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夢に迷って、タクシーを呼んだ の商品レビュー

4.1

35件のお客様レビュー

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2024/11/29

2021年初版。著者の作品は3冊目です。全てエッセイです。読んでいて楽な気分になります。だらしない自分を肯定してくれるような、安心感があります。それと挿絵と写真が、とても好きです。

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2024/10/06

「日常生活は、基本的に大事件は起こらない。 盛大なオチとも無縁だ。 だからといって、日常がつまらないわけではない。 過去に逮捕歴はない。過去に何らかの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけじゃない。 僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな 思い出の集合体でできている」...

「日常生活は、基本的に大事件は起こらない。 盛大なオチとも無縁だ。 だからといって、日常がつまらないわけではない。 過去に逮捕歴はない。過去に何らかの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけじゃない。 僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな 思い出の集合体でできている」 一気読み、でした!

Posted byブクログ

2024/03/26

2024.3.26 “日常生活は、基本的に大事件は起こらない。盛大なオチとも無縁だ。だからといって、日常がつまらないわけではない。過去に逮捕歴はない。過去に何かの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけでもない。僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな思い出の集合体ででき...

2024.3.26 “日常生活は、基本的に大事件は起こらない。盛大なオチとも無縁だ。だからといって、日常がつまらないわけではない。過去に逮捕歴はない。過去に何かの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけでもない。僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな思い出の集合体でできている。”

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2024/03/02

「全て忘れてしまうから」の続編となる一冊。 続編といっても、記憶の彼方に消えてしまいそうな、他の誰にでもありそうな著者の何気ない徒然なる日常を綴ったものなのだが、ふと自分の記憶と重なるような気がしたり。

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2024/02/25

ドラマ化もされた燃え殻さんのエッセイ「全て忘れてしまうから」の続編となる本作。 基本的には燃えさんの日常と絡めて描かれるエッセイなのですが、そこに時間軸は合ってないようなものです。過去や現在(数年間)を思い返し、繋げてエッセイとしてまとめられています。 どこかドラマ的で情景を...

ドラマ化もされた燃え殻さんのエッセイ「全て忘れてしまうから」の続編となる本作。 基本的には燃えさんの日常と絡めて描かれるエッセイなのですが、そこに時間軸は合ってないようなものです。過去や現在(数年間)を思い返し、繋げてエッセイとしてまとめられています。 どこかドラマ的で情景を思い出せるようにも思いつつ、脚色しすぎで恥ずかしくなるような気持ちになったり。(脚色などしてないのかもしれませんが) 一つ一つの出来事が美しく、面白くまとめられています。 一つの記事が2000文字程度なので集中しなくても読めるので久々の読書の方にもおすすめです。 私も33歳になり "この間”という言葉は先日や先週などではなく、いつの間にか数年前をさす言葉になっていました。 ただ、この作品を読むと自分の中に溜まっていた物語が少しづつ繋がっていくような気持ちになり、歳をとるのも捨てたものではないな、なんて思わせてくれました。

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2023/10/10

あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。 ただ、有り余る時間だけはあった。 もしかしてその状態を、人は 「青春」と呼ぶのかもしれない。 全く同じ「青春」が私にもあったと思い出した。 途中まで読んでて、前作の方が好きかなーと思っていたら、最後の「夢に迷ってタクシーを呼んだ」で逆...

あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。 ただ、有り余る時間だけはあった。 もしかしてその状態を、人は 「青春」と呼ぶのかもしれない。 全く同じ「青春」が私にもあったと思い出した。 途中まで読んでて、前作の方が好きかなーと思っていたら、最後の「夢に迷ってタクシーを呼んだ」で逆転した。 2021年の燃え殻さん、私は2023年の10月のある日の夜、お風呂で、この本を読み終えました。 この本の中の燃え殻さんよりは、風通しの良い世の中になりましたよ。

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2023/09/20

とてもとてもとても良かった。 読み終わってしまうのが勿体無くて、本を閉じたり、ちびちび読み進めたり。 クスクス笑えたり、心の痛いところをトン、と刺激されたり(上手く言えないがグサッではないのだ)。 燃え殻さんの文章と、長尾謙一郎さんのイラストが造る世界観がたまらなく美しい。 「す...

