戦いの音楽史 の商品レビュー
みのさんを全く存じ上げなかったのですが、テーマが面白そうなので読んでみました。 二十世紀のポップミュージック史概観。 初心者向けの本として「はじめてのアメリカ音楽史」と重なる部分もありつつ、注目するジャンルが違うので、また別の流れが見えて面白かったです。 「はじめての〜」がブ...
みのさんを全く存じ上げなかったのですが、テーマが面白そうなので読んでみました。 二十世紀のポップミュージック史概観。 初心者向けの本として「はじめてのアメリカ音楽史」と重なる部分もありつつ、注目するジャンルが違うので、また別の流れが見えて面白かったです。 「はじめての〜」がブラックミュージックをかなり重く扱っているのに対して、こちらはロック史に比重がある印象で、バンドの個性とジャンルの変遷が面白かったです。 章間に、一方で日本の音楽シーンはどうだったのかという短いコラムがあるのもよかったです。J-POPって、J-WAVE発祥のマーケティング的概念だったんだ!これは知らなかった。ここまで日本人に浸透するとは、ネーミングした人、お手柄ですね。 ただ、物足りなかった部分もたくさん。 「戦い」のタイトルに惹かれて、歴史上の諸々と音楽のつながりをダイナミックに読めるのかと期待しましたが、筆致は意外と平坦で淡白。書いてないわけではないんだけど、文体との相性もあるのか、いまいち響かないままスルスル読んでしまいました。 各ジャンルの掘り下げも広く浅く、全体的に「もうちょっとちょうだい?」というあたりで話が閉じちゃう。 もう少し文字を小さくしてもいいから情報量を増やして〜!と思いました。 そして、何より物足りないポイント、 ジャズの存在感が薄すぎません? 前半、三角貿易から奴隷の労働歌、ブルース、ゴスペル、フォーク、カントリー、ソウルからのR&Bへ…と手堅く話が流れたところで、章は飛び、次はもうプレスリーが出てきてロックンロールの台頭へ。ジャズの誕生に関する記述がないのに驚きました。 章間コラムに「戦前から日本の流行歌はジャズを取り入れてきた」という話を挟んでいるのに、その前提がないので、なんか変な感じ。 で、中盤過ぎ、1970年代フュージョンの段になって突然「マイルス・デイヴィスの『ビッチェズ・ブリュー』」…って、いたのね、マイルス?いつから?なんでそんな手品の鳩みたいな登場なの? あとね、レゲエのレの字もない。 これは「はじめての〜」も同様で、ボブといえばもっぱらディラン。レゲエって音楽史の中では存在感薄いんだぁ…というのも学びのひとつでした。 でも、ポップミュージックにおける「戦い」がテーマなら、マーリーのほうのボブも、カリスマとして輝く余地があったのでは、なんて。 そんな感じで全体的に物足りないけど、この方の本領はYouTubeなんですよね。そちらには十分に情報があるのかな。 註釈のところに「この回で詳しく話しています」的なエピソードガイドがあってもよかったかもしれません。
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100年の歴史の中で、どんな人によるどんな音楽が生まれ、その音楽がどんな共感や反感を(意図的にもしくは突然に)生んで、社会に広がっていったか、がぎゅっと詰め込まれた本。 Parental Advisoyのステッカーが貼られたら、若者に好かれる音楽とか、J-POPというジャンルを...
