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わんダフル・デイズ の商品レビュー

3.7

29件のお客様レビュー

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2024/11/25

盲導犬の訓練施設で訓練士の見習いをしている歩美と、先輩で歩美の指導訓練士でもある阿久津が出会った盲導犬と利用者に関する謎解き。盲導犬という存在があってこそのストーリー。

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2024/08/20

盲導犬の訓練士さんのお話でした。もうちょっと訓練士の仕事について深掘りして欲しかったなという思いはあります。ただ、歩美のひたむきさは良かったです。

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2024/01/23

盲導犬訓練士と盲導犬たちを描いた連作短編ミステリ。盲導犬の賢さや可愛らしさに、温かくなったりほっこりしたり、そして泣ける。『誰かが隣を歩いてくれるだけでいい。そういう気持ちになる瞬間が必ず訪れる。そんな時寄り添ってくれるのは人間じゃなくてもいい。動物でも、盲導犬でもいいんです。』...

盲導犬訓練士と盲導犬たちを描いた連作短編ミステリ。盲導犬の賢さや可愛らしさに、温かくなったりほっこりしたり、そして泣ける。『誰かが隣を歩いてくれるだけでいい。そういう気持ちになる瞬間が必ず訪れる。そんな時寄り添ってくれるのは人間じゃなくてもいい。動物でも、盲導犬でもいいんです。』一緒に人生を歩んでくれる確かな存在の盲導犬。とても良かった!面白かった!

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2023/09/05

盲導犬の訓練士と研修生が謎を解いていくって、そりゃハートウォーミングな話だろうよ( ̄ー ̄)アタリマエ~と斜に構えて読んでいたけれど、最後の阿久津くんが訓練士になった話で涙が…(´_`。)゙そして、北斗の拳のラオウが意外に若かった事に驚く( ̄□ ̄;)!!

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2023/04/12

盲導犬の訓練士が、盲導犬が関わっている事件を解決していく。 盲導犬の話は面白かった。 しかし、事件というか、盲導犬の周囲で起こる出来事は他愛のないものばかり。 それぞれの事件の動機も、えっ、って感じだ。 全体的に軽い。 阿久津の背景ももう少し丹念に描いてほしいなあ。 屈折や挫折が...

盲導犬の訓練士が、盲導犬が関わっている事件を解決していく。 盲導犬の話は面白かった。 しかし、事件というか、盲導犬の周囲で起こる出来事は他愛のないものばかり。 それぞれの事件の動機も、えっ、って感じだ。 全体的に軽い。 阿久津の背景ももう少し丹念に描いてほしいなあ。 屈折や挫折が端折られているように思った。 盲導犬については色々知ることができた。

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2023/03/26

新米盲導犬訓練士とベテラン訓練士と盲導犬達の話。盲導犬と視覚障害者という特殊な設定ではあるが普通にミステリーを解いていく面白さがある。

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2023/03/20

盲導犬訓練士の卵と、優秀だけど人付き合いをしない変わった訓練士のペアが、様々な事件を解決していく物語。各編が色々つながっていて、ここでこう来たか!と思わせてくれ、面白かった。ラストは、泣ける。

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2023/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

盲導犬訓練士と視覚障碍者にスポットを当てた軽いミステリーもの。「わんダフル」だし、ハートウォーミングとあるからほっこり謎解き系だと思ったけどちょっと違った。殺人が起きるし、第2話「ステーション」では痴漢の正体は分からないままなのでスッキリしなかった(痴漢相手に「場合によっては検討します」って、こんなこと言っちゃうってどうよ?) 最終話も、阿久津兄の真実がはっきりしないのでモヤモヤが残りました。 「ピーク」と「幸運な男」は面白かったです。 せっかくだから盲導犬訓練士の仕事をもっと知りたかったな。 上司からトラブルバスターズに任命されて、やっかい事を押し付けられる歩美。研修中なのに本来の仕事はこなせてるのか余計な心配をしてしまった。 親父ギャグ好き?の歩美、王子様で犬と話せる阿久津など出てくるキャラはみんな味があっていいです。

Posted byブクログ

2022/11/03

142大きなレトリバー飼いたくなった。我が家のラブが16歳で亡くなってから、もうあんなかしこい犬に会えないと思って飼ってない。でもやっぱり犬っていいよね。

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2022/04/02

盲導犬にまつわる様々な事件を盲導犬訓練士の阿久津聡と研修生の岸本歩美が解き明かす連作集。 『日本全国で稼働している盲導犬の数はおよそ千頭』という少なさで、そうそう事件が起こるという設定は難しいのでは?という私の心配は杞憂で、盲導犬ユーザーだけではなく盲導犬希望者、盲導犬に関わっ...

盲導犬にまつわる様々な事件を盲導犬訓練士の阿久津聡と研修生の岸本歩美が解き明かす連作集。 『日本全国で稼働している盲導犬の数はおよそ千頭』という少なさで、そうそう事件が起こるという設定は難しいのでは?という私の心配は杞憂で、盲導犬ユーザーだけではなく盲導犬希望者、盲導犬に関わった人、そして訓練施設〈ハーネス多摩〉など範囲を拡げて無理なく展開させていた。 最初は自宅に帰ると具合が悪くなる盲導犬や、駅に盲導犬を長時間待たせる盲導犬ユーザーなど、ちょっとした(盲導犬にとってはちょっとしたでは済まないのだが)謎解きだが、第三話では殺人事件が起きてしまう。 段々不穏な方向に進んでいくのだが、そこを上手く引き込む魅力の一つはキャラクター。 阿久津は犬とは話せるが、人とは上手く話せなず、歩美は関西出身で昭和ギャグを織り混ぜながら喋る押しの強さで、正反対ながらどちらもクセが強い。だが事件調査となると阿久津が無口ながらグイグイ引っ張り、聞き込みは歩美に任せるという良いコンビとなる。 事件の結末も苦さの先に前向きな部分もあって安心出来た。 最終話ではミステリアスな阿久津の秘密が明かされるのだが、個人的にはこの結末にモヤモヤとした。ネタバレになるので書けないが、謝るべき相手が違うのでは?と思ってしまった。たとえ受け入れられなくても。 一つ印象的だったエピソードは、盲導犬はユーザーに視覚障害があることを認識しているのかという質問に対する歩美の考え。 一般的に盲導犬はユーザーに視覚障害があるとは認識していない、というよりユーザーの指示に従い褒めてもらうのが嬉しい。だが中には頭が良いというか、感覚が優れた犬もいるのではないか。 ユーザーである人間が十人十色であるように盲導犬も十犬十色。だからこそユーザーに合った盲導犬を育て上げたりマッチングするのは難しいのだが、マッチングすればこれ程心強い存在はないだろうし、犬側だけでなくユーザーである人間も寄り添っていければ良いと思う。 また盲導犬はナビゲーションシステムではないというのも頷けた。盲導犬が目的地に連れていくのではなくユーザーの指示に従っているだけだし、危険な箇所や障害物があることをユーザーに知らせることはできても危険からユーザーを守ることは出来ない。 盲導犬がいれば視覚障害者の危険や大変さが解決されるわけではないことを改めて知った。 研修生からスタートした歩美が訓練士としてスタートを切れそうなところに至るところで終わった。シリーズ化しても良さそうだが、物騒な事件が次々起きて盲導犬に危険が迫るのは阿久津には耐えられないだろうし、日常系にシフトするなら良いかも知れない。

Posted byブクログ