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緑のなかで の商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

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2025/06/22

北海道大学の学生寮を舞台にした、青春物語。頭のいい大学で。主人公は真面目なタイプ。他にも個性豊かな寮生が色々と出てくるのと、時々高校時代の仲間の名前も出てくるから始めは混同しました(汗)The、モラトリアムな感じ! 春、夏、秋、冬と季節の移ろいとともに物語が進んでいくのですが、春...

北海道大学の学生寮を舞台にした、青春物語。頭のいい大学で。主人公は真面目なタイプ。他にも個性豊かな寮生が色々と出てくるのと、時々高校時代の仲間の名前も出てくるから始めは混同しました(汗)The、モラトリアムな感じ! 春、夏、秋、冬と季節の移ろいとともに物語が進んでいくのですが、春は永く感じました。夏あたりから物語に惹き込まれて啓太のキャラもユーモアも出てきて魅力的になっていくようでした。 寮生活や、サークル等の集団行動が多く、そういうのが好きな人は楽しいのだろうなと思います。共同生活とはいっても踏み込まない絶妙な距離感や、意外な人と親交を深められたりなど不思議な感覚を、疑似体験。寿くんが悲しすぎました。あたまのなかではラッパーの寿君(MCバトル)をどうしても想像してしまって、本の中でイケメン設定だったのを見て、あー違うか…!(笑)って、なってしまってました。不思議ちゃん系の人間の、孤独を思い知らされました。なんでだよ!って叫びが辛すぎて。 タイプの違う弟、両親との関係性も啓太の人間性に大きく影響を及ぼしていて、優等生の憂鬱のような私とは無縁な感覚を疑似体験できたのはある意味貴重でした。(笑)

Posted byブクログ

2025/03/20

正直、おもろいんかおもんないんかわからん…とか言いつつ読了した。(すまない) 淡々と読んだけど、おもろいかおもんないか以前に作中にまったくシンクロするところがないねんな…と思った。悪口ではない 北海道の寮に住む大学生の一年間の話? 大学や寮の雰囲気は、 へ〜 と、読むんやけ...

正直、おもろいんかおもんないんかわからん…とか言いつつ読了した。(すまない) 淡々と読んだけど、おもろいかおもんないか以前に作中にまったくシンクロするところがないねんな…と思った。悪口ではない 北海道の寮に住む大学生の一年間の話? 大学や寮の雰囲気は、 へ〜 と、読むんやけど、そんな彼の家で家庭内に問題が起こって云々… …なんやけど、(主人公の)双子の弟はもう就職しており、仕事人間の父親は家のことはしないらしいけど基本的には穏やか 子供も手を離れ、家にほとんどいない夫との生活に自分の拠り所を失う母親…? …を、大学生の息子視点で書くんやけど、まあ、何一つ同調できんというか… またこの子、この先院に進むらしいねんな 大学に行かせてもうた上に院まで進学して、寮生活もさせてもうて、それでそれ以上親に何を求めんの? と、思ってしまう…笑 働いてる双子の弟の方がまだ視野が広いので、いい… 甘えてるというか、なんというか でもまあ、子どもでいられるのは幸せなことやと思うからかまへんけど …で、大学と寮生活のくだりは、ほんまに へ〜 て感じ 楽しそうやし、これもこの時期しかできひんからいいなと思うけど、このテンションで社会人にくるんやからそらこっちには理解できんことが多いな、と、そこも得心した ひとりならいいねんけど、同年代が集まるとこういうノリになる職場の若い子に納得 同年代だけやからもりあがるというのはいくつになってもそうやけど、職場は幅広い年齢がいるからなあ などと、まあ、そういう感じで何一つ共感できんまま(悪口ではない)最後まで読んだ 表題作のほかに、高校時代の話が収録されてて、これを読むと、まあ…、うん…、啓太くんの言い分もわかるような、アレなような、と、なったかな…。 わたしはおかんの立場なので、ここの母親も苦労しはったやろな、と、思わざるを得ない。 母親やからすべてがわかるとかいう幻想はやめてくれ。笑 作中に登場した、一緒に料理をしている祐馬くんと桂斗くんとか、急激に痩せて髪を短くしてニット帽をかぶっているサークルの女性の先輩とか、このあたりの人たちのエピソードのほうがよほど気になるんやけど…。笑 この本にめちゃくちゃ時間がかかってるので返却期限が迫っている本がたくさんになってやばい〜。自業自得

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2024/08/15

椰月美智子さんはやっぱり印象深い物語で心に引っ掛かる。児童文学作家だからなのか気持ちが真っ直ぐになってしまう、思春期の心のモヤモヤもしっかり掴んでいる。もちろん解決するのは自分しかいないけど、きっかけにヒントになります。4部が春夏秋冬と分かりやすくて、5部が卒業後なのかなあと思っ...

椰月美智子さんはやっぱり印象深い物語で心に引っ掛かる。児童文学作家だからなのか気持ちが真っ直ぐになってしまう、思春期の心のモヤモヤもしっかり掴んでいる。もちろん解決するのは自分しかいないけど、きっかけにヒントになります。4部が春夏秋冬と分かりやすくて、5部が卒業後なのかなあと思ったけど、高校だった。4人の友情に綾太に高校の体育祭を見る家族と原生林を見れた。寿はずーっと戦っていたんだなって、ギリギリの生活だったなって。大学3年って何故だろうと思ったけど、こっち側が勝手に決めただけで、ちゃんとした一年なんだ

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2023/10/20

淡い青春群像かと思ったら、そうではなかった。 若い危うさが弾けながら、事実が重くのしかかってくる。 順番が高校生活が後になっていることで、時間の儚さがより鮮明になる感覚がある。

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2023/09/15

解説の斎藤孝さんも書いてらっしゃるが、「青春とは人生のある一つの時期ではなく、一生持ち続ける心の在り方」という、サミュエル・ウルマンの有名なフレーズもあるけれど、やはり青春時代は一時期のもので懐かしくなる。 小説では​『青い山脈』『青が散る』​。古くは​『たけくらべ』​と読んだ...

