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江戸のジャーナリスト 葛飾北斎 の商品レビュー

2.9

14件のお客様レビュー

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2023/05/31

北斎の生涯について簡潔に追っており、北斎死後も、世界で受け入れられたことなどが紹介されている。 基本的な北斎の情報の暮らしや絵師として、いろんな技法を試し取り入れたことは知っていたが、海外からの注文で絵を描いていたことや、孫に苦労させられたエピソード、ロシアで、ヨーロッパとは別...

北斎の生涯について簡潔に追っており、北斎死後も、世界で受け入れられたことなどが紹介されている。 基本的な北斎の情報の暮らしや絵師として、いろんな技法を試し取り入れたことは知っていたが、海外からの注文で絵を描いていたことや、孫に苦労させられたエピソード、ロシアで、ヨーロッパとは別経由で北斎について知られていたことなどが知ることができた。 北斎の海外への関心の高さと、社会の風俗を描いていることから、著者は、北斎を江戸のジャーナリストと呼んでおり、ジャーナリストである著者の贔屓目と感じると同時に、北斎好きであることがよく伝わってきた。

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2023/04/25
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生き様を読むことで、いままで自分の中でただの歴史上の人物としか認識してない葛飾北斎が、妙にリアルにそして人間として自分の中に入ってくることを感じた。 93回の引っ越しには驚いた。絵を描く以外には無頓着であること、別の偉人にもそんな特徴があった気がする。ひとつのことに没頭するうらやましさを感じた。

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2023/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第68回(2022年度)青少年読書感想文課題図書   小学校中学年の部 「世界に誇る超有名人、浮世絵師・葛飾北斎とはどんな人物か。『富獄三十六景』がパスポートに、ビッグ・ウエーブこと『神奈川沖浪裏』が千円札に登場など、今も人気の北斎。情報の限られた江戸時代に、広く日本の外へも関心を向け情報収集し、90歳まで絵筆を執った超人北斎の、真の姿をあぶりだしたノンフィクション。」

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2023/01/07

北斎のことを知るのに良い本。 作者の北斎への愛を感じます。愛があるぶん、どこまで公平な目で見ているのかは、勉強不足でまだわかりませんでした。

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2022/10/07

クイズ 葛飾北斎といえば、波の絵が印象的な富嶽三十六景が有名な江戸時代の浮世絵画家ですが、もう一つ有名なのが 『北斎漫画』です。さて、この北斎漫画ってどんな本でしょうか? ① 世界で初めての4コマ漫画 ② 江戸判じ絵集(絵を読み解くクイズ本) ③ 様々な絵のお手本画集

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2022/08/02

2022年課題図書 中学生の部 表紙の絵がとても美しい。 北斎の偉業だけでなく、人間 北斎の部分を描いて、興味を持ってもらいたいというねらいで書いた。 人間北斎の部分とは、兄弟子に疎まれて違う流派にいったこと、滝沢馬琴と意見が合わず、挿絵を辞めたこと、北斎が絵以外には無頓着...

2022年課題図書 中学生の部 表紙の絵がとても美しい。 北斎の偉業だけでなく、人間 北斎の部分を描いて、興味を持ってもらいたいというねらいで書いた。 人間北斎の部分とは、兄弟子に疎まれて違う流派にいったこと、滝沢馬琴と意見が合わず、挿絵を辞めたこと、北斎が絵以外には無頓着であったこと、健脚で長生きだったこと、などでしょうか。 また昨者が元新聞記者だったため、江戸のジャーナリスト葛飾北斎と銘打ってあることに、内容と題名の違和感を感じました。 ジャーナリストならば、文章あってしかり。 無理にジャーナリストに結びつけず、人間北斎 でよかったのでは?とひっかかりました。 また、ネットで見ればよいのですが、本文の中に出てくる作品全てが、載ってない。 これでは北斎のすごさが読み手に伝わりにくいと感じました。 また、興味を持った表紙の絵も北斎の筆ではなかったのも、⭐️3の理由です。

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2022/07/27

短くまとまったエピソードがひたすら続く本。読むのに時間がかかった。「北斎を復活させたロシア人」の章は、興味深かった。

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2022/07/18

敏感な感性を磨きつづけ、時代に合うように、時代を作るために、常に新しい自分のやり方を追求した北斎。富嶽三十六景が72歳の時の作品だと知り、彼の飽くなき探究心を垣間見るとともに、自分自身も未知なるものに対する興味関心の心を大事に生きていきたいと思わせてくれた。

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2022/07/09

北斎が伝えたものは。 北斎はジャーナリストとしての素質を持っていた。鳥の目と虫の目を持って当時の日本の姿を描き、それは今もなお日本と世界にかつての日本を伝えている。 著作権の関係なのか図版がなくて紹介されている作品が一切ないのが残念。興味を持ったら自分で見に行こうということか...

北斎が伝えたものは。 北斎はジャーナリストとしての素質を持っていた。鳥の目と虫の目を持って当時の日本の姿を描き、それは今もなお日本と世界にかつての日本を伝えている。 著作権の関係なのか図版がなくて紹介されている作品が一切ないのが残念。興味を持ったら自分で見に行こうということか。北斎の画法というか何を描いていたかという話が興味深い。その当時の新しいもの、話題の物語の挿絵など。長生きだった北斎だが、彼が願ったように後5年生きれば黒船来航の絵も描いたかもしれない。そんな「伝える人」としての北斎の姿を思う。 娘お栄の話やロシアで北斎を集めた人・研究した人の話も興味深く読んだ。シーボルトに会ったかどうかも面白い。

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2022/07/04

とても便利な時代で、検索するとすぐに北斎の絵の画像を見ることができる。 すごい。 江戸時代の天才画家の絵。 とても色鮮やかで江戸時代に描いたとは思えないくらい。 葛飾北斎を名乗ったのは47歳の時。 90歳まで生きた。江戸時代の人なのにとても長生きしたと思う。 100歳まで生きるつ...

とても便利な時代で、検索するとすぐに北斎の絵の画像を見ることができる。 すごい。 江戸時代の天才画家の絵。 とても色鮮やかで江戸時代に描いたとは思えないくらい。 葛飾北斎を名乗ったのは47歳の時。 90歳まで生きた。江戸時代の人なのにとても長生きしたと思う。 100歳まで生きるつもりでいた元気な人。 亡くなる前に「あと5年生きたい」と言い残した北斎。 国際派でジャーナリスト精神を持ち合わせた北斎は、 明治維新へと向かう江戸時代最後の社会など、時代の変わり目を見たかったのだと思う。 葛飾応為と北斎と、親子で書いたという 『吉原格子先之図』美しい。 光と影がお見事。

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