主権者のいない国 の商品レビュー
著者の鋭利かつユーモラスな文章に舌を巻いた。 曰く日本の戦前は天皇を家長とした家制度、戦後はアメリカがその座に成り代わったという主張。 どちらも民はトップの愛を盲信して、不都合な真実を否認する歴史を続けている、らしい。 言われてみると現代に渦巻く歪みの発端は確かに物事をなあなあで...
著者の鋭利かつユーモラスな文章に舌を巻いた。 曰く日本の戦前は天皇を家長とした家制度、戦後はアメリカがその座に成り代わったという主張。 どちらも民はトップの愛を盲信して、不都合な真実を否認する歴史を続けている、らしい。 言われてみると現代に渦巻く歪みの発端は確かに物事をなあなあで済ましてきたツケのように思う。 省みない国家に発展が約束される道理はないのかもしれない。 昨今、色々と閉塞感が漂うなか、世界規模で右傾化している状況を見るに、日本に限らず歴史は繰り返されざるを得ないのかと恐怖を感じる。 本当なら環境問題や核兵器問題といった『重要だが喫緊でない?(すでに目前ではありそうだが)地球規模の課題』に立ち向かう能力はそもそも人間にはないのかもしれない。 色々と気落ちさせられる名著でした。
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主権者たるためには、個々人の責任意識が必要 日本って、いたるところで責任のなすりつけあいがされてる社会だなと、だから、究極的には政治に関心がないんだなとなんとなく納得した
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読み終えて、「時事」に対して、もう、あほらしくてついていけないという気分で、関心を失っていることについて、正座させられて叱られている気分させられましたが、それはそれで、結構面白い体験でした。 「白井先生のおっしゃっていることについては、ほぼ、異論はありません。でも、まあ、国なん...
読み終えて、「時事」に対して、もう、あほらしくてついていけないという気分で、関心を失っていることについて、正座させられて叱られている気分させられましたが、それはそれで、結構面白い体験でした。 「白井先生のおっしゃっていることについては、ほぼ、異論はありません。でも、まあ、国なんて滅ぶなら滅べばいいやという気分もあるし、直接の戦争こそ知りませんが、地震とか津波とか、原発のメルトダウンとか、想像を絶した出来事も、それなりに体験しました。トランプとかアベ某とかの、まさかのふるまいも目にしました。こうなったらゴジラ出現も悪くないなという気分なんですよね。」 まあ、とかなんとかいいながらブログにもあれこれ書きました。そちらもよろしく。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202107130000/
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出版されて話題になったので買ってはみたが積読になっていた 出版直後に読めていたらもう少し面白く読めたのかもしれないが、1年後の今読むと少し議論が雑に感じられる 著者の安倍菅政権に対する評価の表現が辛辣を通り越して感情的な嫌悪感全開で、私も安倍菅政権の政策を評価しないだけでなく、...
出版されて話題になったので買ってはみたが積読になっていた 出版直後に読めていたらもう少し面白く読めたのかもしれないが、1年後の今読むと少し議論が雑に感じられる 著者の安倍菅政権に対する評価の表現が辛辣を通り越して感情的な嫌悪感全開で、私も安倍菅政権の政策を評価しないだけでなく、宰相としての安倍・菅にも嫌悪感を感じていたが、飲食店などで隣の席の人が他人の悪口を大声で話しているのを聞いてるような苦痛を感じてしまいよても読み辛さを感じた 著者の評価のタイミングが、安倍退陣前が前提だったり菅就任後の視点だったり一貫しない。評価の対象となる出来事も、どんな事件かに言及せずに事件名としてしか紹介しないので、執筆のタイミングが分からないことと相待って、どんな事実を前提とした評価なのか分かりづらい。 評価の基準も明示されておらず、何がその基準から逸脱しているのかの説明もないので、単なる悪感情の発露となってしまっているように思える。 「主権者のいない国」というタイトルの「主権」が国民主権の「主権」のことで、日本で民主主義が機能してないことがメインテーマの本かと思っていた。読んでみたら違って、その戦後から菅政権に至るまでのその時々の為政者が取った外交方針から読み取れる思想を著者なりに解説してるだけのように思える。それが政治学者の研究対象なのかもしれないけど・・・「なんとかこれからの社会をよくしたい」という気持ちが感じられず、為政者の悪口ばかりを言ってるだけのように感じられる。 カールシュミットを引用してるけど自由主義、民主主義という概念の使い方も私の理解と違う。 「主権」と意味も「憲法制定権力」「国家権力を正当化する権威」という意味ではなく、国家の対外的独立性の意味で使ってるみたい。 要するに勉強不足の私には本書を面白く感じられなかった。
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いつも利用している図書館の新着書リストの中で見つけていたのですが、予約待ちで、手にするのが遅くなってしまいました。 白井聡さんの著作は以前「永続敗戦論」を読んだことがありますが、本書においても、白井さんはとても明晰で鋭利な立論を展開しています。(ところどころ“哲学的思索”が登...
