フェミニストってわけじゃないけど、どこか感じる違和感について の商品レビュー
韓国人女性が韓国の中で見えるジェンダーギャップについて書いた本。 兵役の有無以外は日本と変わらないな・・・と感じました。 私個人としては「場所」が変われば違う世界がある。と思って生きているようなところがあるので、国が変わってもこんなに同じなのか・・・と驚きました。 この本の...
韓国人女性が韓国の中で見えるジェンダーギャップについて書いた本。 兵役の有無以外は日本と変わらないな・・・と感じました。 私個人としては「場所」が変われば違う世界がある。と思って生きているようなところがあるので、国が変わってもこんなに同じなのか・・・と驚きました。 この本の中には「解決策」はなく、けれどそれが現実なんだなと思う。 「個人」が姿勢を貫く。 己の中の葛藤を丁寧に感じる。 それが「できること」なんだろうな。 今はその「違和感」に名前が付き始めた段階なんだろうな。 この本の中に私にとって目新しいものはなかったけれど、きっと 「何言ってるか分からない!」と感じる人もいるだろうし 「そんなことが問題だなんて!」と新たな気付きになる人もいるんだろうな。
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女性嫌悪(ミソジニー)が無意識的に行われていることにとても違和感を感じ、腹が立つことがあるけれどフェミニストという訳ではない。ということを考えていた時に丁度出会いました。 先ず、女性が活躍することとジェンダー平等は全く違うということを知っておく必要がある。 常識は存在しない。 ...
女性嫌悪(ミソジニー)が無意識的に行われていることにとても違和感を感じ、腹が立つことがあるけれどフェミニストという訳ではない。ということを考えていた時に丁度出会いました。 先ず、女性が活躍することとジェンダー平等は全く違うということを知っておく必要がある。 常識は存在しない。 見た目が全てだと思ってはいけない。 「フェミニズムは争いではなく、わかりあうための手段」 欠けたところを無理に繕って埋めようとする(これが固定概念)のではなく、欠けた部分を認めてどう生きていくかを考える(多様性とはこのこと)ことの方がよっぽど大事だと思う。
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「育休取ろうと思うんだ、どうだろうか」と不安な目で後輩の私に話してくれた男性の先輩社員がいた。でも結局、その先輩が育休を取ることもなく、お子さんが産まれたその瞬間も仕事に追われてた。 フェミニストという視点は決して男性の権利を剥奪するものではなく、女性の自由で囚われない生き方を...
「育休取ろうと思うんだ、どうだろうか」と不安な目で後輩の私に話してくれた男性の先輩社員がいた。でも結局、その先輩が育休を取ることもなく、お子さんが産まれたその瞬間も仕事に追われてた。 フェミニストという視点は決して男性の権利を剥奪するものではなく、女性の自由で囚われない生き方を尊重することで、男女共に自由な選択肢を持てる社会をつくろうというもの。 女性への固定観念が変わらなければ、男性への固定観念も変わらない。この先輩のように、子と同じ時を過ごす権利は獲得できないまま。この本が伝えたいそれが、ただまっすぐに、多くの人に伝わることを1人の"人"として願う。そして、受け取った私も、飲み込み続けた女性としての違和感を言葉にして相手に伝えていきたい。
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文化は違えど同じ世代の価値観にとても共感できました。わたしも結婚とその先のことを考えたときに、自分だけ諦めなきゃいけないことが山ほどあるような気がして、今まではあまり感じてこなかった男女格差をひしひしと感じるように。でもぶつぶつ文句を言うのではなく、言葉と行動を変えていくべきです...
文化は違えど同じ世代の価値観にとても共感できました。わたしも結婚とその先のことを考えたときに、自分だけ諦めなきゃいけないことが山ほどあるような気がして、今まではあまり感じてこなかった男女格差をひしひしと感じるように。でもぶつぶつ文句を言うのではなく、言葉と行動を変えていくべきですね、未来の女性達のためにも。
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自分がフェミニストだと、声を大にしなくても、色々感じる不公平、違和感。争いたいわけじゃない。分かち合いんだ! 大げさな妻・嫁だと思われても、なんとか伝えようと行動している姿に考えさせられます。 韓国の嫁姑事情も大変だ。徴兵制があるので、また日本と違う文化があるのでしょうね。
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『オシャレしなくていい自由があって初めて〈好きで〉オシャレできるんだよ。どっちか一つを選ぶ権利がある時に初めて〈好きなほう〉を選べるわけでしょう。きれいにしていないとイヤな思いをする世の中では〈オシャレしなくていい自由〉がないんだよ』 この言葉に、すっとした。 私がいつも感じて...
