オーストリア滞在記 の商品レビュー
女優の中谷美紀さんが、オーストリアでの日常を綴ったエッセイ。 自然に囲まれた環境で、庭造りや料理に取り組んだり、ドイツ語を学んだり、はたまた結婚相手の娘さんのよき遊び相手になったりと、充実した日々を送られている様子が伝わってくる。 海外では暮らしたいけど、ここまでの丁寧な暮らし...
女優の中谷美紀さんが、オーストリアでの日常を綴ったエッセイ。 自然に囲まれた環境で、庭造りや料理に取り組んだり、ドイツ語を学んだり、はたまた結婚相手の娘さんのよき遊び相手になったりと、充実した日々を送られている様子が伝わってくる。 海外では暮らしたいけど、ここまでの丁寧な暮らしは自分にはムリだなぁ。。
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旅行に出れないので少しでも外国の風を感じたく書店で購入。 失礼かもですが、中谷さんは少し堅そうなイメージがありましたけど、文書の作り方からお茶目っぷりや感受性の豊かさを感じました。 オーストリア、魅力的な生活を送ってて羨ましい限りです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヘルマン・ヘッセ「庭仕事の愉しみ」、中谷美紀さんと共読本ですw。1976年生まれ、ドイツ人の音楽家と結婚した中谷美紀さん、1年の半分をオーストリアのウィーンとザルツブルグで暮らす生活。この本は、ザルツブルグの静かな山中で過ごした3ヶ月間の日記エッセイ。全462頁、斜め読みで読了しました。著者の豊かな感性と好奇心、自然と共存した丁寧な暮らしぶりが几帳面に描かれています。
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本書を手に取る前、芸能人のエッセイだからボリュームはそれほどないだろうと想像していた。中身を見たらとてつもないボリューム!エッセイではなく、小説ではないかとおもうほど。豊富な語彙、流れるような文章、多分野にわたる深い造詣。心して読まないと途中で投げ出しそうだった。文章の中に時々現...
本書を手に取る前、芸能人のエッセイだからボリュームはそれほどないだろうと想像していた。中身を見たらとてつもないボリューム!エッセイではなく、小説ではないかとおもうほど。豊富な語彙、流れるような文章、多分野にわたる深い造詣。心して読まないと途中で投げ出しそうだった。文章の中に時々現れる著者の死生観、家族のことが興味深い。
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中谷さんの芯の強さが伝わってきた。本業が女優であることを疑ってしまうくらい、語彙の幅広さ、豊富さに驚き、そして新しい言葉との出会いが嬉しかった。落ち着いた口調が良い。オーストリアの生活に想いを馳せながら読んだ。ただ、自分の生活とは少し違いを見出してしまい、最後まで読み切ることはで...
中谷さんの芯の強さが伝わってきた。本業が女優であることを疑ってしまうくらい、語彙の幅広さ、豊富さに驚き、そして新しい言葉との出会いが嬉しかった。落ち着いた口調が良い。オーストリアの生活に想いを馳せながら読んだ。ただ、自分の生活とは少し違いを見出してしまい、最後まで読み切ることはできなかった。
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この本を読んでいる数週間、中谷美紀さんのドイツでの生活を味わいながら、楽しく過ごすことができた。 女優としての姿や海外での生活は憧れるものではあるけれど、きらびやかに見える生活の裏で、愚直に語学に取り組む姿や健康の悩みを率直に書いている文章に励まされた。 語学を学ぶ意味として...
この本を読んでいる数週間、中谷美紀さんのドイツでの生活を味わいながら、楽しく過ごすことができた。 女優としての姿や海外での生活は憧れるものではあるけれど、きらびやかに見える生活の裏で、愚直に語学に取り組む姿や健康の悩みを率直に書いている文章に励まされた。 語学を学ぶ意味として、死生観も含め、海外の国の様々な考え方や文化をより深く知りたいから、というのは素敵な考え方だと思う。
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源氏物語読みに疲れた脳を少し休めたいので、再度読み直し。 ハプスブルク家が600年近く本拠地に置いた格式高いオーストリアは私にとって御伽話の国そのもの 何度読み返しても貪欲なまでの身体のコントロール、自然と共生を随所に書いているけど私から見れば完璧なセレブと言える日常生活、日本で...
源氏物語読みに疲れた脳を少し休めたいので、再度読み直し。 ハプスブルク家が600年近く本拠地に置いた格式高いオーストリアは私にとって御伽話の国そのもの 何度読み返しても貪欲なまでの身体のコントロール、自然と共生を随所に書いているけど私から見れば完璧なセレブと言える日常生活、日本ではまだまだ受け入れる土壌出来上がっていない義理の子との関係、陸続きであるが故のヨーロッパにおける難民問題、コロナ禍のヨーロッパの風景、時折自慢げに書いている節も見られるが、日本にいるとみえない事象が幾つもの目に浮かぶ。で、これが良いストレス解消にもなるのです、何故か中谷美紀さんの自虐や旦那様に影響される前彼女自身の考え方に触れたいならインド旅行記や別のエッセイがおすすめ
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他人の日記を見ている不思議な感覚。 毎日こんなにも何かが起こって刺激をもらって考えを巡らす毎日がうらやましいなと思った。 中谷美紀さんの教養の高さを感じ、義理の娘Jとの関係からは謙虚さを感じた。いくつになっても学ぶ姿勢を忘れずに、また学びを楽しんでいけたらなと思った。
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本屋で手に取ったのは、コロナ禍で出歩く事も無くなった事の現実逃避の為でした。美しいヨーロッパでの暮らしを楽しく拝読のつもりでしたが、もちろんその要素はあるものの読み進めるうちに全然印象が違いました。なめてました。日記と言う形式でありながら、全く知らないヨーロッパの暮らしを中谷さん...
本屋で手に取ったのは、コロナ禍で出歩く事も無くなった事の現実逃避の為でした。美しいヨーロッパでの暮らしを楽しく拝読のつもりでしたが、もちろんその要素はあるものの読み進めるうちに全然印象が違いました。なめてました。日記と言う形式でありながら、全く知らないヨーロッパの暮らしを中谷さんを通して知ることができ読み応えがありました。
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オーストリアで暮らす中谷美紀さんによるコロナ禍の日記ということで購入。中谷さんがこんなふうな文章を書く(書ける)人だと思っていなかったので、良い意味で意外だった。 40歳から始めたドイツ語への取り組み方、料理や環境へのこだわり、継娘さんへの接し方で葛藤する心境を見て、真面目な人...
オーストリアで暮らす中谷美紀さんによるコロナ禍の日記ということで購入。中谷さんがこんなふうな文章を書く(書ける)人だと思っていなかったので、良い意味で意外だった。 40歳から始めたドイツ語への取り組み方、料理や環境へのこだわり、継娘さんへの接し方で葛藤する心境を見て、真面目な人柄が表れていたし、努力家で聡明な人なんだなと思った。 ただまあ、言ってみれば暮らしの日記なので、内容的にはブログの域を出ないような気もする。もちろんブログと比べれば文章は整っているのだけど、中谷美紀でなければ、それもオーストリアという設定でなければ手に取らなかったかも。 それでも、彼女の人柄やストイックな姿勢に刺激を受けたので、昔のインド旅行記の方も読んでみようかと思った。
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