女ふたり、暮らしています。 の商品レビュー
人と暮らすスキルってあるよなぁ。共通点もたくさんあるけど違うところもたくさんある2人。お互いをリスペクトしつつ自分のことも大切にして、喧嘩しながら、相手を知りながら、自分の理解も深まるというのが興味深い。キムハナが可愛らしい。ふたりの文にそれぞれ個性が表れているのも面白い。 幸せ...
人と暮らすスキルってあるよなぁ。共通点もたくさんあるけど違うところもたくさんある2人。お互いをリスペクトしつつ自分のことも大切にして、喧嘩しながら、相手を知りながら、自分の理解も深まるというのが興味深い。キムハナが可愛らしい。ふたりの文にそれぞれ個性が表れているのも面白い。 幸せはバター、同居人は健康で明るくて単純なのがいい。
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28.性的マイノリティのカップルの話しかと思って読み始めたけれど全く違い、自立した女性2人と猫4匹の自然体な生活エッセイ 結婚でもなく、一人暮らしでもなく 生活を楽しむための2人暮らし 生活する上でそれぞれ得意なことを担当しつつ、価値観の違いでぶつかる事も それでも互いに歩み...
28.性的マイノリティのカップルの話しかと思って読み始めたけれど全く違い、自立した女性2人と猫4匹の自然体な生活エッセイ 結婚でもなく、一人暮らしでもなく 生活を楽しむための2人暮らし 生活する上でそれぞれ得意なことを担当しつつ、価値観の違いでぶつかる事も それでも互いに歩み寄り、理解しようとし そして何より楽しもうと思いやる2人の生活がとても豊かに見える もちろん彼女達が培ってきた仕事と経済力があればこそ 韓国の女性誰もが出来る事でもない実状もあると思われる
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「けんかの技術」の章が特に良かった。 女性二人に限らず、いくら楽しくて気が合う相手とでも共同生活って譲れない事が出てきてけんかになることもある。 『けんかの中での私のいちばん大きな過ちは、何か間違っていると指摘されたことを責められていると受け止めてしまい、それに対する弁明ばかりしてしまうことだ。自分の論理を何とか理解させようとするのだけれど、相手にとっては言い訳でしかない。相手がなぜ腹を立てて、悲しんでいるのか、それを知ろうと努力し、慰めるのが先なのに、自分のことばかり考えていたのだ。』(p140) けんかする時って相手に対して「こうして欲しい」という感情をぶつけがち。それって相手を自分の思うようにコントロールしようとしてるんだよなぁ。 「こうして欲しい」と自分が思う相手の間違いを指摘する前に、相手がどんな感情でいるのか想像する努力をしなくちゃいけない。 なんでけんかになってしまうのか、普段からお互いに感じている何に問題があるのか、そこを話し合いつつ折り合いのつくところを探り合わないとけんかする意味が無くて、ただ傷つけ合うだけになってしまうんだろう。 『けんかの目的は何なのだろうと考えてみる。自分の手にもっともよくなじんだ武器を相手の急所に突き刺して息の根を止めることだろうか。再び立ち上がれないように殴り、踏みつけることだろうか。一緒に暮らす人、一緒に暮らしていかなければならない人とのけんかは、忘れるためにするものだ。シャベルで感情の流れる道を掘り、流れをよくするためのけんかであって、ちゃんともとの関係に戻るためのけんかなのだ』(p141) 女ふたり(と猫4匹)の生活って最高!これが新しい家族の形!という話ではなくて、色々な選択肢がある中で、それぞれのライフスタイルにとってこの暮らしがベストだったという話。 持ち物の量の違いですれ違ってけんかもするし、将来別々に暮らす事もあるのかもと不安になることもあるし、男性がいれば違ったのかもと思うような理不尽な目に合ってしまう事も書かれている。 人と人とが暮らしていくって綺麗で楽しい事だけじゃない。 面倒で大変だけど、それでも人と一緒に暮らす事は私にとって素敵な事だし、丁寧に大切にしていきたい事だなと感じた。
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ファン・ソヌ ファッション雑誌のエディター。料理は大得意だが、物が片付けられないゴミ屋敷のな主への道まっしぐら。キム・ハナ 「話すことを話す」で46千部の売上げ、同世代の女性を中心に幅広い支持を得てるコピーライター。ミニマリスト、人付き合い、生活は整然と生きる。 あまりにも気が合...
