夜空に泳ぐチョコレートグラミー の商品レビュー
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短編集のような感じですが、それぞれに微妙な繋がりがあり、同じ作者の漫画に過去作の主人公が出てきたようなワクワクがありました。どれも良いお話だったけど、宇崎と唯子は幸せになって欲しかったなぁ。 「52ヘルツ〜」のアンさんもそうだけど、町田さんの作品には包容力のある、両方の性の魅力を持つ人物が出てくるものなのかなぁと思ったり。芙美さんが好きでした。
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町田そのこさん著書は5冊目。デビュー作らしい。 デビュー当初から素敵な作家さんだ、本当に好きだな。 短編集だけど、それぞれの登場人物たちに繋がりがあって、上空から街の住民たちを俯瞰している気持ちになる。 この作品の装丁もタイトルも水槽を眺めるような綺麗さ。登場人物たちが抱える...
町田そのこさん著書は5冊目。デビュー作らしい。 デビュー当初から素敵な作家さんだ、本当に好きだな。 短編集だけど、それぞれの登場人物たちに繋がりがあって、上空から街の住民たちを俯瞰している気持ちになる。 この作品の装丁もタイトルも水槽を眺めるような綺麗さ。登場人物たちが抱える生きづらさも、乗り越える強さも美しく描かれている。
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解説にある通りどの作品も最初の1文から完璧で一気に物語に引き込まれました。 特に最後のお話の「今日は誕生日でとても良い天気だから死にたいと思う」なんてすごく続きが気になるじゃないですか どの作品も「生きる」ことをテーマにしているのにそれぞれの生き方や正解のようなものが違って面白かったです!
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これがデビュー作ていうのガチで信じられんくらい面白かった...! 「数わるもんじゃなくて、体で覚えてくもんだよ、そんなの。ひとから叩かれたら痛い。だけど同じことができる手のひらを、自分も持ってる。こういう気付きの繰り返しだろ」 「いつ気付くかなんて、個人差だよ。気付かないままで...
これがデビュー作ていうのガチで信じられんくらい面白かった...! 「数わるもんじゃなくて、体で覚えてくもんだよ、そんなの。ひとから叩かれたら痛い。だけど同じことができる手のひらを、自分も持ってる。こういう気付きの繰り返しだろ」 「いつ気付くかなんて、個人差だよ。気付かないままでいることが問題なんだ。...(p.83) ここめちゃくちゃ確かに〜と思った。晴子の世界が広くなったように感じたと同時に、啓太くんあなたは本当に何歳??と思った笑 でもあとで晴子が言う啓太のバイトを始めた本当の理由のところからすると、晴子もしっかり周りが見れていたんだよな〜。 自分のことになると世界が狭く感じるよね。 溺れるスイミー、一番好きかも。 同じところにおると窮屈になるの分かるな。場所もだけど、人間関係が一新されないと、他者に合わせた自分像、他者から見た自分像、自分が思う自分像、それぞれにズレが生じて辛くなるんよな。これと同じかは分からんけど、僕も人間関係はよくリセットします...
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心がジワッと暖かくなるような本だった。読む前は分離した短編集だと思っていたけど、どの話も繋がっていた。自分の居場所や人間関係を顧みたくなった。波間に浮かぶイエローが1番お気に入りだった。
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就職を機に何十年も住んでいた地元を離れるという状況の自分にぴったりの本だった。普段考えないような、まちのことだったり、親のことだったり。誰かに守られて、けど守られたくなくて、そんな葛藤が本当にじーんときた。物語の重なる繋がりも鳥肌で、ぜひ読んで欲しい1冊!
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みんな色々抱えて生きてるんだなーって思いました。 人には人の産みの苦しみがあって地獄がある。 人が居るから傷つくし苦しいけど、人が居るからその傷が癒える。笑顔になる。生きててよかったと思う。 こんな残酷な現実でありながら、救済でもあるような矛盾を、みんな抱えてる。 淡々と日々を過ごしながら、産みの苦しみと対峙しながら、みんな生きてる。 そんな当たり前のことが、すごく身につまされる表現でありながら、それでいて美しく心に入って来る感覚がしました。 名前はなくとも、登場人物それぞれが社会や今生きている環境に対して生きづらさを持っていて、それと向き合う中で、人に傷つき癒されながら、そのモヤモヤと連れ歩く皆さんが、強くて眩しかったです。 それでいて等身大な所も読みやすさのひとつでした。
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全編を通して痛々しくて、彼らがどうぞ幸せでいられますように、と意味がないことだとわかっていながら願わずにいられなかった。これがデビュー作なんですね。初期から読ませる作家さんだったんだな。町田さんの作品は全て記憶に残る。
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恋愛短編小説 私は「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」と「波間に浮かぶイエロー」がお気に入りです。 前の章で出てきた人物が後の章で出てくることがあって、少しずつお話がつながっているのも素敵でした。
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連作短編集。全然関わりがないと思っていたらこの人前の章に出てたあの人だ!が見つかってぐっと解像度とテンションが上がりあっという間に読んでしまった。 溺れるスイミーというずっと同じ場所にいることが出来ない主人公のお話が印象的だった。今後彼女に持ち場と持ち場を守ることは出来るのかなあ。
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