感じるオープンダイアローグ の商品レビュー
薬に頼らず、対話で病の人の心は解き解せる、という手法の本。 3人以上の対話が望ましい、とのこと。人と話す、理解する、は、家族であっても、いや、家族だからこそなかなかできることではないよね。今のコロナ禍でどのように対話していくかの工夫は必要なのだけれど、その時間を取ることは人の心に...
薬に頼らず、対話で病の人の心は解き解せる、という手法の本。 3人以上の対話が望ましい、とのこと。人と話す、理解する、は、家族であっても、いや、家族だからこそなかなかできることではないよね。今のコロナ禍でどのように対話していくかの工夫は必要なのだけれど、その時間を取ることは人の心にとても有効なのでは、と思う。
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傾聴と対話の大切さ。 こちらが自分を出さない限り、 相手からも自分は出てこない。 居ないところで話さない。 オープンダイアローグでは無くても 日常で実践していきたい。
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全体的に柔らかい。著者の優しい、柔らかい人となりを感じられた。 自身が閉ざしていた過去を紐解き、受け入れていく過程が静かに丁寧に描かれている。 ただ素直にオープンダイアローグを実践してみたいと思った。 地方で勉強会ないかな〜。
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自分の話を聞かれ切る、相手の話を聞き切るという体験を始めにおくのはよさそう。リフレクションが行われているシーンも具体的にイメージできた。この場とか運びとか姿勢とかいったものを抽出したい
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心に沁み入る一冊。 オープンダイアローグで大切にされていることが、著者のご経験を通して語られていて、人としてのぬくもりを感じました。 オープンダイアローグ、自分のいるところで、自分にできるところから、始めていきたいです。
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対話が当たり前になる世の中にしたい。 そう思って活動してきた私に、新しい局面を見せてくれた一冊。 さまざまな対話の場面で、あるいはその前後に、この本を思い出すことになるだろう。
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自分とあまり年齢の変わらない人が、 自分の仕事に真摯に向き合っている、 そのことに、刺激を受ける。 変化が苦手そうな日本だけど、 こうした一歩一歩の積み重ねで変わっていくといい。 結局は、自分たちの生きやすさにつながるのだから。
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すごい本だった。 オープンダイアローグ発祥の地フィンランドのケロプダス病院で何年かにわたって研修をうけた著者が、自分がオープンダイアローグに興味を抱いた経緯、フィンランドで受けた研修の内容についてくわしく語る。それにより、自分をひとつの症例として、オープンダイアローグがどんなも...
すごい本だった。 オープンダイアローグ発祥の地フィンランドのケロプダス病院で何年かにわたって研修をうけた著者が、自分がオープンダイアローグに興味を抱いた経緯、フィンランドで受けた研修の内容についてくわしく語る。それにより、自分をひとつの症例として、オープンダイアローグがどんなものかを、理屈でというより実例によって解きあかしていく。 「家族と縁が薄かった」という著者の過去のトラウマが相当なもので、よくぞこれを語ったなと思うし、でもそれが本人にとって必要なことだったのだということもすごく伝わってきた。 I forgive me. のくだりで目頭が熱くなった。乗りこえるってこういうことなんだと。 3年におよぶトレーニングを受けたあと、長年通っている患者から「先生は変わったね。昔はロボットみたいだった」と言われたそう。このあいだ読んだ斎藤環さんの『やってみたくなるオープンダイアローグ』の「環先生のビフォーアフター」でも、昔「斎藤ロボ」と呼ばれていたというくだりがあって、その符合にわらってしまった。 あ、あと、昔の(というか今もたくさんあるみたいだけど)精神病院の、強制入院の実態に戦慄した。これって、話にきく入国管理局の強制収容ともそっくりなのでは? ひとつの組織に特有の過ちじゃなくて、日本社会の融通のきかない、人と違うことをゆるさない管理体質に根ざしたものなんだろうか。少しでも変わるほうへむかってほしい。
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