叙述トリック短編集 の商品レビュー
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タイトルの通り叙述トリックを使った短編集。最初に読者への挑戦状として叙述トリックの説明が挟まれ、全編で1人だけ同じ人が登場していることや、各話のトリックのヒントなどが提示されている。 タネ明かしのタイミングであれっ?てなる感覚を手軽に楽しめたし、表紙も含めて至る所に作者の遊び心が溢れていた。既視感から途中でトリックの推測がつくものも多かったけど、最後はすっかり騙されたので満足。 全編ででてくる人は別紙さんじゃなくて助手の女の子かなって途中で勘づいて、うーちゃん呼びのくだりで羽海だと気づいた。名字が中村に変わったのは本人が結婚したからで、別紙さんは2人いるっていうニアミスをした以外は見破ったと油断してた。最後のあらすじが物語になってて、各話のヒントがいまいちピンとこなかった理由に納得。
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読みやすかった! 気付いた仕掛けもあったし気づかないのもあったし伏線多くて読み返したくなる、最後のはなんとなくわかってたよ✌︎ ただ私は流し読みする癖があり細かい部分気づかない性格だから、伏線系の作品向いてないんだなと気づきました
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叙述トリックって、最後まで読んで「ああ!そうだったのか!騙された!」ってなるのが醍醐味なはず…なのにこの本は、最初に「叙述トリックですよ」と種明かしされた上で読者がそれを見破れるかという、まさに読者への挑戦。 しかもご丁寧に最初にヒントまで示されているという。 叙述トリックものって、そういうことか!という爽快感を感じるときと、なーんだ、そんなオチか、ずるいな…という場合も正直あるので、そういう意味では最初に叙述トリックですよと明かされているので、ずるいという文句は言えなくなる。 どの短編も、ありがちな設定ばかりだけどまんまと騙されてしまった。 ただ、別紙さんのキャラクターが強すぎるせいか全体的におふざけ感があり、ミステリというよりコメディっぽい感じ。 あと、注釈が多いのも気になった(特にトリックとは関係なさそうだし)。 ただ、試みとしては面白かった!
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こちらも本タメでおすすめされていたので読んだ本。 読者への挑戦状というか、叙述トリックであることが明示された上で挑むもの。 よく考えたら、私はあまり叙述トリックが好きじゃないので、実はそこまで楽しめなかった。(著者のせいではなく個人の趣味嗜好の問題) なので、短編についてもちゃん...
こちらも本タメでおすすめされていたので読んだ本。 読者への挑戦状というか、叙述トリックであることが明示された上で挑むもの。 よく考えたら、私はあまり叙述トリックが好きじゃないので、実はそこまで楽しめなかった。(著者のせいではなく個人の趣味嗜好の問題) なので、短編についてもちゃんと見抜けないままこういうのが叙述トリックになるのか〜と感心。 ただ、やはり最後の仕掛け(?)には騙された……
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ちゃんと騙されたー!!!!! ヒントまで出されてたのにーーー! 楽しかったー、、、 楽しくて一気読みしてしまった、、、 叙述トリック本当に楽しいな
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著者からの挑戦状です。 まんまとやられました。 タイトルの通り叙述トリックがあると言われて読んでいるのにちゃんと楽しめます。 よく練られた作品ではないでしょうか。 再読必須! 全てが明かされた上で読んだらさらに楽しめそう。
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叙述トリックが好きな人はきっと満足する作品だと思う。 全話見破ってやるという気持ちで読み、とても楽しめた。(2勝くらいであった...) 短編集なので1冊の中で何度もどんでん返しを味わえるので、コスパのいい1冊だと思う。
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最終話で羽海が登場し続けていると分かっていた事に満足したもつかの間謎のあとがきを読み進めていくと不可解なヒントの答えが導かれた。意地悪だなぁと思うがミステリを読むなら従順すぎたと反省する
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途中で、「この別紙さんやけに落ち着いてるな⋯前の章とは別人では?何人もいるのでは?」や「最初に書いてあった章のことって1つずつズレているのでは」などに気付きました、ヤッター! でも、いつもよりゆっくり慎重に読んだので疲れました。ほどほどに読んでほどほどに騙されるのが楽しいですね。 この本を読む前に、歌野晶午さんの「葉桜の〜」を読んだので、奇跡的な読み合わせだなと思いました。
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頭からネタバレされているようなものなのに しっかり騙されてしまう。 作りが巧みでした、、 あとがきも含めて読むのがいいです。
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