100年の歴史の中で、どんな人によるどんな音楽が生まれ、その音楽がどんな共感や反感を(意図的にもしくは突然に)生んで、社会に広がっていったか、がぎゅっと詰め込まれた本。 Parental Advisoyのステッカーが貼られたら、若者に好かれる音楽とか、J-POPというジャンルをマーケティング的に作ったJwaveとか、人の思惑とは別の方向に進んでいった結果が今につながっているのも、面白かった 本書を通して歴史を辿る中で出逢ったお気に入りの曲 ・What’d I Say / Ray Charles ・You ain’t Goin’ Nowhere / The Byrds ・Mr.Tambourine Man / The Byrds ・Sunday Morning/ The Velvet Underground, Nico ・恋とマシンガン / フリッパーズギター
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友達にオススメされて読んでみたけど速攻で読破するほど面白かった。みのミュージックはYouTube でいつも見てたから音楽の歴史を楽しみながら読めました。 最初の音楽史の年表見てるだけでも楽しい!音楽も色んなインスピレーションの派生で繁栄したと思うと感慨深い、、! 読んだ後は暫くエ...
友達にオススメされて読んでみたけど速攻で読破するほど面白かった。みのミュージックはYouTube でいつも見てたから音楽の歴史を楽しみながら読めました。 最初の音楽史の年表見てるだけでも楽しい!音楽も色んなインスピレーションの派生で繁栄したと思うと感慨深い、、! 読んだ後は暫くエルヴィスにハマりました。
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Jポップの定義、自分の音楽の趣向のルーツを知りたくて読んでみた この本1冊では気になっていたことは分からなかったけど、音楽に無知な立場の自分にも近代音楽のルーツをなんとなく知ることができた 4.50年代の音楽が現在でも聞けることに感動した 激動の時代で自分の思想を啓蒙してきた...
Jポップの定義、自分の音楽の趣向のルーツを知りたくて読んでみた この本1冊では気になっていたことは分からなかったけど、音楽に無知な立場の自分にも近代音楽のルーツをなんとなく知ることができた 4.50年代の音楽が現在でも聞けることに感動した 激動の時代で自分の思想を啓蒙してきた音楽家ととに、それを形に残してきた人にも尊敬 こういう本他にもあったら読んでみたいけどあんまり無さそうでかなしい
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音楽の歴史を分かりやすくも、面白いエピソードとともに説明されていて読みやすい。 音楽リストが各章ごとに設置されるとなお良い。そのほつが読みながら全部の曲を調べながら読む手間が省ける
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たとえばイーグルスは、なぜHotel Californiaで「1969年以来ロックの精神は死んだ」と歌ったのか 音楽は、時代の影響を受ける というより時代が生み出したものなんだな 面白かった もっと2倍くらいの量にしたら良かったのに
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ミノタウロスのみの氏によるポピュラーミュージック史。日本でいう洋楽、アメリカとイギリスを中心としたポピュラーミュージックの歴史が、時代背景、ジャンル名、代表的ミュージシャンを元に述べられている。 各章では日本の状況も語られていて大きな流れをつかむことができ、氏の若さを考えると、...
ミノタウロスのみの氏によるポピュラーミュージック史。日本でいう洋楽、アメリカとイギリスを中心としたポピュラーミュージックの歴史が、時代背景、ジャンル名、代表的ミュージシャンを元に述べられている。 各章では日本の状況も語られていて大きな流れをつかむことができ、氏の若さを考えると、よく調べてまとめたなと思う。 印象に残ったエピソードは、ストーンズとビートルズのどっちが優等生だったのか、セックスピストルズのツアーの最後のセリフ、ヴァンヘイレンのM&Mチョコの話。
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ロックの歴史を、社会的背景を丁寧に取り上げながら語った歴史書。音楽と社会のムーブメントとのつながりがよく理解できます。 何より日本の音楽シーンを併せて紹介しているのが素晴らしい!歌謡秩序(専業作家が自作自演の良さを取り込んでしまう)の概念はとても興味深いです。
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80年代まではよくまとまっている。90年代がまだ評価が定まっていない感を受ける。 アメリカの黒人奴隷が歌っていた労働歌のジャンルのひとつ「フィールド・ハラー」が、個人的な感情や欲求を表現するものへ変化してブルースと呼ばれるようになった。一方、奴隷制が廃止されて黒人たちの教会がつ...
