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スタイルズ荘の怪事件 新訳版 の商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2024/10/29

長編であるが、読むのが楽しみだった。 やはり意外な結末だった❗️ 次は、「そして誰もいなくなった」を読み直す。

Posted byブクログ

2024/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クリスティ&ポワロの1920年のデビュー作をアンソニー・ホロヴィッツの諸作品の訳者としても有名な山田さんの新訳で読める幸せ。言うて初読みなので、ハヤカワの旧訳との違いはわかっていない(汗)が、100年前の作品とは思えない瑞々しい作品だった。デビュー時のポワロはとても元気で、動きもエキセントリックな部分もあったり、ヘイスティングスとのやりとりも挑発的だったりするが、難事件解決として既に名を馳せており、自由自在に事件に入り込んでいくなど、シリーズの方向性がしっかり確立できていたのには驚いた。物語は、薬学の知識のあるクリスティの面目躍如たる毒物ミステリにテクニカルなトリックを重ねた本格もので、猛毒のストリキニーネがどのように投ぜられ薬効が遅行したのは何故かという謎が、かなり薬学的な技巧で解き明かされるところは素晴らしい。クリスティ読書は気分転換に良く、楽しい読書となる。

Posted byブクログ

2024/02/18

とても難解な事件でした。 読者に対して、二重三重に罠が仕掛けられているので、いくら注意深く読んでも真相に気づくのは至難の業だと思います。 ホームズとワトソンのような、ポワロとヘイスティングスの掛け合いも面白かったです。 テンポがよく、とても読みやすかったです。

Posted byブクログ

2023/12/09

クリスティなのはもちろん、訳者が山田蘭氏ということで、期待して読みました。 期待どおりの面白さです。 デビュー作だけあって、クリスティらしさがてんこ盛り。ヘイスティングズの性格がまだ固まってない感じもありますが、基本が押さえられたミステリーとして、オススメです。

Posted byブクログ

2023/12/05

ポアロ最後の事件『カーテン』を先に読んでしまったので、これを読まないとアレだよな……ということで読みました。 ワトソン役のヘイディングさんにちょっとイケズな印象がある。 トリックはとても面白かったけれども、登場人物があまり好きになれない感じで、そういう意味では残念。

Posted byブクログ

2023/10/01

「まあ、そう落ちこまないで。明るいことを考えましょう、わが友。またいつか、いっしょに犯人を追うことだってあるかもしれませんよ、ね? そのときこそは、きっと――」 2021/8/1読了 物語はポワロのこの言葉で締め括られる。同様の締め括りで、A・A・ミルン『赤い館の秘密』を思い出...

「まあ、そう落ちこまないで。明るいことを考えましょう、わが友。またいつか、いっしょに犯人を追うことだってあるかもしれませんよ、ね? そのときこそは、きっと――」 2021/8/1読了 物語はポワロのこの言葉で締め括られる。同様の締め括りで、A・A・ミルン『赤い館の秘密』を思い出したが、これが最初で最後のミステリだったミルンに対し、本作こそ巨匠クリスティのデビュー作で、ポワロ&ヘイスティングズのコンビはこの先も活躍が続くのである。

Posted byブクログ

2023/08/12

名探偵ポワロのシリーズ一作目ということで、今まで読んだことがなかったのですが、今回この新訳版を手に取り初めて読みました。作中のヘイスティングズのように最後までポワロに翻弄されて楽しめました。それにしてもデビュー作とは思えない完成度で、未読の名高いシリーズ作品を読むのが今から楽しみ...

名探偵ポワロのシリーズ一作目ということで、今まで読んだことがなかったのですが、今回この新訳版を手に取り初めて読みました。作中のヘイスティングズのように最後までポワロに翻弄されて楽しめました。それにしてもデビュー作とは思えない完成度で、未読の名高いシリーズ作品を読むのが今から楽しみです。

Posted byブクログ

2023/07/18

アガサクリスティのデビュー作。そしてポアロの初登場。 テレビでも観たし、多分ずっと前にハヤカワ文庫でも読んだ気がします。 とても新鮮な気持ちで読みました。 結末がわかっていても話に吸い込まれるってすごいですね、アガサクリスティ!

Posted byブクログ

2023/02/05

アガサ・クリスティのデビュー作で、名探偵ポワロの初登場作品。 何度もドラマ版を観ているので、犯人は誰かわかっているけど、ドラマではなかった所とかあるので原作の方がより面白かった。

Posted byブクログ

2023/01/13

111108さんのポアロおすすめ5から。 序盤、メアリが出ていった途端、イーヴィが必死の面持ちで、「ミスター・ヘイスティングス、あなたは誠実なかたね。信頼してもいい?」「お願いしたいのはただ、しっかりと目を開いておくことだけ」「何よりも重要なのは、ミスター・ヘイスティングス、あ...

111108さんのポアロおすすめ5から。 序盤、メアリが出ていった途端、イーヴィが必死の面持ちで、「ミスター・ヘイスティングス、あなたは誠実なかたね。信頼してもいい?」「お願いしたいのはただ、しっかりと目を開いておくことだけ」「何よりも重要なのは、ミスター・ヘイスティングス、あの悪魔をみはることーエミリーの夫をね!」と言い始める場面、物語が始まるゾクゾク感がすごかった。 そして期待を裏切らず、上質な作品だった! この真犯人、見破れる人いないのでは?さすがクリスティ、めちゃくちゃ読者を揺すぶってくる。 シリーズ第1作だけども、こちらはもうポワロが名探偵だと知っているので、迷ワトソンのヘイスティングスがやたらとポワロをなめた発言をして失望したりするのにニヤリ、という感じ。 それにしてもヘイスティングスとか、キャヴェンディッシュとか、イングルソープとか、口に出したくなる名前!

Posted byブクログ