全員悪人 の商品レビュー
認知症の本人からの様子、なかなかに気が重くなる内容だった。 家族のために家事をしていたはずなのに、夫を大切に思っているのに、 嫁や息子の立場でもしんどいが夫の悲しみもかなりだろう。 そして本人の混乱ぶりが、あーこんなふうな思考になるのか、、と。 やばい。自分が認知にならない保証は...
認知症の本人からの様子、なかなかに気が重くなる内容だった。 家族のために家事をしていたはずなのに、夫を大切に思っているのに、 嫁や息子の立場でもしんどいが夫の悲しみもかなりだろう。 そして本人の混乱ぶりが、あーこんなふうな思考になるのか、、と。 やばい。自分が認知にならない保証はない。じょうずに老いて、上手に死にたい。
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1.5時間程で読了 認知症である著者の義母目線で語られている。 周りの扱いに反省させられる点もいくつかあり、義母には悪人とうつるのだろうことに 気付かされる点もあった。
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わあ…認知症側の人からの視点はこうなんだね…悲しい病気だな。老いること、認知症になるってこういうことなのか…。認知症は大好きな人を攻撃してしまう病、全て病気がさせてしまうことだなんて。もう一気読み。今まで読んだ村井さんの本の中で一番良かった。
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あっと言う間に読んだ。 心を尽くして接してきたつもりだけど、相手がどう思っているかなんて、あまり考えてなかったから新鮮でした。 現在介護を頑張っている人、いずれ誰かを介護するだろう私達、そしてこれから介護されるだろう私達。 みんなの本だなーって思いました☆
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認知症になると、こういう考え方になるのかもと思った。自分の中では、きちんとした理由があってやっているのになんで?どうしてわかってくれないの?どうしても思い出せないけど、とか、あの人は嫌いだとか、あの人は絶対いい人だとか。 自分もいつの日か認知症になってしまうかもしれないからこそ、...
認知症になると、こういう考え方になるのかもと思った。自分の中では、きちんとした理由があってやっているのになんで?どうしてわかってくれないの?どうしても思い出せないけど、とか、あの人は嫌いだとか、あの人は絶対いい人だとか。 自分もいつの日か認知症になってしまうかもしれないからこそ、読んでよかったと思う。
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認知症になった義母視点で書かれているのが面白かった。そして怖かった。義母を理解してあげようと思っていないと、こんなふうに書けるものではない。また理子さんの性格に加えて、嫁という立場上、ある程度冷静でいられるのもあるのかもしれない。 面白いのだが、毎エピソード急に怖くなったりしなが...
認知症になった義母視点で書かれているのが面白かった。そして怖かった。義母を理解してあげようと思っていないと、こんなふうに書けるものではない。また理子さんの性格に加えて、嫁という立場上、ある程度冷静でいられるのもあるのかもしれない。 面白いのだが、毎エピソード急に怖くなったりしながら読んだ。浮気を疑い、嫉妬して怪我させたり、詐欺に騙されてしまうのは本当に困る。
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認知症の人は、こんな風に感じているのだと、想像できた。本人目線から書かれる文章は初めてだった。目から鱗だった。視野を広げてくれたこの本の作者に感謝したい。
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認知症の本人の視点から展開するお話 こんな風に感じているのか… 辛すぎる 誰も信じられない 自分のことすらも… 大切な家族がこうなった時、自分はめげずに支えていけるだろうか… もしも自分が認知症になったとしたら… 間違いなく読んで良かったと思える本に出合った
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「この物語は事実に基づいて書かれています」 プロローグの前に記載されたこの一行が読んでいる間、頭から離れない。 認知症になった80代の女性の視点で書かれた本作は、当事者の不安と恐怖がダイレクトに伝わって来て様々な感情が押し寄せる。 中でも一番強く感じたのは悲しみ。 認知症を...
「この物語は事実に基づいて書かれています」 プロローグの前に記載されたこの一行が読んでいる間、頭から離れない。 認知症になった80代の女性の視点で書かれた本作は、当事者の不安と恐怖がダイレクトに伝わって来て様々な感情が押し寄せる。 中でも一番強く感じたのは悲しみ。 認知症を患った本人は勿論の事、彼女を支える家族や介護士、誰一人として悪い事をしていないのに病気が「全員悪人」と思わせる。 嫌な記憶が薄れて行くだけならどれ程良いか。 猜疑心が高まり愛していた家族をも憎む。 やり切れない思いになるが他人事ではない現実を感じた。
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著者の義母の視点での“実話”だそうです。 私の母もそろそろ認知症の影が忍び寄ってくるお年頃で、本人も気にしている様子。もしもの時のために、認知症の方とその家族の暮らしを知っておきたいと思って手に取った本です。 実際に母が認知症になった時、この本のことを思い出せるといいな。認知症に...
著者の義母の視点での“実話”だそうです。 私の母もそろそろ認知症の影が忍び寄ってくるお年頃で、本人も気にしている様子。もしもの時のために、認知症の方とその家族の暮らしを知っておきたいと思って手に取った本です。 実際に母が認知症になった時、この本のことを思い出せるといいな。認知症になった本人がどんなことを考えて、何が見えているのか、不安な気持ちなどに寄り添い彼女の尊厳を守れるようになりたいです。 認知症を心配する母に「ボケたもん勝ちだよ」なんて言ってしまいましたが、そういうわけでもないんだな...本人も辛いんだね。
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