『オシャレしなくていい自由があって初めて〈好きで〉オシャレできるんだよ。どっちか一つを選ぶ権利がある時に初めて〈好きなほう〉を選べるわけでしょう。きれいにしていないとイヤな思いをする世の中では〈オシャレしなくていい自由〉がないんだよ』 この言葉に、すっとした。 私がいつも感じていることは、うまく説明できなかったことはこれ。 夕飯の支度、したくないならしなきゃいいじゃん。 って言われても、、、ね。 洗濯、掃除、家事全般 選ぶ権利はない様に感じてる。 どうやったら夫と息子(大きな)2人の中で、 妻で母である私は自由な気持ちでいられるのかな。 料理も掃除も洗濯も嫌いじゃない。 むしろ好きな方だと思う。 それなのに、苦しくなる。 フルタイムの仕事しながらお母さんだから妻だから、家事をするのは家をきれいに保つのは私の仕事なの? 専業主婦の頃は、子育てに対してそんなふうに感じてた。
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女性が女性であることが原因で苦しむ事があるのなら、それをみんなで協力して解決できるようにする。男性が男性である…、人種、見た目のコンプレックス、マイノリティが…それらについてそれぞれの苦しみの原因を無くす事ができたらいいと思わない? 理想論?キレイ言?理想的でキレイな世の中がいい...
女性が女性であることが原因で苦しむ事があるのなら、それをみんなで協力して解決できるようにする。男性が男性である…、人種、見た目のコンプレックス、マイノリティが…それらについてそれぞれの苦しみの原因を無くす事ができたらいいと思わない? 理想論?キレイ言?理想的でキレイな世の中がいいじゃん。それに対してわかってないと冷笑し、密室で勝手にコッソリ決めて、それこそキレイな言葉を意図的に使って懐柔しようとしてくる人がふんぞり返ってる世の中よりよっぽどいい 例えば女性である苦しさを男性である自分が完全に理解出来ないと思う。どれだけ読み、聞き、考えたとしても。でもだからこそ更に読み、聞き、考えることでその差を少しでも埋めれるようにしていきたいとは思っている。それでもやっぱり「そういうとこだよ!」と気付かさせる場面が何度もあると思う。そしたらそれを気づきと思って、より差を埋めていきたい これまでの伝統と違う方法に気づく、考えるまではできるが、これを実際に行動する。それに伴い別の価値観を持つ人へ説明する(しかも理解が得られない)のはどれだけ骨が折れるだろうと想像するだけでも深いため息が自然と出てしまう 誰かの苦しみの上に成り立ってる誰かの既得権益って
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“彼らはフェミニストという単語が自分を非難する道具だと思っている。いままで何の問題意識もなくやってきたことを問題視されるのが許せないのだ。”(p.101) “そっか、現状に不満がない側は、あえてエネルギーを注いで状況を変えようとする必要がないんだ。だから、夫は私が問題提起する...
“彼らはフェミニストという単語が自分を非難する道具だと思っている。いままで何の問題意識もなくやってきたことを問題視されるのが許せないのだ。”(p.101) “そっか、現状に不満がない側は、あえてエネルギーを注いで状況を変えようとする必要がないんだ。だから、夫は私が問題提起するたびに話をそらすんだ。”(p.191) “ときどきイベント的に料理するだけの夫は、料理しながら妻に尋ねる。「しょうゆはどこ?」「ねえ、どれが塩なの?」。そうして一つひとつサポートしてやったあげく、料理が完成すれば、妻は夫が普段やらないことをやってくれたと、褒めてやらなくちゃいけないのだ。”(p.209)
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気づいてすらいなかった 夫の実家優先が当然というのはおかしいということ 常識として刷り込まれているんだとおもった 違和感に気づいて次の世代に強要しないように しないといけないなと。 そういう違和感にきづくきっかけになった。
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筆者の夫世代の日本人男性として、読んでよかった。 いかに自分が「男女の格差」という問題を他人事として捉えていたか、まざまざと感じさせられた。 本書で提示されるような問題に対して、心の中で言い訳をして知らぬ顔をしてきた自分に、ストレートパンチを決めてくる容赦のない本。自分の中の当た...
筆者の夫世代の日本人男性として、読んでよかった。 いかに自分が「男女の格差」という問題を他人事として捉えていたか、まざまざと感じさせられた。 本書で提示されるような問題に対して、心の中で言い訳をして知らぬ顔をしてきた自分に、ストレートパンチを決めてくる容赦のない本。自分の中の当たり前や、世の中の当たり前を別の角度から見れるような視野をくれる、考えるきっかけになる本だった。
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