天使と悪魔のシネマ の商品レビュー
連作短編10篇 ショートショート的な短いながらエスプリが効いていて,天使,悪魔,霊の入り混じった文字どうりの命をかけた攻防.良かったです.
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映画仕立ての生と死に纏わるファンタジー10篇。 どんな生き方をしても人は最後まで後悔や未練を遺すのだろう。漂う魂が大切な人の心情、本音を俯瞰している描写には胸が締め付けられた。
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不思議な小説。乾いてる感じ? どの話も似たような流れなのですぐ読めます。 人間が死ぬのに理由も何もなく、ただ死ぬだけなんだよなって。
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すべて死に関する短編集。死んで霊的なものになったり、天使もしくは悪魔的な人の死をコントロール存在が出て来たり。 繋がりのある短編と独立した短編がある(人名がたくさんあるので繋がりを完全には把握できてない) 途中まではまあまあぐらいだったのだけれど、ラストの2編がグッと心を鷲掴...
すべて死に関する短編集。死んで霊的なものになったり、天使もしくは悪魔的な人の死をコントロール存在が出て来たり。 繋がりのある短編と独立した短編がある(人名がたくさんあるので繋がりを完全には把握できてない) 途中まではまあまあぐらいだったのだけれど、ラストの2編がグッと心を鷲掴み。 じっくり時間をかけて読むというより、東京新大阪間の新幹線で読み終わって、あー面白かったとつぶやいて、一週間後にはすっかり忘れてるというエンターテインメントの王道を行く小説
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【収録作品】レイトショーのケイト・ショウ/天子と一宮定男/悪魔と園田深/今宵守宮くんと/カフェ霜島/ほよん/LOOKER/おれ、降臨/宇宙人来訪/中津巧の余生 表面的には一つの死、その裏にあるかけひきの妙。
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天使と悪魔の・・・・題名に惹かれ図書館で 借りた本だ。 見当違いというのか、超短編集だった。 そんなに厚い本でもないのに10編も 入っている。 天使が出てきて、―今飛び降りるより、明日幼稚園児のお散歩に車が突っ込むから、人助けをしてから死ぬ方が有効的 だ―などと、天使なのか悪魔...
天使と悪魔の・・・・題名に惹かれ図書館で 借りた本だ。 見当違いというのか、超短編集だった。 そんなに厚い本でもないのに10編も 入っている。 天使が出てきて、―今飛び降りるより、明日幼稚園児のお散歩に車が突っ込むから、人助けをしてから死ぬ方が有効的 だ―などと、天使なのか悪魔なのか わからないことを言ったりする。 10編の中の1編を紹介すると・・・・ カフェ霜鳥。・・・・父親の後を継ぎ、細々と営んでいる。年に1度、自分達の命日に来る4人の客、必ず閉店後に。 大学時代の演奏仲間。ピアノ、ベース、ドラムス、トランペット。そして自分はサックス。クインテットだった。行く はずだった演奏合宿。直前に彼女が骨折し、自分一人行かれなかった・・・・ 玉突き事故、トラックとトラックに挟まれた。・・・・いつの間にか来て、いつの間にか消えて帰る・・・・飲んでくれないが コーヒーを淹れる。一応客として・・・・ だが、今日は命日ではない・・・何故、 やって来たのだろう? 彼は店を閉め、帰り道コンビニに寄った。・・・・そこで今日4人が来た理由が 分かった!本を立ち読みしていた彼に、車が突進して来た。・・・・ あ~そうだったのか!・・・ お別れを言いに、だったのか。 彼の意識が遠退いていく・・・・ 向こうで皆と演奏できるかな~・・・・ この話は、気に入った。 でも、悪魔がひとりの人を殺そうとし、3回失敗してしまい、その罰が下る。 罰とは、1日に3人、殺さなくては ならない、という話は後味の良いものではなかった。 最後の編では、今までちりばめられていた伏線に気づく。 あの時、鉄骨の下敷きになった人。 霊を信じていなかったが、今霊となり 自宅、実家・・・と彷徨いやっと天界へ 旅立つ人・・・・命は大事だと思い直した 話でした。 2021. 4. 6 読了
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2021/04/05 文章がさらっとしていて読みやすい。 テーマ統一の短編集かと思いきや最後の一話で全ての話をつながりがわかり、気持ちよく読めた。
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小野寺さんの本は初めて読んだけど面白かった! 天使と悪魔の死への関わり方も面白かったけど、人の死を直近に、それでも死んだ後の温かく見守るちょっとしたコミカルな部分もあって死という暗いテーマではあるもののすごく穏やかに読める。 死に対しては皆平等。 だからこそ毎日の自分の時間や...
小野寺さんの本は初めて読んだけど面白かった! 天使と悪魔の死への関わり方も面白かったけど、人の死を直近に、それでも死んだ後の温かく見守るちょっとしたコミカルな部分もあって死という暗いテーマではあるもののすごく穏やかに読める。 死に対しては皆平等。 だからこそ毎日の自分の時間や大切な人との時間を貴重に感じないといけないなと思った。
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死に関するちょっと不思議な短編小説 話は読みやすく、 さらっと読める一冊 ひとつひとつは面白いが 余韻とかはあまり残らずでした リンクは嬉しいが 登場人物も多すぎて リンクに気づきずらい。。 やはり短編より長編が好き
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10篇収録の短篇集。内容はすべて“死”に関するもので、タイトル通り天使や悪魔も登場する。内容や1篇あたりの分量から、昔熱中して読んだ星新一さんの作品を思い出した。とは言えこれまで読んだ小野寺さんの作品と同様、どこかで誰かがゆるく繋がっていたり、誰かのために自分を犠牲にしたりもする...
10篇収録の短篇集。内容はすべて“死”に関するもので、タイトル通り天使や悪魔も登場する。内容や1篇あたりの分量から、昔熱中して読んだ星新一さんの作品を思い出した。とは言えこれまで読んだ小野寺さんの作品と同様、どこかで誰かがゆるく繋がっていたり、誰かのために自分を犠牲にしたりもする。重いテーマだがさらっと読めた。
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