みんな蛍を殺したかった の商品レビュー
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読み初めは胸糞悪いな~蛍って子絶対性格悪いやんって感じでしたが、読み進めていくうちに続きが気になりすぎて、最後まで一気読みしてしまいました! 学校での扱われ方(スクールカースト)の現状がやや誇張気味であるが、青春時代独特のあの空気感がリアルで一気に引き戻された感覚でした。、 結局世界は無い物ねだりだと思わざるを得ない内容でした。
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文章は読みやすく、さらっといけます。内容は、なんか、「あ”ー」って感じです。読み物として楽しみました。 容姿コンプレックスというか、容姿至上主義というか、そういうものに対するかかれかたがすごい。恵まれている側があんなに無自覚なことあるかな?とは思うけど。車の運転をしないさくらの旦那様は六花の事故の人なのかな…とか、いろいろ考えました。
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読み始めて気づいたらページを捲る手が止まらず、 結局最後まで一気読みをしてしまいました。 読んでいて終始ザワザワする感じは描いている世界観が とてもリアルだったからだと思います。 学校におけるスクールカースト、SNSでの承認欲求、親からの愛情。 “誰が”悪いわけでもないけど、”誰...
読み始めて気づいたらページを捲る手が止まらず、 結局最後まで一気読みをしてしまいました。 読んでいて終始ザワザワする感じは描いている世界観が とてもリアルだったからだと思います。 学校におけるスクールカースト、SNSでの承認欲求、親からの愛情。 “誰が”悪いわけでもないけど、”誰か”を悪く仕立てないと心が保てない。 少しでもバランスが崩れると一気に崩壊してしまう(してしまった)様を この本を読んで感じました。 結末はどうであれ、栞だけは幸せだったんだと思いたいです。
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びっくりするような展開にはならなかったけど、読んでいて黒いドロドロした闇が広がっていくような感覚に陥る。 人生って結局うまくいかないのか?という嫌な気持ちを最後の最後で少しだけホッとさせてくれるのが救い。人って怖い。
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タイトル、表紙を見て読んだ。 スクールカーストものだと思っていたけど、全然違う復讐の話だった。 展開がどうなっていくのか気になり読む手が止まらなかった。最後らへんは顔を歪ませながら読んでいた。 ミステリーとして伏線回収がすごいし、面白いが、内容が辛く悲し過ぎる。 後味はあんま...
タイトル、表紙を見て読んだ。 スクールカーストものだと思っていたけど、全然違う復讐の話だった。 展開がどうなっていくのか気になり読む手が止まらなかった。最後らへんは顔を歪ませながら読んでいた。 ミステリーとして伏線回収がすごいし、面白いが、内容が辛く悲し過ぎる。 後味はあんまり良くない小説だった。
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ある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。(e-honより)
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蛍の魅力に酔いしれました! 登場人物の独白によって、進む物語でジャンルはホラーミステリでしょうか 隣の芝生は青くみえるという内面をこれでもか!という程展開して、みんな純粋で幸せになりたいだけなのに上手くいかず、登場人物全員が互いの黒さがたまらないです サクサク読めて面白く、女子同士の小さなグループ内でのありそうな会話がリアルでよかったです ミステリ部分は最後だけ、ちょっぴり無理がありそうでしたが、どうなるか話は全く予想出来ていなかったし、面白かったです 読んで本当に良かったです!ビバ蛍!
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スクールカーストという言葉は僕の時代は無かったけれど、どの世代でも必ずある人としての優劣で引かれる線引き。その優劣というのが学校という単位だと、見た目が最大の要因になる事は明白です。見目麗しければとりあえず第一関門はトップ通過。ぶさいくは相当な武器が無いとどうにもならない世界です...
スクールカーストという言葉は僕の時代は無かったけれど、どの世代でも必ずある人としての優劣で引かれる線引き。その優劣というのが学校という単位だと、見た目が最大の要因になる事は明白です。見目麗しければとりあえず第一関門はトップ通過。ぶさいくは相当な武器が無いとどうにもならない世界です。本当に学校って嫌いだった。 そんなカースト最底辺の3人の元に舞い降りた、類まれな美貌を持つ転校生「蛍」。その蛍がある日電車に飛び込んで木っ端みじんに飛び散る所から始まります。 イヤミスと言われる分野が最近発達しつつありますが、これもそれ系の本です。 先が気になる謎の疾走感があるのでスピーディーに読めます。 まだちょっと練り切れていない部分があるので、もう何作か読んでみたい作家さんです。
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展開が気になり、序盤からテンポよく読み進められました。後半はただただ不気味。 大どんでん返し!というかんじではありませんでしたが、おもしろかったです。
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嫉妬による殺意。 想像するだけなら、きっと誰にでもあると思う。 が、真相はひどい。 ここからネタバレ注意。 蛍の話は、 柊木沢エルという作家が、蛍の産みの親。 妹に刺殺されたのは育ての母親。 栞の話は、 栞の義理の母親は柊木沢エル。 栞は、蛍が好きで本当の親友と思っていた。 蛍になり代わって線路に飛び込む。 蛍は、栞になり代わり、顔の半分を焼いた。 柊木沢エルと一緒に暮らすが、自分が本当の娘だとは言い出せない。 えっと、いちばんダメなのは結局、蛍なのでは? 色々とひどい。 結果的に幸せにもなれず、美しさも手放し、 絶望感が残る話だった。
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