いつも利用している図書館の新着書リストの中で見つけていたのですが、予約待ちで、手にするのが遅くなってしまいました。 白井聡さんの著作は以前「永続敗戦論」を読んだことがありますが、本書においても、白井さんはとても明晰で鋭利な立論を展開しています。(ところどころ“哲学的思索”が登場すると、私の理解力が全くついて行けなくなるのが情けないのですが) 期待どおりとても刺激的で首肯できる論考でした。ただ、読んで “なるほどそうだね” ではダメですね。必要なのは “行動” です。
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ためになった これまできちんと考えてこなかったので 未消化の部分が多い また時期をあらためて読み直したい
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コロナで騒ぐ国民に、本書でその前提を考えてほしい。 「コロナが落ち着いてから」とかでなく、どうなったら騒がなくて良いと自分が判断するか、軸の無い、考えない、怠惰な国民性をよく表している。
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「無責任の体系」(丸山眞男)は福島原発でも全く同じ 日本人の体質 日本社会の「反知性主義」専門知の軽視、政治への阿り、権威主義的性格 上にはヘコヘコ、下には辛くあたる 内向きの超ストレス組織 §1 戦後体制の矛盾 安倍政権が最終局面 自己破壊へ §2 新自由主義批判 日本社会の劣...
「無責任の体系」(丸山眞男)は福島原発でも全く同じ 日本人の体質 日本社会の「反知性主義」専門知の軽視、政治への阿り、権威主義的性格 上にはヘコヘコ、下には辛くあたる 内向きの超ストレス組織 §1 戦後体制の矛盾 安倍政権が最終局面 自己破壊へ §2 新自由主義批判 日本社会の劣化 資本論へのガイダンス §3 現代天皇制 「令和」改元は安倍政権による私物化 §4 戦後レジームの崩壊 日韓関係 沖縄問題に典型 §5 戦後の記憶利用 オリンピック・万博 公金の収奪
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自分自身の社会との関わり方を反省しました。 自分は、社会に無関心な国民の一人であり、主権者であろうとしない態度が「憲政史上最悪の政権」を継続させている一因であるということを自覚することができました。 日本の国家体制や新自由主義が結びついて無関心を生み出し、政治の質低下や文芸的感...
自分自身の社会との関わり方を反省しました。 自分は、社会に無関心な国民の一人であり、主権者であろうとしない態度が「憲政史上最悪の政権」を継続させている一因であるということを自覚することができました。 日本の国家体制や新自由主義が結びついて無関心を生み出し、政治の質低下や文芸的感性の劣化などの問題につながっていく流れは非常にわかりやすかったです。 岸田首相の動向など、直近のニュースもその流れを踏まえると、新しい捉え方ができるように感じます。 衆院選の前に勉強ができてよかったです。
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同じことの繰り返しが多いように思ったが、後半の朝鮮半島情勢、満州国に関する論考はなかなか興味深かった。
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