とてもとてもとても良かった。 読み終わってしまうのが勿体無くて、本を閉じたり、ちびちび読み進めたり。 クスクス笑えたり、心の痛いところをトン、と刺激されたり(上手く言えないがグサッではないのだ)。 燃え殻さんの文章と、長尾謙一郎さんのイラストが造る世界観がたまらなく美しい。 「すべて忘れてしまうから」と合わせて、大好きな本になった。 燃え殻さんの作品を読む度に「エモい」とはこの事か、と思う。 何でもかんでもエモいで纏める風潮は好きでは無いのだけど、燃え殻さんはエモい。 「エモ…(放心)」「エッモ…(絶句)」「エモ!!!(荒)」の繰り返し。語彙喪失。 読み終わった後の余韻もエモい。エモいに浸ってる。 いいなあ、大好きだなあ。 ⚫あの頃の僕には夢も希望もカネもなかった。ただ有り余る時間だけはあった。もしかしたらその状態を、人は「青春」と呼ぶのかもしれない。 ⚫この世に「生粋の社会人」なんているのだろうか。みんな「劇団社会人」に属していて、それらしく演じるのが上手い人と下手な人がいる、ただそれだけな気がしてならない。 ⚫日常生活は、基本的に大事件は起こらない。盛大なオチとも無縁だ。だからといって、 日常がつまらないわけではない。過去に逮捕歴はない。過去に何かの受賞歴もない。でも過去がつまらなかったわけじゃない。僕たちの人生は、なぜか忘れられなかった小さな思い出の集合体でできている。

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2022/12/26

思わず笑ってしまったり、ホロッと泣けてしまったり、いろんな感情を持った本です。燃え殻さんの言葉は心の奥にしまった大切だった気持ちや少し切ない思い出を思い出させます。当時の気持ちは思い出せないけれど、今の自分の目で見ることで、余計に恥ずかしくなったり、美しく見えたりするのが面白いと...

思わず笑ってしまったり、ホロッと泣けてしまったり、いろんな感情を持った本です。燃え殻さんの言葉は心の奥にしまった大切だった気持ちや少し切ない思い出を思い出させます。当時の気持ちは思い出せないけれど、今の自分の目で見ることで、余計に恥ずかしくなったり、美しく見えたりするのが面白いと思います。 燃え殻さんの思い出は、業界の人だけあって一般人の自分から見るととても刺激に富んだ内容です。その刺激も何処か客観的にみていて、素敵だと思いました。

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2022/11/23

続けて燃え殻さんの本を読了。これには未読の前作「すべて忘れてしまうから」があると。でもこれ単体でも十分面白かった。温度感が抜群。年代が近いからか妙に心地よくハマる。 「夢を五分で挫折したことがある」とか「まったくの他人より、ちょっと知ってる人の方が気まずい」、「不潔とケチはもて...

続けて燃え殻さんの本を読了。これには未読の前作「すべて忘れてしまうから」があると。でもこれ単体でも十分面白かった。温度感が抜群。年代が近いからか妙に心地よくハマる。 「夢を五分で挫折したことがある」とか「まったくの他人より、ちょっと知ってる人の方が気まずい」、「不潔とケチはもてない」等々が丁度良くしっくりくるものばかり。文章も気取ってなくてとても親しみやすい…これは燃え殻さんの作戦?なんて裏読みしてみたり。 まぁとにかく今の時代を面白おかしくかつちょっと切なく表現されてるなと。長尾さんの絵の雰囲気と相性良すぎ。他のも読むな。 『あの頃の僕には夢も希望も金もなかった。 ただ有り余る時間だけはあった。 もしかしてその状態を、人は青春と呼ぶのかもしれない』

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2022/10/31

「すべて忘れてしまうから」に続くエッセイですが、この本から読んでも楽しめます。 ライトな文章でイラストや写真もあるので読みやすいと思います。 いわゆる就職氷河期世代の方は時代の空気感など共感できるのではないでしょうか? 燃え殻さんのエッセイを読んでいると、自分の過去の出来事と重...

「すべて忘れてしまうから」に続くエッセイですが、この本から読んでも楽しめます。 ライトな文章でイラストや写真もあるので読みやすいと思います。 いわゆる就職氷河期世代の方は時代の空気感など共感できるのではないでしょうか? 燃え殻さんのエッセイを読んでいると、自分の過去の出来事と重ね合わせてしまいます。 普通に読めばサクッと読了できる内容ですが、忘れていた思い出が追いかけてくるのでなかなか進まない… じっくり読んでしまいました。 あの頃、心の痛みは鎮痛剤でごまかして忘れるみたいな感じで生きていましたが、今になってきちんと向き合えることができました。 いい本にいいタイミングで出会えたな…と感謝です。

Posted byブクログ