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立つ鳥の舞 の商品レビュー

4.1

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  3. 3つ

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2024/11/24

いわゆる「エピソードゼロ」で、くらまし屋の「技」担当、赤也の過去が明かされる。 とは言え、完全な前日譚ではなく、現在と過去が関連づけて描かれており、本編のストーリーも進むので、一粒で二度と美味しい構成になっている。 だらしない面が描かれがちで、さほど好きではなかった赤也が漢を見せ...

いわゆる「エピソードゼロ」で、くらまし屋の「技」担当、赤也の過去が明かされる。 とは言え、完全な前日譚ではなく、現在と過去が関連づけて描かれており、本編のストーリーも進むので、一粒で二度と美味しい構成になっている。 だらしない面が描かれがちで、さほど好きではなかった赤也が漢を見せてくれたので、次巻以降は感情移入できそうだ。 「知恵」担当の七瀬の前日譚が描かれるのも楽しみ。

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2024/10/31

完璧な時代エンターテイメント! シリーズ7作目はいくつもの思惑が入り乱れ、それが今作の主役「赤也」一点に集まる。 とても複雑な構図だけれどもスッと、それもサクサク読めるのだから今村翔吾さんの腕の凄さをこれでもかと見せつけられた感じでした。 読後は、スッキリ爽やか、そして青春のよ...

完璧な時代エンターテイメント! シリーズ7作目はいくつもの思惑が入り乱れ、それが今作の主役「赤也」一点に集まる。 とても複雑な構図だけれどもスッと、それもサクサク読めるのだから今村翔吾さんの腕の凄さをこれでもかと見せつけられた感じでした。 読後は、スッキリ爽やか、そして青春のような甘酸っぱさや切なさも混ざったなかなか体験できない想いに包まれました。 とても面白かった。

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2024/07/15

赤也のストーリー。くらまし屋、御庭番、篠崎瀬兵衛、虚と、だんだんと登場人物が増えて絡みも増えてきたし、それぞれの関係性も毎回変化を見せる。阿久多が仕事を断り、舞台を観て涙していたというエピソードがじんときた。

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2024/07/09

今回はくらまし屋メンバーの過去が絡む案件だけに、非常に気合の入った骨太の内容でした。 もはや陰の存在ではなくなりつつあるだけに、そろそろシリーズも終盤を迎えるのか、または新たなフェーズに入るのか気になるところです。

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2024/07/01

今回はアカヤの過去との関連話でいつもとは違うパターンの展開で面白かった!とはいえ、いつもイメージとして「るろうに剣心」の世界観が出てきてしまうのは私だけだろうか(笑)面白いので問題はないが。どんどん新作を出してほしいシリーズだなぁ。

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2023/10/15

7作目、いやあどんどん面白くなってゆく。今回は赤也だね。かっこええわ。そして篠崎や阿久多も魅力的なんだよな。さて、どうやって九鬼を倒すのだろうか。先が楽しみ

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2023/07/25

泣いたりとかではないけれど、よかった、本当によかったと安堵したし、素敵ないい結末だった。これからの物語がいっそう楽しみ!

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2023/06/27

「くらまし屋稼業」の7冊目。 イクイノックス関西初見参の宝塚記念を観に行った往復の電車で読了。人が多くて、仁川までターフビジョンを観に行ったみたいになってしまい、疲れた…。 今回受けた依頼は、希代の女形であった故人をあの世から晦ましてこの世に連れてくる、というもの。 いくらくら...

「くらまし屋稼業」の7冊目。 イクイノックス関西初見参の宝塚記念を観に行った往復の電車で読了。人が多くて、仁川までターフビジョンを観に行ったみたいになってしまい、疲れた…。 今回受けた依頼は、希代の女形であった故人をあの世から晦ましてこの世に連れてくる、というもの。 いくらくらまし屋とて受けることが出来ない依頼は、しかし、赤也の出自と関わって、赤也はくらまし屋を離れて“芝居合戦”の渦中に身を投じることになる。 幕閣やそれに取り入ろうとする商人の思惑に、くらまし屋捕縛に執念を燃やす道中同心・篠崎瀬兵衛や利権を手に入れんとする虚の刺客まで絡んでくる話は、いつものことだが、よくぞここまで色んな関係を組み合わせられるものだと思う。 その中で、赤也を思う平九郎に、今回はとりわけ七瀬の強い思いが何度も描かれて、泣かせる。 初めて出て来た虚の九鬼段蔵の強いこと。これに勝つには井蛙流を進化させねばならないが、かつての師匠・磯江虎市は見つかるのだろうか、今後の楽しみ。 ずっと稽古もしてなくてああも華麗に踊れるものかと思うが、表紙の絵柄がいつにも増して楽しくて、まあ、いいか。 またしても「夢の国」のことは描かれず、あちらはどうなっているのだろう。次巻も楽しみ。

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2023/01/19

いや〜、今回は赤也が主役なだけあって、ドラマティック。 クライマックスの「娘道成寺」の舞台までの流れも良く、 平九郎が仲間を助けるため闘うシーンに涙。 それぞれが相手を思いやり、自分の個性を活かして解決策を見出していくところに くらまし屋ならではの色が出ていた。 くらまし屋メン...

いや〜、今回は赤也が主役なだけあって、ドラマティック。 クライマックスの「娘道成寺」の舞台までの流れも良く、 平九郎が仲間を助けるため闘うシーンに涙。 それぞれが相手を思いやり、自分の個性を活かして解決策を見出していくところに くらまし屋ならではの色が出ていた。 くらまし屋メンバーだけでなく、 一鉄や瀬兵衛、さらに阿久多までもが 良い味出していて笑えた。

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2022/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

遂にくらまし屋シリーズも追いついてしまいました ちょびっと悲しいw それにしてもどんどん面白くなっていくなー 今回は赤也が自分の過去にケリをつける回 そしてぼろ鳶ちょい見せ(今回は秋仁)と表紙でちょいネタバレも健在w 虚の3人の達人で最後の1人、九鬼も登場 井蛙流の奥義もめちゃめちゃかっこいい技名と共に炸裂 しかしながら3人の達人や炙り屋との闘いに不安を感じた平九郎は遂に師匠の磯江虎市を探す決意をする という赤也の想いや3人の絆にいや茂吉とお春を加えた5人の絆にほろりとさせつつ、今後の四つ巴の闘いに向けて風呂敷を広げまくった今作でした んー次作へのつなぎ方がとんでもなく上手いのが今村翔吾さんなんだよなー 楽しみすぎ!

Posted byブクログ