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土葬の村 の商品レビュー

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37件のお客様レビュー

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2026/04/16

私の母の祖母(曾祖母)は土葬で埋葬されたらしい。今から半世紀以上前のことではあるが、そうした話を見知った人間から聞くと時代が地続きであることを改めて実感させられる。 現代日本の埋葬方法は火葬が一般的であり、土葬という文化は既に過去のものとなった。 落語の三年目という噺があるが、こ...

私の母の祖母(曾祖母)は土葬で埋葬されたらしい。今から半世紀以上前のことではあるが、そうした話を見知った人間から聞くと時代が地続きであることを改めて実感させられる。 現代日本の埋葬方法は火葬が一般的であり、土葬という文化は既に過去のものとなった。 落語の三年目という噺があるが、これの下げも当時の埋葬文化を知らなければ面白さがわからないだろう。本書はそうした埋葬の文化全体について教えてくれる。消えゆく文化を語り継いでくれる一冊。

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2026/04/08

聞き書きに近い感じ。 土葬は共同体のつながりがないと維持できない。 葬儀社の攻勢。 火葬施設が遠い場所に土葬が残った。 今は遺言で土葬を希望するくらいでないと難しい。 僻地では住民が共同運営する火葬施設も。 日本もキリスト教国も土葬は縦に被せて埋めていくからスペース問題が起こりに...

聞き書きに近い感じ。 土葬は共同体のつながりがないと維持できない。 葬儀社の攻勢。 火葬施設が遠い場所に土葬が残った。 今は遺言で土葬を希望するくらいでないと難しい。 僻地では住民が共同運営する火葬施設も。 日本もキリスト教国も土葬は縦に被せて埋めていくからスペース問題が起こりにくい。日本で土葬を希望するムスリムはそれを嫌がり自分らのやり方に固執してる模様=ムスリムの土葬は必然的に用地不足に行き当たる。

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2025/08/09

京都府の南山城村で行われた土葬の事例をきっかけに、全国各地の(現代の習俗から言えば)風変わりな葬儀に関する風習を集めた本。わが故郷も平成初期まで土葬が残る土地であったので、父母の言い伝えと重なる部分も数多くあり大変興味深く読むことができた。

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2025/05/25

瀬戸内の離島の祖父が亡くなったのは40年ほど前。既に土葬ではなかったが、当時は自宅で通夜葬儀を営み、座敷縁側から出棺して、野辺送りが行われたことを覚えている。 昨今は小さなお葬式、家族葬、直葬なんて言葉が飛び交っているが、暮らし方、住まい方、人との付き合い方も変わる中、弔いの儀式...

瀬戸内の離島の祖父が亡くなったのは40年ほど前。既に土葬ではなかったが、当時は自宅で通夜葬儀を営み、座敷縁側から出棺して、野辺送りが行われたことを覚えている。 昨今は小さなお葬式、家族葬、直葬なんて言葉が飛び交っているが、暮らし方、住まい方、人との付き合い方も変わる中、弔いの儀式はどう変化するのだろうか。土葬にまつわるあれこれを読みながら追想(葬)している。

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2025/04/26

消えゆく土葬・風葬習俗の当事者の声を集めることにとどまらず、民俗学の体系の中でその位置付けと意味を考察する。死者を葬送するための儀式に遺族や村落共同体の生者が実務的、あるいは情緒的にどのような関わり方をしたのかがよくわかる。さまざまな意味でバランスがとれた良書。 頭北面西のエピ...

消えゆく土葬・風葬習俗の当事者の声を集めることにとどまらず、民俗学の体系の中でその位置付けと意味を考察する。死者を葬送するための儀式に遺族や村落共同体の生者が実務的、あるいは情緒的にどのような関わり方をしたのかがよくわかる。さまざまな意味でバランスがとれた良書。 頭北面西のエピソードからは、宗教的行為からその意味が剥落して民間習俗に浸透していくダイナミズムが伝わってくる。非常に興味深い話だった。 人や共同体の思考様式が合理化すれば消滅するであろう伝統的な土葬の風習が、その最期を迎える前にこのような記録として残ることは望ましいのことのように思う。細かな記法や、節の順序で事実と考察の部分を書き分けている知的誠実さも本書の美点の一つ。

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2024/12/06

土葬と一括りに言っても 棺への入れ方や見送り方に バリエーションあり 他にも風葬や鳥葬...カニバリズムのこと さまざまな見送り方が その土地の特質や宗教と 結びついて残っていたのだなぁと 儀式を通して死を受け入れたり 次世代の交代など コミュニティ内の役割分担を 確認したりす...

