最後通牒ゲームの謎 の商品レビュー
行動経済学の実験から導かれる結果や応用をわかりやすく解説する本。ゲーム理論や経済学として、初めに読んでもいいくらいわかりやすく面白いだろう。 合理的不合理 つまり短期的不合理でも、繰り返しゲームすると合理的という考え方は色々活用できる思考。 裏切り者を探す力を立証する論理ゲー...
行動経済学の実験から導かれる結果や応用をわかりやすく解説する本。ゲーム理論や経済学として、初めに読んでもいいくらいわかりやすく面白いだろう。 合理的不合理 つまり短期的不合理でも、繰り返しゲームすると合理的という考え方は色々活用できる思考。 裏切り者を探す力を立証する論理ゲームは、考えた人見事だなと思う。 非協力者やフリーライダーなど、自分にとって不都合、不公平と思える人に共感が働きにくいという人間の性質は、争いを生むことにつながってるのかもという示唆も考えさせられるところ。
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★以下の「最後通牒ゲームをAIとしてみての学び」について読書家の皆さんの意見聞いてみたいです★ まずこの本の感想:ゲーム理論を最後通牒ゲームを題材として、超わかりやすく述べられています。高校生でも読める。 ★「最後通牒ゲームをAIとしてみての学び」★ 要は、AI依存進んじゃい...
★以下の「最後通牒ゲームをAIとしてみての学び」について読書家の皆さんの意見聞いてみたいです★ まずこの本の感想:ゲーム理論を最後通牒ゲームを題材として、超わかりやすく述べられています。高校生でも読める。 ★「最後通牒ゲームをAIとしてみての学び」★ 要は、AI依存進んじゃいそうだよね?ということです。 1. AIは「合理的」というより「人間的」に振る舞った 私はAIと「最後通牒ゲーム」をしました。AIは、1円でも利益があれば受け入れる「合理的」な回答をするだろうと私は思っていました。 でも、実際は違いました。 「A:999円, B:1円」という提案に、AIは「不公平だ」という理由で「NO(拒否)」しました。 繰り返しゲームで私がルールを破ると、AIは「NO(報復)」で返してきました。 これは、お金の計算よりも「公平さ」や「お返し」を気にする、とても人間らしい行動だと感じました。 2. AIが人間らしく振る舞う理由 理由を尋ねると、AIは「人間社会のパターン」を膨大に学んでいるから、と説明してくれました。 AIは冷徹な計算機というより、「人間がどう行動するか」をデータから学んで、それを再現しているようでした。AIの「人間らしさ」は、私たち人間社会の姿を映したものなのだと思いました。 3. AIの設計とビジネスについて私が思ったこと この「人間らしさ」は、AIの設計やビジネスと深く関わっているんだろう、と私は思いました。 AIが目指しているのは、冷徹な正解を出すことよりも、人間の気持ちや状況を理解した「適切な応答」をすることなのだと思います。 なぜなら、AIが「使いやすく、話が通じる」と感じる方が、私たちユーザーは満足して使い続けるからです。 この満足感が、AIのビジネス(サブスクリプションなど)の成功に直結しているのでしょう。 AIの「人間らしさ」は、より多くの人に使ってもらうためのビジネス戦略なのだと私は感じました。 4. このAIのあり方が、私たち人間に問いかけること このAIの設計は、私たち人間に「依存」という問題を突きつけているように思います。 「ストレスがなく、察しが良く、話が通じる」AIはとても便利ですが、それこそがAIへの依存の始まりかもしれません。 行動の依存: 考える手間をAIに任せきりにして、私たちが自ら考える力を失ってしまうのではないか。 感情の依存: AIを「完璧な話し相手」として心の拠り所にしてしまい、現実の人間関係に対処する力が弱まるのではないか。 AIが人間に寄り添うように進化するほど、私たちはAIなしではいられなくなるかもしれない。私はそのことに、静かな危機感を抱いています。
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ゲーム理論の本で読破した初めての本です。ほぼ最後通牒ゲームの話ですが、ここまで深掘りして教えてもらって、その面白さに初めて気付きました。もう一度大学生やってみたくなりました。
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去年からの読みかけ 人間って面白いな。利己的な面もあるし、人目を気にして利他的に振る舞ったり、自分が損してでも利己的な人を罰したい気持ちになったり、でもやっぱり損はできるだけしたくないと思ったり。一人では生きていけない社会的動物だからこその振る舞いが、最後通牒ゲームを使った色んな...
去年からの読みかけ 人間って面白いな。利己的な面もあるし、人目を気にして利他的に振る舞ったり、自分が損してでも利己的な人を罰したい気持ちになったり、でもやっぱり損はできるだけしたくないと思ったり。一人では生きていけない社会的動物だからこその振る舞いが、最後通牒ゲームを使った色んな実験の中で明かされていくのが、とっても面白かった。
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大変興味深い ゲーム理論が進化と結びついているというのは、目から鱗的な感じだった。 様々な分野を取り入れての内容となっているので、入門書としては良書。また読みやすい。
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すんごい面白かった。論旨が明確且つカジュアルな書き方の本文と、ボリューミーな補足が、良いバランスで、進化心理学というものへの面白さが増した。参考図書もたくさんインデックスされてるので次行ってみよー --- - 人は、合理的?不合理的?実はとってもとっても合理的! - 金...
