場所へと向かっている。 * 『初みくじ凶なり戦い甲斐ある年だ』 國兼よし子さんの句が染みる。 長い人生、老いや病、別れの哀しみも多く味わった彼女の、それでも日々をのびやかに生きる姿勢が眩しい。

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2022/01/21

あれ? 誰にも共感できず。 いや、名香子さんもかなり意味不明。 悲しくないのかな…? ご主人も変ですが、お互い様で、こんなによい条件なら離婚もありでしょうに。 理解できない登場人物だった。 コロナしばりも必要? とりあえず記録的に書いとく、みたいなとこかな。

Posted byブクログ

2022/01/17

1/16-7ここ最近作風が同じようになってきている。同じ作者やから当たり前やけど、展開が他の作品とよく似てる。ちょっと荒唐無稽なストーリーやけど、ちょっと最後の収まりが良くないね。

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2021/12/24

どの登場人物にも共感できなかった 唯一名香子の母だけはなんとか お金持ちだから? そんな話ではないとは思いつつ 夫婦のあり方 うーん 猫の鳴き声 それにしては受動的すぎるし ≪ 産声は 今から生きる その証 ≫

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2021/12/24

夫婦として生活を共にして22年。 肺がんの診断を受けた夫は、好きな女性と共に治療しながら暮らすと言い、そのまま女性のもとへ…。 静かにとても静かにすすむ。 同時にコロナ禍での出来事であることも深いなぁと思わせる。 もう一度ある人生を彼女と送りたいと言っていた夫。 妻は、直...

夫婦として生活を共にして22年。 肺がんの診断を受けた夫は、好きな女性と共に治療しながら暮らすと言い、そのまま女性のもとへ…。 静かにとても静かにすすむ。 同時にコロナ禍での出来事であることも深いなぁと思わせる。 もう一度ある人生を彼女と送りたいと言っていた夫。 妻は、直ぐに追いかけることもなく…。 ただ呆然となるだろう。 追いかけて連れ戻すのか…⁇ それで元のようにおさまることは無いとわかっているはず。 胸のもやもや。怒り?いや絶望⁇それも違うように思える。 もはや、夫はもう戻ってくることは無いと確信しているように感じた。 夫の部屋を片付け、そして見つけたもの…。 それが「我が産声を聞きに」であった。

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2021/12/21

結婚20年を過ぎた主人公が、肺がんが分かった夫から別れをいきなり訴えられる。その後の主人公の様子が表現されている。結局、別れるのか、どうするのか、結論は示されず、娘の産声を聞くと終わる。

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2021/11/29

* 初めて手に取った白石一文さんの小説 我が産声を聞きに 22年共に暮らし連れ添った夫婦が それぞれ、これからの選択と向き合う。 これからの自分自身の命が続く時間を どう生きて行けばいいか? どう生きていきたいか? 向き合うのは何歳でも、いつであっても、 良いのかも知れない...

* 初めて手に取った白石一文さんの小説 我が産声を聞きに 22年共に暮らし連れ添った夫婦が それぞれ、これからの選択と向き合う。 これからの自分自身の命が続く時間を どう生きて行けばいいか? どう生きていきたいか? 向き合うのは何歳でも、いつであっても、 良いのかも知れないと考えれた小説。 個人的には主人公の名香子の結論は 曖昧にぼかされて感じたし、 夫の良治については何故その道を今選んだのか 明確にならなかった所は作者から、推測してね、 と委ねられたようで少しばかり消化不良。 他の方がどんな風に読み取ったり、 感じられたのか知りたいです。 〜〜〜 名香子は夫の良治から、名香子の何倍も 好きな人ができたのでのでその人と暮らす、 と良治の肺がんの宣告を共に聞いた日に告げられる。 急に夫から告げられた理解不能の別れ、 その理由や真意に頭を悩ませる。 そして名香子自身はどうしたいのか、 これまで良治とどう生きて来たのかを考える。

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2021/10/19

序盤は波乱続きで置いて行かれそうですが、中盤以降は淡々と物語が進みます。それにしてもお父さん、あまりに勝手すぎませんか?

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2021/10/12

「もう一度のチャンス」「今後の人生変える」あまりに身勝手な理屈に唖然とする一方で、妻の反応も理解出来ず、思わず吹き出してしまった。「コロナの危険性の中で、家出は相対的に生物的危険でないから」と一人納得してネコでまとめず、白黒つけてほしかったよ。想像はつくがあまりに中途半端…

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