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ブラザーズ・ブラジャー の商品レビュー

4

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普通であろうとすることの努力も、同時に自分を貫くことへの憧れも、どちらにしても葛藤があることも。わかるなぁと思いながら読んだ。 思春期の気持ちの動きをすごく丁寧に言語化してあって、そのうえで、いろんな苦しみから救われるような物語だった。 他者を受け入れることは、自分を受け入れること。 その作業を、ちぐさと晴彦は関係性の中でやったんだと思う。前半と後半で、ちぐさの成長が著しくて、それもよかった。 ちぐさは、友だちにも彼氏にも自分を開いていなかったから、晴彦が「家族」だったことは、やっぱり重要だったんだろう。

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2024/11/02

「ブラジャーを着けるのが好きな男子」を奇を衒わずにさらっと軽やかに描いていて好感をもてた。多様性を認め、他者を理解することに頭でっかちに躍起になるのではなく、その人の「好き」を肯定してあげるだけでいいんだな、という気づきも改めて得られた。

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2024/10/17

しんっっっっどかったぁ~~!! 本筋と言うか、主軸であろう部分はなんの抵抗も無いんだけど、ちぐさと智くんの距離感が自分が10代のころ苦しくて無理で必死で避けてた類で何度も中断してしまった。 加筆されている「ブラザーズ・ブルー」の部分が好きだったな。

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2024/10/15

父親が再婚して、できた中2の弟。 いやいやそんな弟にそんな話できないし!と思うけどある意味「他人」だからの距離感なのかと思うと、晴彦とちぐさの仲がちょっと羨ましく思えた。 晴彦のあたりまえの1人の時間を、汚いとか八つ当たりなのは完全に引いたけど。 思春期の女の子ならそー感じるか。...

父親が再婚して、できた中2の弟。 いやいやそんな弟にそんな話できないし!と思うけどある意味「他人」だからの距離感なのかと思うと、晴彦とちぐさの仲がちょっと羨ましく思えた。 晴彦のあたりまえの1人の時間を、汚いとか八つ当たりなのは完全に引いたけど。 思春期の女の子ならそー感じるか。 智くんは優しいけど、ちょっと間違うとDV予備軍っぽくて爽やかなのに怖かったなぁ。 中2にしては大人な晴彦がカッコよかった

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2024/09/08

『好きだって気持ちを大事にしてるだけ』は、とてつもなく難しい。 でも、その好きを大事にする気持ちを大事にしてほしいと思う。 ☆ブラザーズ・ブラジャー ☆ブラザーズ・ブルー

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2024/09/28

9.28読了。個性や自己主張について、考えさせられます。頭の中では理解できても、世間体との狭間で葛藤する、ちぐさの心の動きがおもしろいです。人として気を遣わなくていい関係の人に対して、本音をぶつけつつ、信頼を失わないよう振る舞えるようになるといいです。

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2024/09/02

父が再婚して新しく中2の弟・晴彦と一緒に住むようになったちぐさ。 晴彦はブラジャーをおしゃれとして好きな男の子で した。 初めは、晴彦がブラに魅了された深い理由があるのかな?と思ったけど、そんな話は出てこなく、ちぐさと晴彦のそれぞれの思いや思いやりを感じるお話しでした。 高校...

父が再婚して新しく中2の弟・晴彦と一緒に住むようになったちぐさ。 晴彦はブラジャーをおしゃれとして好きな男の子で した。 初めは、晴彦がブラに魅了された深い理由があるのかな?と思ったけど、そんな話は出てこなく、ちぐさと晴彦のそれぞれの思いや思いやりを感じるお話しでした。 高校1年生〜2年生のどうにもならない思いや不安を持つちぐさには、あるあると思ったけど、晴彦が中2なのに、しっかりし過ぎていて、私にはしっくりこなかったです。

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2024/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごいタイトル……! 義理の姉弟の、距離感があるような近すぎるような関係がよかった。異性のきょうだいで、さすがにこんな話できないよ!と思うところもあったが、そこは義理だからこその距離感なのだろうか。友達になら話せる、みたいな。 ブラジャーを巡るお話にしているのも巧いし、全体的に爽やかで、少女まんがを読んでいる気持ちで楽しく読んだ。ちぐさと友人のぶつかり合いもハッとするような爽やかさでよかった。

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2024/07/27

題名からLGBT 系かなと思ったら、もっと自由な広い、まだ何ものでもないきらきら輝く気持ちの物語でした。 普通じゃないかもしれない部分があって、でもそれがすべてじゃないこともわかってる。そんな覚悟があっての繋がりは素敵です 後で気が付きましたが、私の敬愛する氷室冴子さんの青春文学...

題名からLGBT 系かなと思ったら、もっと自由な広い、まだ何ものでもないきらきら輝く気持ちの物語でした。 普通じゃないかもしれない部分があって、でもそれがすべてじゃないこともわかってる。そんな覚悟があっての繋がりは素敵です 後で気が付きましたが、私の敬愛する氷室冴子さんの青春文学賞大賞作品でした‼️

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2024/07/15

佐原さんの「鳥と港」が刺さりまくりだったのでこちらも。 父親が再婚し新しく弟になった中学2年生の晴彦がブラジャーを身に着けているところを目撃した姉ちぐさ。 ちぐさを視点にした新しい家族の行く末の物語。

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