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自由になるための技術 リベラルアーツ の商品レビュー

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54件のお客様レビュー

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2021/11/27

専門家以外の話を聞かないのは思考停止。このフレーズに尽きる。芯となるリベラルアーツ(教養)が身に付いていれば、常識の疑い方も変わってくる。

Posted byブクログ

2021/11/21

古典を読んで人生の士台を築かねばと思いました。多様性を支える数字、ファクト、ロジック。人・本・旅に学ぶこと。知識と思考、特に情報がスマホで手に入る時代だからこそ、自ら考えることが大切。自らの思考を超えるには本を読むこと。

Posted byブクログ

2021/11/03

専門化が進む中で、各専門領域を横断するためのリベラルアーツの重要性を説いた書。「理論理性」と「実践理性」の差をどう扱うかが人間の見せ所という記述が特に印象的だった。 リベラルアーツを身につけるために何をすべきかは明示されていないが、まずは「古典」を読めということだと理解した。

Posted byブクログ

2021/09/22

山口周さんと7名の知識人とのそれぞれの対談をまとめた本。 1章と終章は山口さんの書き下ろしであり、終章に関しては、必読である。ここ数年、流行っているが、なにかとぼんやりしていた「リベラルアーツ」が見事に定義され、かつそれを学ぶ意義を綺麗なロジックで組み立てている。 以下、響いた...

山口周さんと7名の知識人とのそれぞれの対談をまとめた本。 1章と終章は山口さんの書き下ろしであり、終章に関しては、必読である。ここ数年、流行っているが、なにかとぼんやりしていた「リベラルアーツ」が見事に定義され、かつそれを学ぶ意義を綺麗なロジックで組み立てている。 以下、響いた箇所。 185 日本における組織の不条理は、決して無知や非合理的な考え方のために起きているのではなく、むしろ一人ひとりがこのように取引コストのような見えないコストを忖度して損得計算し、合理的に行動した結果として起きています。(菊澤) ☆終章激アツ 268 現代をしたたかに生きていこうとするのであれば、リベラルアーツほど強力な武器はない。何らかの形で組織やシステムに関わる立場にある人であれば、リベラルアーツを学ぶことは、おそらく人生において最も費用対効果の高い投資になるであろう。(山口) 271 イノベーションには"相対化"が不可欠だから 273 重要なのは、よく言われるような「常識を疑う」という態度を身につけることではなく、「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼を持つということなのです。 275 目の前の世界を、「そういうものだ」と受け止めてあきらめるのではなく、比較相対化する。そうすることで浮かび上がってくる「普遍性のなさ」にこそ疑うべき常識があり、リベラルアーツはそれを見るレンズとしてもっともシャープな解像度をもっているのです。 282 リーダーの仕事は、異なる専門領域の間を行き来し、それらの領域の中でヤドカリのように閉じこもっている領域専門家を共通の目的のために駆動させる事にあります。

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2021/09/14

【星:4.5】 著者が芸術・宗教などいわゆるリベラルアーツと呼ばれる分野での一流人との対話をとおして、リベラルアーツの重要性を明らかにしていく内容。 この本を読んでリベラルアーツがどうして役に立つのか、なぜ必要なのかということをよく理解できた。 リベラルアーツを語らせるならこ...

【星:4.5】 著者が芸術・宗教などいわゆるリベラルアーツと呼ばれる分野での一流人との対話をとおして、リベラルアーツの重要性を明らかにしていく内容。 この本を読んでリベラルアーツがどうして役に立つのか、なぜ必要なのかということをよく理解できた。 リベラルアーツを語らせるならこの著者以外にいないでしょ、そんな風に感じさせる。

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2021/08/28

知識人が次々と出て来てレベルの高い会話が繰り広げられるが、中毒性は低く引き込まれる感覚が生じない。すごく時間に余裕があるときに読む本。

Posted byブクログ

2021/08/13

山口周氏が様々な視点からそれぞれに造詣が深い方を招いて、リベラルアーツを推しまくる!という趣旨の本書。笑 テーマは7つ 歴史/論理的に考える力/宗教/禅 組織の不条理/幸福の研究/イタリア 山口氏の著書は何冊か読んでいるから、全体的な内容としては新たな発見はないものの。 先生...

