モネのあしあと の商品レビュー
現在は知り尽くされているモネの生涯や印象派誕生の歴史、西洋美術史との関わり合いが、マハさんの感性によってわかりやすく楽しく表現されている。ちょいちょいマハさんが入れてくる合いの手のような例えや感じ方が、ただの美術観賞本とは違う味わいを醸し出していて読み手を楽しませてくれます。 付...
現在は知り尽くされているモネの生涯や印象派誕生の歴史、西洋美術史との関わり合いが、マハさんの感性によってわかりやすく楽しく表現されている。ちょいちょいマハさんが入れてくる合いの手のような例えや感じ方が、ただの美術観賞本とは違う味わいを醸し出していて読み手を楽しませてくれます。 付き合いはじめの彼の部屋に遊びに行って、ブーグローの絵があったら引いちゃうけど、ルソーだったら付き合ってもいいかも!と思っちゃう、とか、マネの『オランピア』が苦難を乗り越え最終的にクレマンソーの仲介によって目的のルーブル美術館に収まった事については「クレマンソーは頼りになる男ですね」とかwww 思わずニコっとしてしまうつぶやき?が随所に盛り込まれていて楽しい気分にさせてもらえます。 オランジュリー美術館は朝の光がさす朝一番に行くのがお勧めなんて、、過去訪問したのは午後だったから次回は絶対開館と同時に行こうと心に決めたり。 いつもマハさんのアートに対する深い愛情と強い思いに触れる度、癒され心を豊かにさせてもらえます。マハさん、ありがとうです^ ^
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著者と同じように、モネのあしあとを巡りたいと思うようになった。私自身あまり美術作品に触れる機会が決して多いわけではないので、本書をみて、こうやって美術作品に触れていく、読み取っていく?表現のしかたが正しいのか分からないけれど、事が面白いんだろうなと思った。 解説書?本書はどのよう...
著者と同じように、モネのあしあとを巡りたいと思うようになった。私自身あまり美術作品に触れる機会が決して多いわけではないので、本書をみて、こうやって美術作品に触れていく、読み取っていく?表現のしかたが正しいのか分からないけれど、事が面白いんだろうなと思った。 解説書?本書はどのようなジャンルになるのか知識が乏しい自分にはイマイチ分からないけれど、初めてがこの本で本当に良かったと思います。 covidが落ち着いて自分も落ち着いたら、すぐにフランス行きのチケットを取ろうと思う。
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モネの作品は親しみやすく、好きな画家の一人なので、モネの足跡を知ることができ、大変興味深かった。いつか、朝のオランジュリーに行き、公園でサンドイッチを食べ、マルモッタンに行く、そしてジヴェルニーにも行けたらいいなと思った。
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モネの生きた時代や印象派が今注目される理由が分かりやすく、コロナ明けに美術館巡りしてみたいと思った。
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マネ、ドガ、ルノワール。誰もが知る「印象派」だが、モネの《印象―日の出》が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのがはじまりだ。風景の一部を切り取る構図、筆跡を残す絵筆の使い方、モチーフの極端な抽象化など、まったく新しい画法で美術界に旋風を巻き起こしたモネ。その波乱に満ちた人生...
マネ、ドガ、ルノワール。誰もが知る「印象派」だが、モネの《印象―日の出》が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのがはじまりだ。風景の一部を切り取る構図、筆跡を残す絵筆の使い方、モチーフの極端な抽象化など、まったく新しい画法で美術界に旋風を巻き起こしたモネ。その波乱に満ちた人生を、アート小説の旗手が徹底解説。 筆者の書いた美術小説は好きでほとんど既読です。なので正直そこまで目新しい情報はなかったかな。新書のときに読んでいればまた違ったのかもしれないですが、昨今は美術展も多くて画家の人生も(特にモネのような有名な印象派は特に)紹介される機会も増えましたから。でもおすすめの美術館巡りなど、コロナが落ち着いたら行きたいな~と思ったところも。モダンアートには正直今もとっつきにくさを感じてしまい、美術に興味が出た頃から今までずっと印象派が好きな自分はわりと単純な人間なのかなと思ってしまった(笑)しかしルソーってこんなサロンに憧れてたのか、絵からは全然分からなかった・・・。
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薄いので一瞬だった… 原田マハの書くモネの本であり、著者自身の書くジヴェルニーの食卓の裏話や、著者オススメのモネ観賞ルートも記載されており、それだけでも他の本との差があり面白い。いつの日か、著者の書いたルートが巡れる日が来ることを祈って。
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今すぐパリに行きたい!!!!!!! マハさんの文章、本当読みやすくてわかりやすくて 鮮明にイメージできるから現地にいる気分になれる!
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モネの解説、というよりかはモネを好きな原田マハのモネ語りを楽しむ本、という印象でした。せっかくなので絵画の参考画像はカラーにしてほしかった。そうすればもっと解説が生きて入り込み易かったんじゃないかなと思います。早く気軽に美術館巡りできるようになればいいなあ。
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まるで友達のことを話しているかのように進んでいく本でした。ルソーが好きすぎる!笑 文庫本の最後には、コロナ禍でのマハさんの心情が書かれていて感慨深かったです。 いつかフランスの美術館へ行って現地で、実物を見てみたいな。
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「あなたの再訪を待って、展示室で睡蓮は咲いています。」のメッセージ。 誰ひとりいない展示室に、睡蓮の池がひっそりとひろがっていた
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