土葬と一括りに言っても 棺への入れ方や見送り方に バリエーションあり 他にも風葬や鳥葬...カニバリズムのこと さまざまな見送り方が その土地の特質や宗教と 結びついて残っていたのだなぁと 儀式を通して死を受け入れたり 次世代の交代など コミュニティ内の役割分担を 確認したりする意味合いが あったんだろうけど 今はそういった地域も ほとんどが葬儀屋に アウトソーシングになり 葬祭会館→火葬場 今年のはじめに父を亡くし 葬儀をしたけど ほぼ家族葬で弔問客も無い分 とても楽だったけど 故人の性格を思うと コロナ前の盛大な葬式?の方が 良かったのかもしれない ちょっと寂しかったかなとも思う 弔い方は残された人達の気持ちを どう持って行くか その辺の兼ね合いで 今後は新しい文化や習慣が 発生するかも?多様性!

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2024/10/22

近代まで存続していたが、現在消滅しつつある埋葬方法たちをまとめたルポルタージュ。【はじめに】にて「おそらく、現存する最後といっていい土葬の村に関する記録」と書かれているため土葬に限定した話かと思っていたが、他にも野焼き火葬、さらには風葬なども取り扱っている。 近代まで日本は土葬や...

近代まで存続していたが、現在消滅しつつある埋葬方法たちをまとめたルポルタージュ。【はじめに】にて「おそらく、現存する最後といっていい土葬の村に関する記録」と書かれているため土葬に限定した話かと思っていたが、他にも野焼き火葬、さらには風葬なども取り扱っている。 近代まで日本は土葬や野焼き、風葬など様々な方法で死者を埋葬していた。しかしこれは20世紀に入って導入された、葬儀社主導の火葬によって取り替えられ、野焼き火葬や風葬は消滅、土葬に関してもいくつかの村でかろうじて残すのみであるという。 まあ、野焼き火葬や風葬は衛生面であったり事件性の排除であったりを考えると近代社会にそぐわず消滅していくのはわかるが、なぜ伝統的な土葬もなくなりつつあるのか。その原因のひとつとして、「葬儀社が主導するの火葬のほうがはるかに楽」であると挙げられていたことが印象に残った。身もふたもない話だが、確かに本書に記載される手順で葬儀を進めるのはあまりに大変だ。 また、「新しいタイプの一つ」として、重機などを用いた近代的な方法での土葬が生まれてきている、というのは興味深い話だった。こんなところにも多様性が。

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2024/08/11

日本で土葬が廃れていった過程がある程度わかったが、どれだけ信憑性のある話なのか、やや疑問が残った。たまたまの断片的挿話を繋げただけのように感じた、というか。文章表現の問題なのかもしれないが、時折出てくる出典元が『本朝変態葬送史』とか胡散臭そうな響きもあり。

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2024/07/24

現代最後の土葬の村の葬儀から、日本の葬送の風習について書かれている 結構最近まで土葬の風習を残す地域があったことは驚いた 仏式の葬儀や火葬は割と新しい風習で、それまでは色んな葬儀のやり方があった 時間をかけて丁寧に弔うことで、死と向き合ってきたのだろうと思った

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2024/03/26

座棺いいな 死後硬直が始まる前に膝を折るのが子供の最後の親孝行ってすげー!かっちぇー! でもきっつきつの棺に納めるために腕が体にめり込んだり頸骨が砕けるぐらい縛るとかこわすぎそれは無理 しかも野焼き火葬だと燃えやすいように腸に炭を詰め込むとかそれもう死体損壊じゃんえっっっぐ く...

座棺いいな 死後硬直が始まる前に膝を折るのが子供の最後の親孝行ってすげー!かっちぇー! でもきっつきつの棺に納めるために腕が体にめり込んだり頸骨が砕けるぐらい縛るとかこわすぎそれは無理 しかも野焼き火葬だと燃えやすいように腸に炭を詰め込むとかそれもう死体損壊じゃんえっっっぐ くっそ不謹慎だけど野辺送りの風景ってくっそ絵になる〜 骨壷に入りきらなかった残骨は、火葬場の裏手にあるドラム缶に捨てられるーーってまじかよ そんで満杯になったドラム缶はどーするんこわ 日本で土葬が激減したのは法律の規制ではなく生活改善運動の一環で、新型コロナ対策に罰則を設けず自粛を求めたことに似た、同調圧力の強い日本人らしさってめっちゃ納得

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