インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー の商品レビュー
女性の登場が少ない本作で存在感を示したのがシャルレーヌの伯母さん。 父親から愛されることも認められることもなかった二人の息子のリベンジ。アメリカが独立した後、アーデン家はどうなったろう。 エドは最初からアシュリーのジェイクに抱く感情の正体に気づいていたんだろうな。意外とあっさり消...
女性の登場が少ない本作で存在感を示したのがシャルレーヌの伯母さん。 父親から愛されることも認められることもなかった二人の息子のリベンジ。アメリカが独立した後、アーデン家はどうなったろう。 エドは最初からアシュリーのジェイクに抱く感情の正体に気づいていたんだろうな。意外とあっさり消えたけど。 クラレンスが一番気の毒な気がした。もうバートンズには再会できないんだろうな。
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前作全然覚えてないんだけど気に入ってたことだけは記憶にあって、完結編ということで読んでみた。 ロンドンから舞台がアメリカ?カナダ?独立戦争あたり?になったことで、印象がだいぶと変わったのだけど、なんやかんや最後まで興味深く読めました。 2021.7.31 93
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開かせていただき光栄ですシリーズ最終作。 ラストのおいてけぼり感。 読んだのが前過ぎて、2作目は読んだかも覚えてなくて、仲間たちの事もダニエル先生くらいしか覚えてない。時々思い返したり、ラストは仲間宛の手紙。詳細なくても、いいんだろうけど、読み返すだろうなぁ。 アシュリー・ア...
開かせていただき光栄ですシリーズ最終作。 ラストのおいてけぼり感。 読んだのが前過ぎて、2作目は読んだかも覚えてなくて、仲間たちの事もダニエル先生くらいしか覚えてない。時々思い返したり、ラストは仲間宛の手紙。詳細なくても、いいんだろうけど、読み返すだろうなぁ。 アシュリー・アーデン殺害容疑の囚人エドワード・ターナーに話を聞くように依頼された記者のロデリック・フェアマン。 独立戦争前後くらい。 ベンジャミン・フランクリン、モホーク族、イロクォイは実在みたい。 著者90オーバーでこの本ってことに驚き。
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「開かせていただき光栄です」から始まるシリーズの3作品目で最終章。 今までの2作は殺人事件の推理を軸に話が進んでいたが、 今作は、アメリカ独立戦争時のコロニストとインディアンの状況が、双方の内実に通じるアシュリーを主軸に描かれている。 「開かせていただき光栄です」のバートンズから...
「開かせていただき光栄です」から始まるシリーズの3作品目で最終章。 今までの2作は殺人事件の推理を軸に話が進んでいたが、 今作は、アメリカ独立戦争時のコロニストとインディアンの状況が、双方の内実に通じるアシュリーを主軸に描かれている。 「開かせていただき光栄です」のバートンズからはエドワードとクラレンスの2名が登場し、クラレンスの手記という形で「アルモニカ・ディアボリカ」のその後も語られる。だが、扱うテーマがあまりに違うことから、全く新しい作品と思って読み進めた方が読みやすいかもしれない。 今作では耽美的な描写はアシュリーの周辺のみに留められ、独立戦争時の様々な思惑の交錯が物語に深みを与えている。 これはシリーズを通して思うが、文体は決して読みやすくない。特に人物関係が整理されるまではつらかった。 最終的に面白かったが、推理小説を期待していると戸惑う。前作までの登場人物を引き継ぐ、本格時代小説として読むことをお勧めしたい。
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『開かせていただき光栄です』三部作の最終巻。 独立戦争中のアメリカ。新聞記者のロディは依頼されて獄中のエドワード・ターナーを訪ねる。依頼の趣旨は彼がアシュリー・アーデンを殺したのは何故かを聞き出すことだったが、アシュリーの手記を読み解きつつエドが語る話とは‥ 前作をほぼ覚えていな...
『開かせていただき光栄です』三部作の最終巻。 独立戦争中のアメリカ。新聞記者のロディは依頼されて獄中のエドワード・ターナーを訪ねる。依頼の趣旨は彼がアシュリー・アーデンを殺したのは何故かを聞き出すことだったが、アシュリーの手記を読み解きつつエドが語る話とは‥ 前作をほぼ覚えていなかったし舞台がいきなりアメリカなので混乱したが、ストーリー自体は前作を覚えてなくても大丈夫。ただある意味前の作品のネタバレになっているので、シリーズ全部読むならこれは最後の方が絶対によい。 ミステリでもあるが、一般市民からみた独立戦争の様相、コロニストとモホークのアイデンティティなど歴史小説として大変面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
開かせていただき〜シリーズ最終巻 (公式シリーズ名称が本当に欲しい) 1作目の「開かせていただき光栄です」の時は それでも明るく別れた彼らに 2作目、3作目でこんな未来が待ってたなんて。 全てを自責にして死に向かおうとするエドを 一人にせず寄り添ってくれていたクラレンスが 心のアルに語る様がつらかった… エドとクラレンス ふたりにそれぞれ穏やかに過ごせた時間があっただろうか あったらいいなぁ これがクロコダイル路地の あの1節に続いたんだね
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独立戦争時代のアメリカ小説は読んだことが無かったので、時代背景を調べつつ、地図を見つつ読み始めた。最初は時間がかかったけど、アシュリーの子供の頃の話が終わってからはスムーズに読めた。最後のほうは、うまくいえないけど凄い愛の話だったなぁとしみじみ。
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