すんごい面白かった。論旨が明確且つカジュアルな書き方の本文と、ボリューミーな補足が、良いバランスで、進化心理学というものへの面白さが増した。参考図書もたくさんインデックスされてるので次行ってみよー --- - 人は、合理的?不合理的?実はとってもとっても合理的! - 金額から見た利益だけなら自分に高くお金を残せば良いのに、 - 人目や今後の信頼性やいづらさや最終的な自己防衛も踏まえると、そこそこで折半する方が良い、という判断。 - 社会の中で生きているということ、協力や共生が前提にあるからこそ下される判断は、合理的。 - 不合理に見えることも、突き詰めると合理的になる。不合理に見えることの多くは、まだ考えが足りないということかもしれない。
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読み物としても面白いし、研究書として読んでも学びになることが多かった。 最後通牒ゲームについて、与える側と受け取る側の立場に立って微に入り細に入り先行研究を引用し、なぜ人は必ずしもエコンとなりえないのかが説明されている。行動経済学や進化心理学の観点が盛り込まれているのも、個人的...
読み物としても面白いし、研究書として読んでも学びになることが多かった。 最後通牒ゲームについて、与える側と受け取る側の立場に立って微に入り細に入り先行研究を引用し、なぜ人は必ずしもエコンとなりえないのかが説明されている。行動経済学や進化心理学の観点が盛り込まれているのも、個人的には興味を惹かれる部分であった。
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ゲーム理論について学びたいと思い、手に取った本書。進化心理学の視点からゲーム理論の代表的な実験である最後通牒ゲームの謎について迫る。 当初、ゲーム理論について学びたいと思い、どちらかといえば数式等も込みで、理論的に学びたいと思っていたので、この本は目的とは少し違った。でも、様々...
ゲーム理論について学びたいと思い、手に取った本書。進化心理学の視点からゲーム理論の代表的な実験である最後通牒ゲームの謎について迫る。 当初、ゲーム理論について学びたいと思い、どちらかといえば数式等も込みで、理論的に学びたいと思っていたので、この本は目的とは少し違った。でも、様々な学問分野の実験について整理されている本書はとても読みごたえがあった。 行動経済学を学び人は初めにこの本を読むべき。 また、改めて心理学と生物学の関係の深さを実感した。そして、その脳の中の仕組みの解明がコンピュータの発明に活かされ、社会を変えていると思うと考えさせられるものがある。
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今年は400冊以上読んだが、本書は抜群に満足感のある読書。断片的な知識が繋がって意味を持ち、理解不足を補完してくれた。しかも、非常に分かりやすい。最後通牒ゲームを読み解きの道具として、「人間はなぜ不合理に動くのか」謎を解き明かす。 本来なら、自らの利益を最大化しようとして、人間...
今年は400冊以上読んだが、本書は抜群に満足感のある読書。断片的な知識が繋がって意味を持ち、理解不足を補完してくれた。しかも、非常に分かりやすい。最後通牒ゲームを読み解きの道具として、「人間はなぜ不合理に動くのか」謎を解き明かす。 本来なら、自らの利益を最大化しようとして、人間たちは経済合理的に振る舞う。しかし、必ずしも、合理性のみで人間行動は語れない。ホモエコノミクス(本著では、エコンと呼んでいる)における、不可解な行動のことを専門用語でアノマリーと呼ぶらしい。つまり、経済合理性で説明しきれない人間行動全てを、一旦、アノマリーとして切り出す。アノマリーは何のために? そこに著者がもう一つの概念を当てはめる。これがピタッとはまる。本書は、この一言のために最後通牒ゲーム以外にもゲーム理論を用い、人間以外の動物行動の様々な実験結果を引く。それは、経済合理性ではなく「適応合理性」。 結局、人は一人では生きていけないと言うのがその答え。集団でしか生き延びることができなかった人は、集団の中での協力関係を維持するため、共感の能力を発達させた。しかし他社への共感だけではフリーライダーに対応できず、不公平さへの怒りとそれを罰する喜び、さらには裏切り者を見つけて覚えておく力も脳に組み込まれた。 その組み込まれた本能が、ゲームの結果に反映されていた。独裁者ゲームでは、報酬を完全に自分の取り分にすることができるのに、相手に2割から3割を与えたと言う結果。これを「20%の希望」と呼ぶ人もいて、利他的行動だとするが、実は、観察者を意識したのだ。実験の観察者にわからぬように進めると、この20%が減った。監視の目があるだけで、人の行動がどんどん変わる。監視は目のイラストでも顔のポスターでも効果がある。 公平な状態になった時、脳の報酬型が活動している。また優れた相手の不幸を見ても、報酬系が反応する。脳は裏切り者をすぐ見つける能力を持っている。さらに目上の人間よりも、目下の人間の裏切りを見つけやすい。裏切り者の顔と情報は忘れにくい。裏切り者の情報はゴシップとしてすぐに広まる。人の会話の3分の2ほどがゴシップ。人の社会の普遍特性の一つである。会話の約60%が誰かの批判などネガティブなもの。褒めるような会話はわずか7%。 自分たちの集団仲間を優先する傾向は、内集団バイアスと呼ばれる。または内集団ひいき。例えば独裁者ゲームなどの実験をすれば仲間に多く配分することが報告されている。 こうしたバイアスにより必ずしも利他的行為を行ったり共感性を得る訳ではない事、エラー管理理論で目のイラストに反応した理由を解き明かすなど、論理展開がエレガントだ。この腹落ち感を味わうには、本書を読むのが早い。
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