私立図書館・黄昏堂の奇跡 持ち出し禁止の名もなき奇書たち の商品レビュー

岡本七緒(著者)

2022/12/09

サスペンスなのかミステリーなのかファンタジーなのか、
色んな要素が組み合わさった物語。
一つ一つの要素が強すぎてなんだか乖離してしまっている部分もあるような気がする。
だが、ストーリーが、面白くて読む速度が止まらなかった
見開きののどまで、文章があって厚さの割に飲みごたえがあり楽しかった。上記に挙げた一つ一つの要素が更に深堀したストーリーが欲しいなと思った。

2021/10/19

町外れの私立図書館・黄昏堂。そこで働く新人司書・湊は、怠惰で偏屈な館長・空汽や愛猫のクロ、数少ない常連客に囲まれ仕事に励む日々を送っていた。“永劫廻廊”と呼ばれる異界へつながる道で、湊は神々や使い魔たちと出会い、やがてある手記にまつわる“時空を超えた謎”を知ることとなり―。古書に秘められた人々の想いが奇跡を呼ぶ、ビブリオファンタジー。（e-honより）

2021/08/22

そこまでファンタジー性も強くなくて内容も面白く最後まで楽しく読めました。
印象に残ってるのは図書館司書の守護聖人は聖カタリナだということ、、
気になるのは私だけかと思ったんですけど、他の皆さんも書かれてたので。
ページの隅まで文章が印刷されていて読みにくい...

2021/07/12

岡本七緒氏によるビブリオファンタジー
町外れにある私立図書館黄昏堂、面向きはよくある図書館、その地下回廊の先には不思議な世界へ続いていた。

前半部はがっつりファンタジーで話が進むかと思いきや後半ヒロインの過去と館長とのつながりなどサスペンス展開が入り引き込まれる。

よくあるなろう系ファンタジー小説かと思って侮って読んでいた。
異世界色はそこまで強くない。

過去の起きた事に対してのヒロインの向き合い方は見習いたいと思った。

宝島社の小説は初めて読んだがページギリギリまで文章がありちょっと‥…と感じた

2021/06/13

図書館が異世界に繋がってるという発想が素敵でした♪

司書相良さんにおきた過去の事件…
父親の殺人事件の真実を知っても、正面から向き合える意志の強さには驚かされました。

続編を望みます！！

2021/06/10

宝島社文庫って、際ギリギリまで印刷してあるのね。出版社によって違うなぁとは思ってたけど、びっくりした。
辛い思いをしてもなお、自分と同じ思いをする人を作りたくない、という結論に至ったのは偉大だなぁと思う。赫猫がかわいいんじゃー。

2021/06/07

版元の特設ページにあった冒頭コミカライズサンプルの絵師さんが好きな方だったことがきっかけで手に取った本。

読み終わって1ヶ月も経った今でも振り返るとああ良いお話だったなあと思える。じわじわ沁みてくるタイプの作品。
予想してたよりもファンタジー色薄めで地に足がついていて、優しい人ばかりだけど決して味方ばかりというわけでもない。明るく陽の差し込むような話ばかりでもないけれど、全体的に印象は穏やか。こちらとあちらのあわいが緩やかに溶けている。まさに黄昏。バランスが絶妙な感じ。キャラクターの魅力もあるのかな。
続きが出たら読みたい。

2021/05/24

どの登場人物も、
なかなかハードな経験をしているにもかかわらず
ギスギスしていないところに
ホッとさせられました。

2021/06/22

うーわー面白かった‼️
勝手に予想していた「図書館が異世界に通じていて、利用者の心の澱を本を通じて解決してくみたいな連作短編」かと思いきや、全然違った！
何これ面白い！
思って以上に深くて、ミステリーもファンタジーもあって読み応えあり！
登場人物もみんな個性があって良い。
シリーズ化されないのかなぁ