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学びのきほん くらしのための料理学 の商品レビュー

4.1

39件のお客様レビュー

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2024/09/04

土井先生の本を読むと、肩肘張らない和食の作り方や、そこに隠れている日本文化の美意識みたいなものを感じられて、ほっこりします。

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2024/06/22

お味噌汁とご飯と1品さえ良ければいい、今の時代色んな食べ物がある中で敢えてそのスタイルになるのは身の回りの事を整えること繋がりそうだと思う。ご飯作りの悩みが尽きない人に。

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2024/04/29

お膳はきれいに整えることで清らかにする、ご飯と具だくさんのお味噌汁とお漬物があれば良い。和食では汁飯香を中心にする。「今日はお肉とお魚どちらがいい?」は意識せずとも良い、たんぱく質は副菜にに自然と入ってくる。そのうえで余裕がある時に週1,2回、お魚などをいただく。季節を取り入れ、...

お膳はきれいに整えることで清らかにする、ご飯と具だくさんのお味噌汁とお漬物があれば良い。和食では汁飯香を中心にする。「今日はお肉とお魚どちらがいい?」は意識せずとも良い、たんぱく質は副菜にに自然と入ってくる。そのうえで余裕がある時に週1,2回、お魚などをいただく。季節を取り入れ、丁寧に楽しくご飯を味わうことが何よりも大事!

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2023/06/07

"ふつう"とはいつも違うこと。移ろうことが自然。食材という自然や、人間という自然、社会というものは、常に変化するもの。だから食事の場はいつも違う同じなんてない、それがふつう。 日常はふつうでいいのです。 きれいにすること。お膳を整えて、場をきれいにする。 食事...

"ふつう"とはいつも違うこと。移ろうことが自然。食材という自然や、人間という自然、社会というものは、常に変化するもの。だから食事の場はいつも違う同じなんてない、それがふつう。 日常はふつうでいいのです。 きれいにすること。お膳を整えて、場をきれいにする。 食事の場をきれいに整える。簡単な料理をゆっくり作って、ゆっくり食べる。1人のときも。

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2023/02/02

日本 自然中心主義 和える 深化 西洋 人間中心主義 混ぜる 進化 何気ない料理というものをいろんな視点から考える本。めちゃめちゃ面白かった。読み終わってすぐ、食への意識が変わった。このシリーズ読みまくりたい。

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2023/01/25

料理は頑張ったりちゃんとしなきゃ!と思わなくていいもので、ただきれいに美しく整えるだけでも料理の一部になる。

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2023/01/15

料理がつらいと常々思っていた。 家族の好物に合わせれば、自分の胃腸の調子が悪くなり、腹が張り、屁が臭くなり、便秘になり、私の機嫌が悪くなる。 逆に自分の胃腸に合わせれば、家族の箸が止まる。 なんで食べてくれないの〜!と、そっちはそっちで私の気分が悪くなる。 自分で調味料を混ぜ...

料理がつらいと常々思っていた。 家族の好物に合わせれば、自分の胃腸の調子が悪くなり、腹が張り、屁が臭くなり、便秘になり、私の機嫌が悪くなる。 逆に自分の胃腸に合わせれば、家族の箸が止まる。 なんで食べてくれないの〜!と、そっちはそっちで私の気分が悪くなる。 自分で調味料を混ぜた麻婆豆腐より、レトルト方が喜ばれるし、ちゃんとしてない気がして達成感がない。 旦那は、平日のなんもない日にステーキを食おうとする。 外食に行くと、食べたいものよりコスパを考えるようになってしまった。 なんか、料理を作る、料理を食べることについて、色々モヤモヤしてたのだ。 この本を読み、ケハレの考え方を知り、ちょっと心が楽になったし、 我が家の厨房と、私の腸内環境を操るのは私しかできないのだと気付かされた。 今後は「今日の献立地味ー」と言われても、「今日はケの日なの!」と言いきろうと思う。 以下は備忘 ・とはいえ、著者提案の一汁一菜だと流石に家族にブーブー言われそうなので、左に茶碗、右に汁椀。家族の好みのおかずを一品。あとは果物を毎食1つ。 ・土日にまとめて月、火までのおかずを作り、水、木のおかずは冷凍する。一品は外食などのおかずで力を抜く。冷凍や既製品をちゃんとしてないと思わない。力を抜いてるだけです!!! ・とはいっても目の間の家族が美味しそうに食べる姿をみたいので、それだけで米や酒が進むようなうまい汁を7種類作れるようになる。(2023年の目標) ・ハレの日を楽しむ。映えとか、コスパとか、栄養は気にせず、四季や風土をを楽しむ献立にする。 土井さんの真意を相当自己流に読んでしまった感がすごいが、一読目の感想は以上です。また読もう。

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2022/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

育児に家事、と忙しい。 忙しいけれど、0歳の尊い子どもと大切な夫のために丁寧に、おいしいご飯をつくりたい。 そんな時に出会った一汁一菜という言葉。今はiPhoneの予測変換でも一発で出るくらいポピュラーとなった言葉。そんな言葉を世に解き放った土井先生の本。 ★心に残ったフレーズ ・料理をしたいという欲求は、人間の身体に備わった、ものを作るという造形本能の起源 ・料理する人の気持ちが家庭の環境を作り、その気持ちが家族に細やかに影響する ・家のご飯は安らぎであり、自分を取り戻す時間でもある ・手抜きなんて言葉を使って自分や家族を傷つけて欲しくない ・手を抜くのではなく、要領よくやる、力を抜く

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2023/06/10

アニミズム・わびさびはウチの台所にあふれている。 家庭料理の精神性を人々に気づかせたことが、土井善晴先生の、そしてこの本の偉業だと思います。 誰がつくっても美味しいレシピや、時短料理術、目新しい調理法などといったテクニック以外の部分である精神や思想。アニミズムやわびさび等といっ...

アニミズム・わびさびはウチの台所にあふれている。 家庭料理の精神性を人々に気づかせたことが、土井善晴先生の、そしてこの本の偉業だと思います。 誰がつくっても美味しいレシピや、時短料理術、目新しい調理法などといったテクニック以外の部分である精神や思想。アニミズムやわびさび等といった日本の自然や文化と、かたや生活感満載の「ウチの台所」が直結するなんて今まで思いもしなかった。そういった高尚な考えはプロの世界、懐石料理や料亭の板前さんのもので、家庭料理とは無縁だと。 家事に追われる人は「そんなことより実用的な調理法をおしえてよ」と普通は思うのでしょうが、「でも土井センセが言うてはるんやから」と振り向かせるだけの親しみやすさが土井先生の強みです。 季節や風土、わびさびを感じながら、手間をかけず素材そのものを生かして食べること。キレイに整えた状態で食べること。料理をつくって食べるまでの行為全体を通して感じる「心の気持ちよさ」のあとに、「味覚の気持ちよさ」すなわち「おいしさ」はやってくるのかもしれないなと思いました。 土井先生の言説からあらたな気づきもありました。 肉は、繊細な和食文化では扱いきれないほどに快楽的なうまみがあり、それを禁じなければ和食文化は持続できなかった、ということ。 素材をいかすのであれば、味は「うけとる」ほかなく、むやみにコントロールできることではない、ということ。 なるほどなと思いました。

Posted byブクログ

2022/10/07

こういう分野もあるんだ、って感じ。だからといって、自分で料理をしたいと思うでなく、食に対する興味も読前後で横ばいなんだけど。シリーズにしては珍しく、巻末に参考図書の提示が無いんだけど、ってことは、自身で確立した部分の多い学問ってことですわな。それについては凄いな、と。

Posted byブクログ