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父を撃った12の銃弾 の商品レビュー

4.2

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

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2026/03/26

悪事から足を洗おうとするホーリーが愛娘ルーを連れて、元妻(故人)の母が住む町へ行って定住しようとする物語。 少しやんちゃなルーが主人公の章と、ホーリーが今までの人生で撃たれた経緯の章とが交互に語られる。 アメリカの大自然を描写するくだりが多いところが「ザリガニの鳴くところ」を思い...

悪事から足を洗おうとするホーリーが愛娘ルーを連れて、元妻(故人)の母が住む町へ行って定住しようとする物語。 少しやんちゃなルーが主人公の章と、ホーリーが今までの人生で撃たれた経緯の章とが交互に語られる。 アメリカの大自然を描写するくだりが多いところが「ザリガニの鳴くところ」を思い起こさせるが、大自然という過酷な環境を舞台にして過去のホーリーのクライムアクション小説パートと現在のルーの思春期成長物語パートを組み合わせてみたんだね…という印象。

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2026/03/14

父親ホリーと、娘ルーの物語。 現代と、過去を交互にストーリー展開されて、徐々にルーの母リリーの死の真相が明らかになっていく。描写は細やかで、時代設定はよくわからず、翻訳の読みづらさは多少あったものの、ホリーとルーのそれぞれの思いに、想いを馳せて読むと色んな感情を感じた。 途中暴力...

父親ホリーと、娘ルーの物語。 現代と、過去を交互にストーリー展開されて、徐々にルーの母リリーの死の真相が明らかになっていく。描写は細やかで、時代設定はよくわからず、翻訳の読みづらさは多少あったものの、ホリーとルーのそれぞれの思いに、想いを馳せて読むと色んな感情を感じた。 途中暴力にウンザリしてしまうところもあったけど、全部読めて良かった。(ホリー強靭無敵w)派手なアクションと、純文学っぽい要素もあるため、映画化されそうな作品だと思った。

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2025/10/10

読み応えあり引き込まれた。 子供の成長と自身の抱える過去を綴る。 物語として秀逸だし訳も綺麗な言葉で楽しめる。次作も期待したい。

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2025/08/24

銃で撃たれても、人間すぐには死なないもんなんだなー、致命的な場所に当たらなければ。 ルーが、リリーが命がけで守ったルーが、ホーリーを真っ当な人生に導こうとするのだが…。 ルーは知る。人は愛されたいという欲求が、同じ狂気を、発見を、至福を、喪失を、絶望を繰り返し、太陽の周りを巡っ...

銃で撃たれても、人間すぐには死なないもんなんだなー、致命的な場所に当たらなければ。 ルーが、リリーが命がけで守ったルーが、ホーリーを真っ当な人生に導こうとするのだが…。 ルーは知る。人は愛されたいという欲求が、同じ狂気を、発見を、至福を、喪失を、絶望を繰り返し、太陽の周りを巡ってる。自分にしかない引力で自分の大気圏に入ってきたものを引き寄せ捉える。 誰もが同じ楕円の軌道上を動き、途中で重なり合うと愛を見つけ、また失い、また立ち直ることを…。 最後まで血飛沫は飛びまくったが。

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2025/05/08

没入感のある、読み応えある物語だった。 特に銃撃2と3の話はアメリカのロードムービーさながら。 アメリカのタフガイの話でありながら、著者の生真面目な文章のおかげで、汗臭さを感じない。

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2025/04/06

読み応えのある作品でした 身体にたくさんの銃創がある父親ホーリーの半生を振り返る視点と、ちょっと暴力的?な娘ルーがティーンとして成長していく視点が交互に展開されます なぜ逃げるように転々と生活してるのか、母はなぜ死んだのか、祖母の冷たい態度の理由は…話が進むにつれて明らかになって...

