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夜行秘密 の商品レビュー

3.8

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2024/01/20

予想できない展開にのめり込みながら読んだ。 1人につきそれぞれの人生、生活が必ずあって 人の数だけどこかで繋がる部分があって いくつも重なった部分が濃くなりすぎてしまうなんてことがあって それは希望となり輝く時もあれば絶望となって暗闇に葬ってくる時もあるなと思った。 きつい。で...

予想できない展開にのめり込みながら読んだ。 1人につきそれぞれの人生、生活が必ずあって 人の数だけどこかで繋がる部分があって いくつも重なった部分が濃くなりすぎてしまうなんてことがあって それは希望となり輝く時もあれば絶望となって暗闇に葬ってくる時もあるなと思った。 きつい。でも、面白かった

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2023/10/07

おもしろい構成のお話だなと思いながら読みました。 人と人は思いがけないところでつながっていく。 怒りや憎しみを抱き続ける生き方もある。 物語の中に閉じていくラストに胸がざわっとしました。

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2023/08/07

人は、変わる。 人生には選択する場面がある。時には間違った選択をして後から後悔することを私は何度も経験した。この物語を読んで負の連鎖を断ち切るためにも過去の選択した自分を認める努力も必要だなと思った。 色んな人物にそれぞれスポットが当てられて飽きずに一気に読めた。

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2023/06/15

indigo la Endの音楽としての『夜行秘密』は全く知らずに、本の表紙絵に惹かれて読んだ。 誰かひとりの主人公がいる作品ではなくて、群像劇になっているミステリー。恋や愛の醜い部分の描き方がすごくリアルだった。次に何が起こるか予測できなくて、読んでいてとても面白かった。

Posted byブクログ

2023/05/24
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かなりドロドロだった 「フッておいて優しくするのは、ある意味モラハラだと思うよ」っていう凛のセリフが頭に残った

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2023/05/14

本のカバーからおしゃれな恋愛小説かと思いきや、ドロドロと足を引っ張られるような沼のような小説というか…でも先が気になり一気読みでした。 憎しみの連鎖と言っても連鎖ってどこまで?連鎖を切ったら悪なの?みたいな葛藤が自分の中ではありました。 私は音色くんの選択を責められませんでした...

本のカバーからおしゃれな恋愛小説かと思いきや、ドロドロと足を引っ張られるような沼のような小説というか…でも先が気になり一気読みでした。 憎しみの連鎖と言っても連鎖ってどこまで?連鎖を切ったら悪なの?みたいな葛藤が自分の中ではありました。 私は音色くんの選択を責められませんでした。 後味は悪いのですが、暴力的に心をゆさぶるすごい小説だと思います。後を引くます。

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2023/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「何かちょっと刺激的な恋愛小説が読みたいなあ」 最近は、こんなほんの小さな気持ちでこの本を手に取った。 最初の方は想像通りのちょっと大人な恋愛が描かれていて、平和だなと読み進めていった。 あきらさん、その歳でもモテるなんていい男なんだろな〜と読み始めたら、人間らしいボロが出まくりでびっくり。 相関する複数の周りの人物からの視点で物語は進んでいく。 ページをめくるごとに、 嫌な予感がするミステリーにじわっと移行していくのが引き込まれる。 嫌な予感が的中したシーンはたったの一行で書かれているが、そうなってほしくないと願って読み進めていったため、その一行を読んだ途端ずしんと重くなった。 どんなに最高に見える環境でも、 どんなに完璧に見える人間にも、 泥臭くて不純で足掻く人間らしい感情はあるのだと改めて知らされた感じだ。 これは決して日常の刺激的な恋愛小説でなくミステリーだが、そこには私たちが日々生きて葛藤する様子がありありと描かれているように思った。面白かった。

Posted byブクログ

2023/02/23

「恋に落ちるとは、こうして二人ごと、乱暴に谷底に落ちていくような感覚をいうのだと」 SNSで一瞬にして積み上げてきたもの全てが崩壊してしまう様を描いているのはとても現代風だなと思った。 好きな誰かに執着し続けて自分を見失ったり、恋愛の散り際の儚さやもう何も取り戻せなくなってし...

「恋に落ちるとは、こうして二人ごと、乱暴に谷底に落ちていくような感覚をいうのだと」 SNSで一瞬にして積み上げてきたもの全てが崩壊してしまう様を描いているのはとても現代風だなと思った。 好きな誰かに執着し続けて自分を見失ったり、恋愛の散り際の儚さやもう何も取り戻せなくなってしまうこと 明け方の若者たちも読んだけど、著者の文章がたまらなく好き 明るくなくてどこか切ない。希望があるようで諦めているようで。 明るくポジティブに毎日頑張らなきゃ!と思ってる自分にはすごく心地良い。

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2023/02/23

“失うこと” 人にはみな、出会いがある。運命的な出会いを待ち望んでいる。それが運命でなくても、運命にしようとして、後悔する。運命が運命にならない、後悔になることも。失って気づく運命もある。 カツセマサヒコの最新作。 前作の「明け方の若者たち」から約1年。 #indigolae...

“失うこと” 人にはみな、出会いがある。運命的な出会いを待ち望んでいる。それが運命でなくても、運命にしようとして、後悔する。運命が運命にならない、後悔になることも。失って気づく運命もある。 カツセマサヒコの最新作。 前作の「明け方の若者たち」から約1年。 #indigolaend の曲をもとに作られた話。 前作よりも暗めな、夜のイメージに合った内容。 後悔・失敗・死といった内容だが、決してバットな気分にならないのが著者のすごさ。 表現の美しさ。人間のリアルな共感できるところが精緻に書かれている。 主人公が移っていくことで、自分が共感できる人を見つけるのが面白さのひとつではないかと思う。 著者もラジオで、みな主人公を勘違いしていると述べていた。 私が好きなのは、宮部の元秘書 ナツメ。 自分に近いものの考え方。 物事の裏まで考えて話そうとする。 でも、それが正解とは限らないんだよね。 『人は話し方が九割——。残りの一割に全く興味を示さない。』 『いつも意識高く、弱者の権利——だとか言っていた人たちが、被害者の自己責任論を語りだす。』 『人は、失ってから大切さに気付いて、その後はすぐに忘れる生き物だ。』 付箋でいっぱい。 グッとくる言葉がたくさん。 早くも次作が楽しみ。。

Posted byブクログ

2023/02/08

前作の「明け方の若者たち」に続いて一気読み。 カツセさんの作品は、読み始めたら止まらない。止まらないというか、止まらずに読んだ方が楽しめる作品だと思う。後味という点で、個人的には前作の方が好きだけど。

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