解説の斎藤孝さんも書いてらっしゃるが、「青春とは人生のある一つの時期ではなく、一生持ち続ける心の在り方」という、サミュエル・ウルマンの有名なフレーズもあるけれど、やはり青春時代は一時期のもので懐かしくなる。 小説では​『青い山脈』『青が散る』​。古くは​『たけくらべ』​と読んだものが浮かぶ。 その現代版のひとつ。 タイトルが青じゃなくて緑濃い季節になっているところ、青は古めかしくて緑が新しいというわけでもないが、清冽な印象であった。 「緑のなかで」が大学生生活で、併編されている「おれたちの架け橋」が高校時代。子の側から見た親子の関係と両親の大人事情、学生生活での友達との関わり。 わたしから言うとライトノベル風だが、ユーモアも交えてさらりと描く現代風と言おうか。それもいいなあと思う。 若き時代の思い出をいつまでも色あせさせないのが、若さの秘訣かも。

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2023/04/14

また1つ「青春小説」を読み終えました。 スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。 北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。 学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう! その時、その場所に...

また1つ「青春小説」を読み終えました。 スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。 北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。 学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう! その時、その場所にしかない青春のキラキラと若者のエネルギーを感じました。 深刻な悩みも心を痛める出来事もあるけど、作品全体に漂うのは穏やかな雰囲気で学生時代の記憶を呼び覚まされる作品。 他作品「しずかな日々」にも、どこか通じる気がした。

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2023/03/23

大学青春小説と巻末高校青春小説のセット。巻末の高校編がキモでこれがないと相当つまんない。発表は時系列順で高校編が先なので大学編は後から書かれてものらしい。時系列順だったら大学生活をもっと楽しく読めたのに!

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2022/08/12

「おれたちの…」から、先に読んでみた。これは、センターじゃなくて共通一次の時の話じゃないのか?と思いつつ、今から本編読むところ 「誰にでも、同じことか、似たようなことが起こる」をてんこ盛りにした話でした。

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2021/08/27

北の大地の季節毎の情景がみずみずしい。主人公には母親や友人をめぐって事件が起こり、それにいろいろ悩んで葛藤して、でも前に進もうとする物語。大学生らしくて、悩みや空回りも懐かしい気がしました。自分の大学時代を思い出して、そして今の自分ってどうなの?とも思った。このあたりがまさにこの...

北の大地の季節毎の情景がみずみずしい。主人公には母親や友人をめぐって事件が起こり、それにいろいろ悩んで葛藤して、でも前に進もうとする物語。大学生らしくて、悩みや空回りも懐かしい気がしました。自分の大学時代を思い出して、そして今の自分ってどうなの?とも思った。このあたりがまさにこの物語っぽいけど。 自分の出身大学がモデルのようで、そこも楽しめました。

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2021/08/12

北海道の大学の寮に住んでいる大学三年生の啓太。サークルや大学のPR活動、寮でのイベントなど青春を謳歌している。そんな時、社会人の双子の弟・絢太から母親がいなくなったと連絡があった。「さがさないでください」という書き置きがあって、家族は混乱状態。結局、月日が経っても、戻ってこず、家...

北海道の大学の寮に住んでいる大学三年生の啓太。サークルや大学のPR活動、寮でのイベントなど青春を謳歌している。そんな時、社会人の双子の弟・絢太から母親がいなくなったと連絡があった。「さがさないでください」という書き置きがあって、家族は混乱状態。結局、月日が経っても、戻ってこず、家族は日常の生活を送っていた。しかし、秋の時期に啓太に想いもかけない出来事が起こる。 啓太の大学生活のある1年間を描いた作品でしたが、大学の模様が瑞々しく描かれていて、その頃の記憶が思い出されました。 啓太の様々な活動を見ていると、自分も「ああしとけば良かったな」「こうしとけば良かったな」と後悔することばかりが思い浮かぶくらい充実していて、羨ましい限りでした。 そんな中で起きる母親の行方不明。特に事件性はなく、意外なところで発見されます。それをきっかけにお互いの家族の向き合い方が変わっていきます。 母親側の視点がないため、どう思っているのか、なかなか把握しづらいですが、内に秘めていたストレスは、長い期間があった分、相当あったと思います。 そういった意味では、作品のアクセントとなっていて、母親の息子として、どう成長していくのかが楽しめました。 その後の人生が良い旅路であることを願いたいです。 その他にも啓太にふりかかる出会いや別れが登場しますが、良い場面もありましたが、辛い場面が印象深かったです。同じ時を過ごしてきたからこそ、心にズシンと響くものがありました。 後半では、高校生の啓太が描かれています。どのようにして、北海道の大学を選び、なぜ一人暮らしの道を選んだのか? 大学生編に登場していた同級生も登場していますが、「別れ」の描写があった分、楽しいところもちょっと辛く感じてしまいました。 他の椰月作品を読んだからか、ちょっとした驚きを期待していたのですが、特にそういった部分はなく、啓太の心理描写を楽しむことができました。 今後、家族がどうなっていくのか、詳細には描かれていませんが、一人一人が後悔のない人生を歩んでくれたらなと思いました。

Posted byブクログ