ファン・ソヌ ファッション雑誌のエディター。料理は大得意だが、物が片付けられないゴミ屋敷のな主への道まっしぐら。キム・ハナ 「話すことを話す」で46千部の売上げ、同世代の女性を中心に幅広い支持を得てるコピーライター。ミニマリスト、人付き合い、生活は整然と生きる。 あまりにも気が合うと思っていた二人は、一緒に暮らすうちに実は全く正反対の性格、そのことが原因で何度も激しく喧嘩。そうして、相手の姿を通して自分を見つめ直し、喧嘩の技術を磨き、互いに信頼できる存在であり続けるための努力する。 人が誰かとある程度近い距離で生きていくためには避けて通れない普遍的なテーマが飾ることなく語られる。#主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら
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女2人で生活している友達が数組いるが、皆楽しそう。 私は今後誰か友達と住む計画はないが、疑似体験できて読んでいて楽しかった。
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夫婦でも、家族でも、友人でも、相手は誰でも良い。誰かとともに暮らすこと、誰かとともに生きることの煩わしさ、愛おしさ、素敵さが見事に詰まっている1冊だった。 パートナーがいる人、パートナーを求めている人、不自由はないから一人で生きていこうと思っている人、みんなが読んだら良いと思う...
夫婦でも、家族でも、友人でも、相手は誰でも良い。誰かとともに暮らすこと、誰かとともに生きることの煩わしさ、愛おしさ、素敵さが見事に詰まっている1冊だった。 パートナーがいる人、パートナーを求めている人、不自由はないから一人で生きていこうと思っている人、みんなが読んだら良いと思う。 それほどにこのキム・ハナとファン・ソヌの生活も、お互いへの想いも、そしてユーモア溢れる文章も素敵だった。 2人の生活や考え方を見ていると、「家庭は結婚した異性の夫婦と子どもで構成される」という従来からのマジョリティの価値基準(=呪いともいえる)から私たち読者の心が解き放たれていくような心地がする。 本文中の言葉を借りるなら〝友人同士だろうが、夫婦だろうが、仕事仲間だろうが、人が誰かとある程度近い距離で生きていくために避けて通れない普遍的なテーマが、飾ることなく語られている〟1冊。本当に面白かった。
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私の理想が詰まった本になっていた。 30歳独身ですが結婚以外の道もあるんだなと思わせてくれる本。 ただ友達と結婚という契約をせずマンションを購入することは結婚して暮らすよりハードルが高く感じられた。これからいい人に巡り会えたり、契約もないから喧嘩して解消もしやすいリスクがある。 ただこの2人はちゃんと歩み寄ろうとする姿勢があるし本当に気の合う友達なんだなと思えた。 私はファンソヌ寄りだったのでキムハナのような同居人がいればいいなあと思った。 将来的には私も誰かと一緒に暮らしたいなと思えた。お互いにいい刺激を与えられたらそれだけで意味がありそう。 無印の机を一目惚れしたと言ってたいたけど居心地良さそうに見えなかったな。 エッセイはなんとなく読むの苦手なのかも
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作家さんの表現なのか、訳し方なのか凄く読みやすくて好きな一冊だった。 所々韓国の文化を知らないが故に不明点もあり、逆に女性だから舐められたこととか哀しい哉国を超えて理解できることもあり。2人と4匹がこれからも仲良く暮らせたらいいな。 ソヌと同じ破壊王であり散らかし魔、ハナと同じく気にしいなので、共感しながら読んだ。 「けんかの技術」が好き。「けんかの目的は何なのだろうと考えてみる。自分の手に最もよくなじんだ武器を相手の急所に突き刺して息の根を止めることだろうか」には自分のことを指摘されたかと思った。反省。
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韓国での生活事情が先ずわかります。そして、パートナーとしての女性2人の生活。いままでにない新しい形だとは思いますが、ダイバーシティ・多様性が叫ばれている昨今重要な事だと思います。法の制度が追いついていけばいいなと。 その生活に共感を持つこともあれば学ぶこともありとても新鮮な気持ち...
韓国での生活事情が先ずわかります。そして、パートナーとしての女性2人の生活。いままでにない新しい形だとは思いますが、ダイバーシティ・多様性が叫ばれている昨今重要な事だと思います。法の制度が追いついていけばいいなと。 その生活に共感を持つこともあれば学ぶこともありとても新鮮な気持ちで読むことができました。 とても印象に残ったフレーズは 「夫婦の間には些細なことなどひとーーっつもありまへん。積もりに積もったものが靴下一つで爆発するんです。なみなみと水が入っているコップに一滴でも加えたら溢れるでしょう。それと同じです。 相手を変えようとすることは争いを生むだけでそもそもそれは不可能なことだ。2人一緒に同じ目標のために努力すること、それがまさに団体生活に必要なチームスピリット」 まさにそうだなぁと思いました。
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女性のライフステージとして当たり前のように「結婚、出産、子育て」っていう世間の”普通”があるけど、それはあってもなくてもいいもので、自分が幸せならいいんだよ、って思わせてくれる本。作者の2人がお互いに本当に相手を尊敬して感謝して思いやっているのが分かって、とても素敵。
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