山口周氏が様々な視点からそれぞれに造詣が深い方を招いて、リベラルアーツを推しまくる!という趣旨の本書。笑 テーマは7つ 歴史/論理的に考える力/宗教/禅 組織の不条理/幸福の研究/イタリア 山口氏の著書は何冊か読んでいるから、全体的な内容としては新たな発見はないものの。 先生らとの対談は、それぞれの専門分野について知らなかった、興味深かったことが沢山あったと共に、実生活に繋がっていることばかりで面白かった。 個人的に特に好きだったのは、下記3つ。 ★論理的に考える力(出口治明) 産業構造が変化しているのに、働き方が製造業モデルから抜け出せていない。 日本人が勉強しないのは社会システムが歪んでいて忙しすぎるから。 多様性 意見や価値観が混在すると、数字やfactロジックで考えるから意思決定早い。 同質 忖度や空気をよむために意思決定が遅くなる。 ★禅 人としてどう生きるか(平井正修) ころころ転がるから心とも言うが、心は水のように形を変える自由自在なもの。 好き嫌いや損得、是非や善悪で呪縛して喜怒哀楽で固めてしまうから苦しくなる。 これらをほどく方法を教えるのが仏教であり、禅である。 ・茶道、柔道、商道など「道」というものの真髄は、それらを通して人格を磨き完成させていくことにある。 →これこそ日本の美意識なのかも。ビジネスを通じて目指す目標のひとつになり得ると思った。 ★組織の不条理(菊澤研宗) ・日本組織の不条理は、無知や非合理的考えが原因なのではなく、むしろ一人ひとりが見えないコストを忖度して損得勘定し、合理的に行動した結果。 ・経済合理主義=目的合理性を追求することで、逆に不条理を招いてしまう可能性がある。 ↓ 脱するためには、損得計算に従う客観的な行動をあえて主観的な価値判断=価値合理性(真善美、美意識)によって制御して行為する必要がある。 ↓ 見えないもの(倫理、道徳、誠実さ)を見る力を養うことの大切さ

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2021/08/06

現在の自分が置かれている立場で何をすれば世界を変えられるのだろう?主観と客観の受け取られ方が逆転していないか?これらの問いは今後の行動について考えさせられた。

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2021/07/23

リベラルアーツは一般教養と和訳されているが、真に意味するところは、自由になるための技術 論理的な功利主義に限界を感じる現代 不確実性が高い世の中だからこそ、哲学や倫理が求められる 海外はキリスト教などの影響が強く宗教で倫理観が形成される、無宗教の日本は恥の文化つまり世間体によ...

リベラルアーツは一般教養と和訳されているが、真に意味するところは、自由になるための技術 論理的な功利主義に限界を感じる現代 不確実性が高い世の中だからこそ、哲学や倫理が求められる 海外はキリスト教などの影響が強く宗教で倫理観が形成される、無宗教の日本は恥の文化つまり世間体によってつくられている。 領域を横断して、必ずしも該博な知識がない問題についても、全体性の観点に立って考えるべきことを考え、言うべきことを言うための武器としてリベラルアーツは必須 2018年イギリス バーバリー 在庫の装飾品を約42億円廃棄し、不買運動へ発展、ブランド価値の毀損となる

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2021/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山口周氏によるリベラルアーツに関する本 各著名人との対談もあり良著 メモ ・リベラルアーツとは自由になるための手段。固定観念や常識から解き放つもの。 ・どの場面で何を使うかというのはOSの判断になる。自らの足元をより確かなものにするためにはOSが重要となる。 ・日本は矛盾を内包できる国。ダブルスタンダード、あれはあれ、それはそれを飲み込める国 ・ダイバーシティが溢れた会社だと共通言語が数字ファクトろじっくしかなくなるから意思決定が逆に早くなる。 ・言葉にするか、言葉にしないか ・道というものの真髄はそれらを通して人格を磨き完成させていくところにある。 ・幸福度高く生産性高い組織の特徴  人間関係が密で幸福度が高い  短い会話の頻度が高い。気軽に会話できる関係  会話が双方向。会議でも均等に発言  会話する相手と動きが同調する ・リベラルアーツは疑うべき常識と見送っていい常識を選別することができるようになる。普遍性のなさを見分けることができるようになる

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