感じるオープンダイアローグ の商品レビュー
audible15冊目。 オープンダイアローグの具体的な手法について詳しく書かれているのかな?と思っていましたが、手法としては、いたってシンプルなのだということを理解できました。 紹介に書かれているようなシンプルな方法で、ただ「実直に」対話する。 わたしも仕事柄、子どもたち...
audible15冊目。 オープンダイアローグの具体的な手法について詳しく書かれているのかな?と思っていましたが、手法としては、いたってシンプルなのだということを理解できました。 紹介に書かれているようなシンプルな方法で、ただ「実直に」対話する。 わたしも仕事柄、子どもたちや保護者の方々と「面談」「相談」をする機会がたくさんありますが、「15分程度」で、「必要なことを聞き、伝える」という目的があるから、かなり形式的なものになっています。 一方で時々、別枠で相談を希望されて対応しますが、その時は大体、2時間コースです。 話したいことを、話し切る…という意味では、やはり1時間から2時間は必要ということでしょうか。 「診察」に時間をかけていると経営が立ち行かなくなるという話、なるほどでした。 単純なことなのに、患者目線では全然思いつきませんでした。 オープンダイアローグの場に、医師だけではなく、看護師や作業療法士が立ち合えるようにするのは良い方法だと思います。
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患者と医師だけでなく、患者の家族などの関係者や医師以外のスタッフを交えて対話していくオープンダイアローグについて書いてある。確かに患者の周りの環境を整えないと心は癒されない。その意味でとても有効な方法だと思う。そして、オープンダイアローグに取り組もうとする著者の患者への優しい想い...
患者と医師だけでなく、患者の家族などの関係者や医師以外のスタッフを交えて対話していくオープンダイアローグについて書いてある。確かに患者の周りの環境を整えないと心は癒されない。その意味でとても有効な方法だと思う。そして、オープンダイアローグに取り組もうとする著者の患者への優しい想いが伝わってくる。こんな医師がもっと増えてほしい。
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オープンダイアローグはもちろんだけれど、「精神科」改革の文脈でも面白い。対話や、社会に興味があるすべての人へ。
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オープンダイアローグという手法で、精神疾患が軽くなる患者が多いという。 「その人のいないところで、その人の話をしない」 「1対1ではなく、3人以上で輪になって話す」 というルールだけで、心が軽くなる人が多いことが興味深かった。
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半月ほど前の新聞読書面で斎藤環が「梅雨どきに癒される本」として紹介していた本の一冊。ちょうどオープンダイアローグに興味も出てきていた折でもあり。
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オープンダイアローグについて、率直に述べられている。人と人との関係について、考察の導火線への火として。
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Audible読了 たくさんの気づきをくれる良著だった。 最初は斜め読みしていたが、筆者がフィンランドでグループカウンセリングを受けるあたりから、のめり込むようにして読んだ。 私は2年間の休職中に自死直前から心理療法のリハビリを経て社会復帰させてもらったが、そのグループワークで...
Audible読了 たくさんの気づきをくれる良著だった。 最初は斜め読みしていたが、筆者がフィンランドでグループカウンセリングを受けるあたりから、のめり込むようにして読んだ。 私は2年間の休職中に自死直前から心理療法のリハビリを経て社会復帰させてもらったが、そのグループワークで行った治療体験とかなり似た内容に感じた。 それは、今も支えになっている「スキーマ療法」と「傾聴・アサーション」の2つ。これを患者同士で自己開示していったことが大きな回復につながったのだと思う。 作者の言葉を借りれば、 ──自分を許さないままに、許す。 ──そのままでいい。自分のままでいい。ダメなままでいい。(中略)すると力が抜けた。 のだ。誤解を怖がらずにスキーマ療法を自分自身の把握、対話を他人の受容と置き換えると、それをシェアすることがまさにオープンダイアログに直結していたのではないだろうか。 ちなみに、こんなに素晴らしいグループカウンセリングの普及には大きな壁がある。まずは医師もしくは心理士など専門家を必要とする。患者同士だけではうまくファシリテートできないことが多い。ただの告白や懺悔の会みたいになると、その場は楽になっても長続きしない。 その代償として医師の持ち時間を盛大に消費する。患者の数が限られてしまう。待合室が長蛇の列になり、なかなか恩恵に授かれない。 この背反を克服することが日本の未来を開くカギとなる。大げさか。 それでも、いったん体内に入れてさえしまえば、このダイアログは半永久的に、そして自分自身との対話にも使える。この手法によって今も苦しんでいる多くの方が1人でもはやく救われることを願わずにはいられない。 ── 長く患う人は、そのぶん多く傷つき、またその間に人生が進んでいます。仮にそれらが思い込みだったとしても、そのまま時間が過ぎれば事実として記憶に残ります。それらを全部無かったことにすることはできませんし、その人生の歴史は尊重されなければなりません。 この一文に、引きこもった人を想像した。大抵の場合、見守る側は引きこもりになった直接の要因を探るが、本当に触れて欲しいのは、引きこもって折り重なった今の気持ちなんじゃないか。たぶん、少なくとも自分はそうだったかもな〜と振り返って、その言葉の優しさにじんわり感動した。 ──人と人がゆるやかにつながる世界 みんなの時間をみんなで少しずつ分け合える世界になるといいな、と思う。乱文ご容赦。
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ずっと気になっていた本 オープンダイアローグとは何か 初めて聴いた言葉だったから 対話の大切さ、対話の難しさも感じた 子育てにも活かせる本だと思う もちろん職場でも 心からの対話って実はできていなくて、チームワークを高めるためにも対話が必要で、心を開く事は短い時間の会話ではで...
ずっと気になっていた本 オープンダイアローグとは何か 初めて聴いた言葉だったから 対話の大切さ、対話の難しさも感じた 子育てにも活かせる本だと思う もちろん職場でも 心からの対話って実はできていなくて、チームワークを高めるためにも対話が必要で、心を開く事は短い時間の会話ではできないと感じた たくさんの人に読んでほしい本です!
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Audibleで拝聴。 オープンダイアローグ気になっていたので、取り掛かりによかったです。著者の方のこれまでもあらわにきけて、オープンなダイアローグでした。 これがやれると色々いいなぁと思いつつ…
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ネットスラングに「隙あらば自分語り」というものがあるが、本著はまさにそれである。著者の少年時代、家族との確執、悔やみきれない記憶が多く語られる。新書を読んでいる筈なのに唐突にそういった自分語りエピソードが出てきて面食らうのだが、読み進めていけばそれこそがまさに著者によるオープンダ...
ネットスラングに「隙あらば自分語り」というものがあるが、本著はまさにそれである。著者の少年時代、家族との確執、悔やみきれない記憶が多く語られる。新書を読んでいる筈なのに唐突にそういった自分語りエピソードが出てきて面食らうのだが、読み進めていけばそれこそがまさに著者によるオープンダイアローグの実践であることに気づき愕然とする。他人の自分語りを聞いているつもりが、いつの間にかオープンダイアローグの現場に立ち会っていたのである。なんと鮮やかな構成だろう。
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