オーストリア滞在記 の商品レビュー

中谷美紀(著者)

2024/11/11

ザルツブルクの山での暮らし、憧れる。と思って読み始めたが、なんと彼女の勤勉なこと。とてもじゃないけど、私には無理。自分と比べることなど、大変におこがましいが、このような人だから素敵な暮らしを送れるのだと納得した。

山荘での夫婦2人の暮らしということで「富士日記」を思い出した。素敵な食事メニューの披露も共通。献立は全然違うけど。
全然違うんだけど、割と量のある日記を飽きさせもせず一気に読ませる筆力が女優さんなのにあるのだなぁ。
天は二物も三物も与えるのだなぁとひがみつつ、しかし努力も凄まじい。尊敬する。

2024/09/23

なんでもない日常って感じ。ドイツ語を少しずつ学ぶところや、丁寧に料理をしてクラシックをかけながら食事する場面がおしゃれ。エッセイを読んでいるとすごい落ち着く。

2024/09/08

中谷美紀さんのストイックな生活、丁寧な暮らし、尊敬の眼差し。

読みにくいとおっしゃる方の気持ちもわかる、独特な文体。個性的というか、中谷美紀さんの正直で正確に伝えたいと言う真面目さが表れているのだと思う。

2024/09/07

コロナウイルスによるロックダウンのため夫君の住まわれるオーストリアで山荘暮らしをすることになった中谷美紀さんの約3ヶ月の生活を綴った日記。 ドイツ語習得と庭づくりに勤しみ、身体に良い食事を心掛け義娘との交流の心を砕く生活は正に「丁寧な暮らし」。中谷さんの不器用なくらい真面目で誠実なお人柄が伺える。 コロナ禍で3キロ太った！と慌てふためく姿は一般人レベルだと10キロくらいの増加に相当するんだろうなぁ、と推察される。 この日記のあと撮影された『総理の夫』は原作は読んだけど映画は観ていないので今度探してみよう。

2024/07/16

ヨーロッパでの暮らしに興味がありましたが、カタカナばかりで読みづらく、文章を読んでも内容が頭に入ってこないため、途中でリタイアしました。

2024/06/03

オーストリアは大好きな国で何度も訪れているのと、中谷さんの結婚報告の字がとても綺麗で、聡明な人という印象が強かったので本書を手に取った。ちょうどコロナでロックダウンされた5月〜3ヶ月間の日記だ。夫の母国語であるドイツ語の勉強に励み、義娘Jとの関係構築に努力する、ありのままの姿が書かれていてなんだか親近感が湧いた。かなりの博識であり、文章も読みやすく、筋の通った考えをお持ちの方なのだと思った。当初はオーストリアを懐かしめる本かと思ったが、それ以上に中谷美紀という女優さんの魅力を知れた一冊だった。
（読書メーターからの転記）

2024/06/06

生き方、暮らし方、文章に人柄はでると思う。
そして、私は雑だなぁ…とためいきをついてしまう。

中谷美紀さんの文章からは丁寧さ、真摯さ、強さ、柔らかさを感じる。達観している様にも感じる。
自分の目指すもの、自分にとって良いと思うことにきちんと向き合って対応されている。
私自身は忙しなく日々を過ごす中、心にゆとりがなくなっていることを痛感。

昨年のロックダウン時のオーストリア滞在記なのだけれど、ロックダウンの必要性も語られる様になった今読むことに意味があったのかもしれない。
自分自身ときちんと向き合いなさい、そういうことかな…。

オーストリアの自然いっぱいの風景に想いを馳せつつ…
素敵な読書時間となった。

2024/02/13

ヨーロッパのトラムで私の隣には誰も座らなかったけれど、中谷さんの隣にも誰も座らないのならいいかと思った。

2024/01/21

気づけば、入院中の私の母親を思い出しながら、読んでいた。庭の草いじり、整形外科的な病状などなど共通点が多い。

しかしまた、私の母親は海外にはおよそ無縁であったことも苦々しく思う。きっとオーストリアのようなところが良かったんだろうな、とふと思ってしまった。言語の壁というけれど、向こうの方は優しく迎えてくれると思った。

中谷美紀さんについては、「砂の果実」の歌手かなというくらいだったけれど、料理や子供の面倒、旦那さんの優しさに、つい嫉妬してしまう。日本の女性は、海外で人気が高いと聞いたことがあるけど、Mikiも、例外ではないようだ。無論、移民問題などもあるようだが。

2023/12/31

Li fe is too short.は夫の口癖、仕事をする為に仕事をしてしまった私に、人生を楽しむ事を教えてくれたこの言葉。人様の子供との素晴らしいご縁をいただき、人生をもう一度生き直しているよう…