80年代まではよくまとまっている。90年代がまだ評価が定まっていない感を受ける。 アメリカの黒人奴隷が歌っていた労働歌のジャンルのひとつ「フィールド・ハラー」が、個人的な感情や欲求を表現するものへ変化してブルースと呼ばれるようになった。一方、奴隷制が廃止されて黒人たちの教会がつくられると、 1920年代にゴスペルが誕生した。 1920年代以降、ブルースのミュージシャンたちがレコードを発売し始めたが、レイス・ミュージックとして差別された。 1941年にテレビ放送が開始されると、ラジオの空いたチャンネル枠で黒人音楽の番組が作られるようになり、 1949年に黒人音楽のヒットチャートができて、リズム&ブルースと改名された。 1950年代には、ゴスペルの歌詞の内容が世俗的なものに変えられたソウルが誕生。 1960年代半ばに、リズムをより強調したファンクが生まれ、 1970年代後半には4つ打ちリズムのディスコが爆発的なブームになった。また、ドラムのリズムだけになる部分をリプレイして再構築するブレイクビーツを特徴とするヒップホップが登場した。 アパラチア山脈地方に入植したヨーロッパからの移民が楽しんでいた音楽は、 1930年代にヒルビリー、1940年代にカントリーと呼ばれるようになった。 1940年代、ブルースにエレキギターを持ち込んでバンドスタイルに発展させたものがロックの源流の一つとなった。 1950年代初めにエルビス・プレスリーが登場し、白人のリスナーに向けて白人たちが好みそうな黒人のR&Bをかけるラジオ番組のタイトルにロックンロールという言葉が用いられ、ジャンル名として定着した。しかし、 1950年代の末に担い手のスターたちが相次いでいなくなって下火となった。 1962年にビートルズがデビューし、それ以降、メンバーが書いた曲を自ら歌うスタイルが主流になった。 1964年にビートルズがアメリカに進出すると、ローリングストーンズなどの多くのバンドがそれに続き、ブリティッシュ・インベージョンと呼ばれる現象となった。一方、社会の不公平や不正といった社会問題を告発したり、抗議したりするプロテストソングとしてフォークがリバイバルし、ボブ・ディランやピート・シーガーが活躍した。アメリカでビートルズ旋風が巻き起こり、ボブ・ディランがロックに転向した1965年頃から、ロックがジャンルとして定着した。 1960年代終わりから1970年代の初めにかけて、イギリスでエリック・クラプトン(クリームを結成)、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ(レッドツェッペリンを結成)が登場し、ハードロックの礎が築かれた。また、ロックにクラシックやジャズの要素を取り入れたプログレッシブ・ロックも展開され、キング・クリムゾンやピンク・フロイドによるコンセプトアルバムが作られた。 日本では、明治時代に外国曲の旋律を採用して日本的な内容の歌詞をつける翻訳唱歌が生まれた。また、西洋音楽を勉強した日本人の作曲家が作曲した唱歌が学校の授業で用いられた。大正時代に、明治以降の西洋音楽への傾倒の反省から、詩人や作曲家による新民謡運動が起こり、プロの民謡歌手が生まれてレコードが発売され、流行歌としての民謡のジャンルができた。 1930年代後半のNHKラジオの番組で「歌謡」の冠のついた番組が生まれ、歌謡曲という言葉が定着することになった。 1920年代からジャズバンドが活躍していたが、戦後になると、進駐軍キャンプやナイトクラブで日本人のジャズバンドが演奏するようになった。 1950年代半ば、ロックンロールとヒルビリーが融合したロカビリーがアメリカから入ってきて、カバー曲が歌われた。 1960年代にはベンチャーズが人気を博し、エレキギターのブームを起こした。 1966年にビートルズが来日すると、グループサウンズというバンド形態の音楽が流行した。
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今までふわっとしかイメージできていなかった音楽のジャンルと歴史について、その概要とその音楽の特徴、生まれたわけなどを知ることができた。 これからの音楽体験が楽しみになる一冊だった。
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