読み応えのある作品でした 身体にたくさんの銃創がある父親ホーリーの半生を振り返る視点と、ちょっと暴力的?な娘ルーがティーンとして成長していく視点が交互に展開されます なぜ逃げるように転々と生活してるのか、母はなぜ死んだのか、祖母の冷たい態度の理由は…話が進むにつれて明らかになっていきますが、やはり国や文化の違いから「ひ〜、すごい国だなぁ」と感じざるを得ない 銃弾#12は… 「過去は影みたいに、いつも追いついてこようとする」が胸に響きました

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2024/07/21

主人公に感情移入してしまい、のめり込んだ作品だった 親子の愛を作中ずっと感じられルーも、ホーリーも大好きになれる でも、やっぱりマーシャルは嫌いかな笑

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2024/05/20
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残酷で素敵な本でした。 今亡き母リリーを思いながら、父ホーリーと娘ルーの二人の主人公の話が交互に進んでいく物語。ホーリーの人生を、撃たれた12の銃弾と共に知ることができました。ルーは学校、恋愛、仕事など10代ならではの生活を追うことができました。 人は自分だけの世界で生きていて嬉しさ、悲しさ、孤独などを抱えていくし、それはときどき他の人とも重なり合うってルーが言っていた話は、私の世界にも言い表せて、孤独を感じても人はどこかにつながりがあって一人じゃないんだって思いました。 なかなか感想が言葉で表せないけれど、本に出てくる情景は壮大で綺麗でした。

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2023/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ザリガニの鳴くところ』や『このやさしき大地』を彷彿とさせる、北アメリカならではの雄大なる自然を背景にした、父から亡き妻、忘形見の娘に捧ぐ愛の人生の物語。 なぜか銃が前面に出てくる作品(狙撃手ものとか)が苦手で、タイトルからして苦手な気がすると勝手な印象を持ってしまい、これまで避けてしまっていた。 全然そんなことなかった、むしろ好き、読んで良かった一冊。 銃痕だらけの身体の父ホーリーと、娘のルー。 ひとところに落ち着くことのない放浪の生活を送っていたが、娘が12歳になったのを機にそろそろ根を張る頃合いとばかりに祖母の住む町、マサチューセッツ州オリンパスに腰を落ち着けた生活を始める。 稀有な家庭環境から、学校でも浮く存在となりがちなルーと、なんとか娘を普通の少女として社会に馴染ませたいホーリーの想いが交錯しつつの町での暮らしを描くルーの成長物語としての現在と、今や堅気の漁師だが、いわくありげなホーリーの身体に穿たれた銃痕のいきさつを巡る過去のパートが交互に語られるロードノベル的な展開。 過去が明らかになるにつれ、その過去に足を掬われそうになり、またホーリーの妻、ルーの母親であるリリーの死の経緯が2人の乗り越えるべく壁として立ちはだかってくる。 身から出た錆とも言うべき、のっぴきらない境遇、不確かな未来を歩まざるを得ないホーリーへは、本来であれば因果応報の言葉を投げつけて終わりになるところだが、改悛のきっかけが、いい思い出ばかりではないが何をおいてもぶれない最愛の亡き妻への想い、残された娘への愛情であるが故に、彼に赦しをお与え下さいと思えてくる。 歯ブラシと歯磨き粉に扮したハロウィンの2人のエピソードはほんとしんみりとぐっときた。 そして、過去が追いついて迎える結末は。。。 こんな展開にあってもそこにある大自然の美しさ、場面の詩的な情感が強調される流麗な文章で、描写が全然頭に入ってこなくて、でももうとにかく読み進めたが、そういうの全部ひっくるめてこの世界観といった体で完成度高し。 訳者の松本剛史さんのあとがきで語られた、「小説の技巧を熟知した作家の力量が感じられるが、しかしあとに残る深い読後感と感動はやはり、ひとつの作品に込めた当人の思い入れの強さがもたらすものだろう。本当にすぐれた小説は、この両者が組み合わさったときに初めて生まれる。そんな当たり前の事実を、訳出を終えたいま、あらためて感じさせられている。」にも唸らされた。 映画でも観たいと思わされる作品だが、意外にもそんな話は出ていなそう。

Posted byブクログ

2023/08/19

「父」で始まり「娘」で終わる物語。2人の「時間」と「心」が少しずつ近づいていく。 そして何より、アメリカの大地や自然があるからこそ紡がれる物語。 ただ、こんな酷い「児童虐待」の物語はない!

Posted byブクログ