グラスバードは還らない の商品レビュー
マリア&蓮シリーズは二人の掛け合いがいつも微笑ましく思い読んでいますが、今回も健在でした。 どんなトリックがと思い読み進めていましたが、終盤での二転三転は圧巻でした。 エピローグにはとても驚かされました!
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マリア&蓮シリーズの三作目。導入からマリア達がビルに入るまではなかなか入り込みづらく、ダラダラと読んでしまったせいかあまり楽しめなかった。ただ、叙述トリックはうまく使われていたと思うし、謎解きだけを純粋に楽しみたい方は楽しめるかもしれません!(といっても、私はその叙述トリックが分かったあたりから「何やそれ……」と興ざめしてしまったので、あまり向いてなかったみたい)
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話やトリックが壮大で、映画を見ているような素晴らしい読み心地でした。最後はしばらく放心状態。【ブルーローズは眠らない】と非常に悩みますが、3作品の中で一番良かった。。かな。。前作の話が少し入ってるのも好きです。
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マリア&漣シリーズ、3冊目。 世間は3年振りに行動制限無しのGWで賑わっているようだが、どこへも行かず散歩と読書三昧の日々。 前2作読んで好きなシリーズだが、今回も変わらず面白く読めた。 <タワー>と名付けられた章と<グラスバード>と名付けられた章で交互に進む。 <タワー>では、希少動植物の密売ルートを追うマリアと漣がU国有数の実業家ヒューの所有するタワーに侵入しようするところで爆破テロに巻き込まれてしまう。 一方、<グラスバード>では、ヒューが所有するガラス製造会社の関係者が窓のないガラス張りの迷宮に軟禁され、そこから惨劇が始まる。 片やビルが倒壊するタイムリミットが迫る中での爆発からの脱出劇、片や色のついたガラスの壁が透明になる度に死体が増えていく謎解きの展開、それぞれ楽しめる。 真相を追ってマリアが色々思い付き、漣やボブがことごとく潰していく流れはいつも通り。マリアが真犯人を追い詰めるのと並行し、前に戻ってその場面を確認するのもいつものことだが、今回は真相が明かされる中で二転三転するので楽しさも増す。 ただ、今回は説明される筋の運びに多少の荒っぽさを感じるし、硝子鳥の書き振りも、ああいう「ブランケット」を使うのも、犯人が複数いるのも、この本がアンフェアだという方の指摘もよく分かる。 とは言え、このシリーズ、一作目も結構運と成り行き任せだったし、二作目も博士の正体にちょっとズルいと思うところがあったし、それを承知で作者が創った世界を楽しめればいいんじゃないかと思う気持ちのほうが大。 硝子鳥の正体がすぐに分かったという人が多いけれど、私はいつまで経っても謎解きは初級者で、その分かえって作者の思惑通りに楽しめるのかも。
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本当にこのシリーズ大好き。 3作目もとてもとても楽しかった!途中途中で1.2作目の要素が出てきてニヤニヤしちゃった。あと、ジョン!!!ジョンが思ったよりマリアのことを大事( ? )にしてるし、わかりやすいしで可愛いが爆発してました。 でもやっぱり文系だから科学?要素は一切わからなかった!難しいよ!。なぜそうなる…説明会であってもワカラナイヨ。 フェアかアンフェアか評価が別れている作品らしいですが、私はフェアだと思いました。割と直ぐに『硝子鳥』の正体に気がついたし…。真犯人とトリックは全くわからなかったですけどね…笑 本当は少し後に買う予定だったけれど、我慢できなくてすぐに買ってきてよかった。美しくて、ゾクッとするけどとても好みのお話でした
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2022/02/13読了 今回も早く先が読みたくて時間を忘れて読んでしまった。 まさかそうではないよね…という序盤からの疑いが当たってしまってゾッとした。 殺人トリック、動機に関しては全く予想できず! 次回作を読むのも楽しみ。
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マリアと漣シリーズの第三弾。希少動物密売捜査のためにサンドフォードタワーを訪れた2人に襲いかかるビル爆破事件。そして同時に起こるガラス張りの密室殺人事件。 トリックが本当に難解で、読み終わってもガラスの仕組みが全く分からなかったけど、マリアのターンはハラハラするし、最後は切ない…...
マリアと漣シリーズの第三弾。希少動物密売捜査のためにサンドフォードタワーを訪れた2人に襲いかかるビル爆破事件。そして同時に起こるガラス張りの密室殺人事件。 トリックが本当に難解で、読み終わってもガラスの仕組みが全く分からなかったけど、マリアのターンはハラハラするし、最後は切ない…。
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不可知の生物 グラスバードをめぐって発生する高層ビルテロと連続殺人事件。マリア&漣が文字通り駆け回る特殊設定ミステリーの傑作。 希少動植物密売の捜査をしていた主人公たちが、高層ビルでテロに巻き込まれてしまう!一方、研究者たちが不思議なガラスの迷宮に閉じ込められてしまい、一人ずつ...
不可知の生物 グラスバードをめぐって発生する高層ビルテロと連続殺人事件。マリア&漣が文字通り駆け回る特殊設定ミステリーの傑作。 希少動植物密売の捜査をしていた主人公たちが、高層ビルでテロに巻き込まれてしまう!一方、研究者たちが不思議なガラスの迷宮に閉じ込められてしまい、一人ずつ殺されていく… ジェリーフィッシュから続く特殊設定ミステリーの連作、マリア&漣シリーズの第三弾。いやー待ってました! 今回はガラスの鳥ですか~、これまた期待が膨らみますね。しかも作中に前作までの特殊技術も出てきたりして、ファンにはたまりませんね。 相変わらずミステリーは二転三転、トリックも複雑で手が込みすぎて、こんなのわかんねーよっ しかし、これが最高なんすよね、超精密に組み立てられた謎解きは、本格ミステリーファンをうならせます。そしてなんといってもトリックの中枢であるグラスバード。さてその真相とは… しかも今回は謎解きだけでなく、ハラハラドキドキのアクションシーンもたっぷりあり、読み進む手がとまりませんよ。登場キャラクターもマリア&漣は相変わらずキュートだが、頼りになるジョンもかっこよすぎ! シリーズが進むにしたがってどんどん面白くなる、本当にすごい作品です。圧倒的に★5 特殊設定、本格ミステリー好きには是非お勧めしたい一冊です!
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