万事快調 の商品レビュー

波木銅(著者)

2022/11/18

田舎の女子高生、田舎から出るために大麻を育てる！
あらすじがぶっ飛んでて好き(笑)
時折暴力的だったり屈辱的だったりするシーンはあるものの全体を通しては読みやすい。
現実的じゃないお話が現実を下敷きに書かれている感じ。

2022/08/26

おもしろい！
けど読みにくかったかも。岩隈のモチベーションももうすこししりたかった。それぞれの描写ももう少し

2022/08/21

おもしろかった！
登場人物達が違う世界にいすぎて、唯一共感できたのは岩隈くらいだけど、ストーリーがハラハラしすぎて一気読みしてしまった。
ラストシーンの後どうなったんだろう…と考えてしまう。

2022/08/09

学校で大麻を育てて売るビジネスを始める女子高生たちのお話。音楽と映画、文芸の話がマニアックで、好きな人は喜びそう。
とんでもない事態になっているのに、「万事快調！」と言い切ってしまえる彼女たちの気楽さが、笑えてしまう。そのくらい猪突猛進に生きてみたいなぁとも思う。
ラストシーンはものすごいことになっちゃって、これで終わり？！と思うけど、これ以外のラストも考えられないかも。

2022/07/30

主人公は工業高校の女子高生3人組。いずれも悩みを抱えており、現状からの脱出を望んでいる。そのための手段が、マリファナの密売。次第に同じような目的をもつ仲間が集まり、事業は拡大していく。

とにかく気になったのが、高校生の教養の高さ。１人ならまだしも、主要な人物全員となるとリアリティに欠ける。そもそもの設定が突飛なためリアリティも何もないのだが、高校生が高校生らしくないのは残念だった。
また、誇張じみた台詞も終始気になった。
疾走感はある。クセはあるが憎めないキャラクターたちも、好印象。

2022/05/21

シニカルでウェット。

カルチャーコンテンツが好きな人間はたまんないよなぁ。実在するもの、作品、店、そんなものを自分の文体に落とし込んでるのはそれらに対する愛？熱量？を感じて良いし、現実感と作品への没入度が段違いになるな。

設定もそうだけど登場人物の倫理観の欠落っぷりも最高。故に会話がシニカルで小気味良い。
高校生がマリファナを栽培し、育てる。という話ではあるがその部分はこの小説の後半。でも登場人物たちのキャラが立っているためにただただ読み物として面白い。
視点の置き方も器用だと思った。第三者視点的ではあるが各登場人物の一人称視点的な地の文も織り交ぜている。そのため状況も感情も垣間見え、没入度が増している感覚がある。面白い。

ネトフリあたりで倫理観はないけどセンスはあるような尖ったやつに是非ドラマ化でもさせてほしい。最高におもろいと思う。

2022/05/20

とにかく終始めちゃくちゃ。とんでもないことだらけ。これまでに読んだことのあるヤンキー漫画とも違うし…喧嘩とかそういうのでもなくて、でも、もっと危うくて。
そして文章がうまいわけでもないし…だけど先が気になっちゃって、この子達一体どうなるのよ、の一心でラストまで。
作中こんだけ映画とかそれに関する人物と思しき人が出て来たけど、わたしには片手で足りるほどしかわからなくて、映画も観るジャンルが違ったら話合わないんだろうなと思いながら読んだ。
内容はめちゃくちゃだけど、一気読みさせる要素は確かに、ある。何でこんな内容思いつくんだろう。他にはどんな話を書く人になっていくんだろう。
楽しみだから名前覚えておこう。

2022/05/05

破茶滅茶過ぎる！
舞台はとある高校の園芸部。そこに集まった女子高生たちが繰り広げる青春。まぁ屋上で大麻を育てるわけなのだけれど笑

2022/04/25

クソ田舎から脱出する為に女子高生3人が学校の屋上で大麻を育てて大金を作ろうというお話。
すごい古い懐かしい映画を見ている感覚に陥った。
「万事休す」ばっかなのに「万事快調」と言いたくなるユーモアな文体。
これがデビュー作かよ！

2022/04/17

読みやすい文体で最後のほうは一気に読んでしまった。

大麻みたいな法に触れる可能性のあるものは幸せな結末を迎えられないみたいだ。
一瞬の幸せは手に入れられても、持続的なものではないのね。