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夢に迷って、タクシーを呼んだ の商品レビュー

4.1

35件のお客様レビュー

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2021/07/07

うーん、エッセイとして、まあまあだよね。ハードル低く見せて、誰でもこんな風に書けちゃうと思わせてくれる不思議な文章。

Posted byブクログ

2021/06/26

連載っていいな、この人が考えてること、文章をもっと読みたいと思ってどんどん読んでいって、あっという間だった。

Posted byブクログ

2021/06/12

前編「すべて忘れてしまうから」に続いて読み終わりました。前作と同じく、燃え殻さんという人の日々を追体験するような感覚で読み進めて、そのうちに勝手に親しさというか、愛おしさを感じたまま読み終わりました。こんな希望を持つのはおこがましいのかもしれないけれど、いつかどこかで機会に恵まれ...

前編「すべて忘れてしまうから」に続いて読み終わりました。前作と同じく、燃え殻さんという人の日々を追体験するような感覚で読み進めて、そのうちに勝手に親しさというか、愛おしさを感じたまま読み終わりました。こんな希望を持つのはおこがましいのかもしれないけれど、いつかどこかで機会に恵まれたなら一度会って話してみたいような、でも対面したらきっと自分は体裁とかを気にして本音と建て前の出し入れに手こずったりするんだろうな、とか、だから文章越しの接し方が一番いいのかもしれない、とか、そんな夢みたいな妄想を抱いたりしました。

Posted byブクログ

2021/06/09

やはり鼻につく。最初の印象はこれだ。 著者はテレビ業界の美術スタッフであり、近年は作家やコラムニストとしても活躍している。が、彼はいつも「自称一般人」を貫こうとする。なんなら一般人よりも弱い人間であることをアピールしつつも、その文章の端々には普通では自分が溢れでている。 丸山町...

やはり鼻につく。最初の印象はこれだ。 著者はテレビ業界の美術スタッフであり、近年は作家やコラムニストとしても活躍している。が、彼はいつも「自称一般人」を貫こうとする。なんなら一般人よりも弱い人間であることをアピールしつつも、その文章の端々には普通では自分が溢れでている。 丸山町に事務所がある人間がどれだけいるのだろう? 1990年代2000年代の東京、渋谷六本木でテレビ関連の仕事をしている人は? ミュージシャンの愛人をやってる女の子と遊び、ミュージシャンから怒号を浴びせられる? ラジオに出演する、宇垣美里と共演する、どこかの社長のパーティーに呼ばれる。 もしかしたら、その一つ一つは誰にでもあることかもしれないが、この掛け合わせの中で、彼は「普通ではない」特別とも言える人間として構成されているんじゃないか。 著者のデビュー作で映像化もされるという「ボクたちはみんな大人になれなかった」でも思ったが、この弱さや平凡さを主張しつつも、「普通ではない」氏の日常を切り取って描かれるエッセイ集に、どこかイライラしつつ、また感傷的な表現に鼻白みつつ、時々発見する彼の痛み(もしくは痛みとは言えないレベルの苦々しい思い)に共感してしまう。全体の1%程度の共感。そのわずかな共感のために2冊目も読んでしまったわけだ。それを探すために読む価値がある、とまでは言わないが、ふと気が向いた瞬間に本を読みながら共感できる何かを探す、そんな時間を過ごすことには価値があるかもしれない。 さて、「普通かもしれないこと」の掛け合わせにより「普通ではない」人間として構成されている彼の物語りは、もしかすると「普通かもしれない」日常を生きている私を含めた多くの人々も過去の物語を掛け合わせていくと「普通ではない」日常を過ごしてきたことになるのかもしれない、と感じたことを最後に書いておく。もちろん、だから誰でも「特別」で「大切」な存在なんだとは口が裂けても言うつもりもないが。

Posted byブクログ

2021/05/15

連載「すべてを忘れてしまうから」の後半部分だそうだ。前作(前半)を読んだ時も同じ経験をしたわけでもないのにわかる!と思ったが、今回も自分の思い出をそっとなぞられている気がした。同じ時代に同じ場所で同じような経験をしても、時はそれをそれぞれの物語に改竄する。後に懐かしがって記憶をす...

連載「すべてを忘れてしまうから」の後半部分だそうだ。前作(前半)を読んだ時も同じ経験をしたわけでもないのにわかる!と思ったが、今回も自分の思い出をそっとなぞられている気がした。同じ時代に同じ場所で同じような経験をしても、時はそれをそれぞれの物語に改竄する。後に懐かしがって記憶をすり合わせたって同じになるわけがない。人はそうやって自分の均衡を作って生きている。記憶の改竄…それもすべてを忘れる一つの経緯なのだろう。燃え殻さんの言葉は思い出した過去の美しさも痛みも優しくくるんでくれた。

Posted byブクログ

2021/05/05

非常階段でキャバクラの店長と大量のアメリカンドッグを食べた夜、タクシーの中で「この世界ってさロマンチックなことが少なすぎるんだよ」と言う女優、DVからフリーハグする男。 燃え殻さんの人生で一瞬通り過ぎていった忘れ得ぬ人々が残した爪痕の数々を垣間見た。

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2021/05/03

後書きで、燃え殻さんが、「ぼくと同じ気持ちを感じたことある人が1人でもいてくれたら」とあったが、短いエピソードのなかには分かるなあ、それ私もムリぃぃいみたいなことが沢山ありすぎて、この人ずるいなと思った。わたしがおかしいんだろか。 エッセイって、有名な人がかかないとただの日記で...

後書きで、燃え殻さんが、「ぼくと同じ気持ちを感じたことある人が1人でもいてくれたら」とあったが、短いエピソードのなかには分かるなあ、それ私もムリぃぃいみたいなことが沢山ありすぎて、この人ずるいなと思った。わたしがおかしいんだろか。 エッセイって、有名な人がかかないとただの日記でしかなくて誰も興味を持たない、と聞いたことあるけど、燃え殻さんは有名になったから面白いんだろか?ひねくれた40代おじさん代表だから、面白いんだろか?よくわからないけどちゃんと完成された、エッセイだった。

Posted byブクログ

2021/04/26

帯がせっちゃんだから買いました。燃え殻さんの本は帯が私好みだからずるい。序盤で小沢さんの話が出てきて1人発狂しました。なんであんなに恰好いいんでしょうか。お笑い芸人さんで1番好きです。(本の感想ちゃう)

Posted byブクログ

2021/04/24

暗くって哀しくって少しユーモラスで、なかなかどうでもいいよう内容の抒情的エッセイ。 美しい文章には人の心を癒す不思議なちからが宿っているなぁ、と燃え殻さんの作品を読むといつも思う。

Posted byブクログ

2021/04/19

燃え殻さんの作品はいつも自分を安心させてくれる。 「俺もそんな気分になるな」って思う。 今回の作品も素晴らしかった、この本に出会えて嬉しい。

Posted byブクログ