薬屋のひとりごと(10) の商品レビュー
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薬屋のひとりごと10弾。玉葉皇太后のめいが都にやってきて、猫猫たちが西に向かうのだが玉鶯の思惑はまだわからない中、羅半兄がじゃがいもや種芋の世話をしていた。滅びてしまった風の民の伝承を老人に聞き出したのだが、その民の神事は蝗害防止であったと気づいた。今回の新キャラはいつもカーテンに隠れてる馬良の妻、雀(チュエ)。目まぐるしい性格で猫猫のそばにひかえる。この巻はまだ前半というか問題提起のみなので次も読まないとなにがなんだかわからない。馬閃と里樹の仲が進行したのがほのぼのとしてよかった。
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西都に到着した猫猫はずっと懸念されている蝗害対策の為に普通の人かつ農業のプロ羅半兄達と共に農村地帯の調査に赴き、そこである老人から過去の蝗害に纏わる話を聞く。そこから対策のヒントを得る事は出来たが黒い雲が予想よりも早く襲ってきた…。今回蝗害メインで色々な政治的暗躍が少しずつ繋がっ...
西都に到着した猫猫はずっと懸念されている蝗害対策の為に普通の人かつ農業のプロ羅半兄達と共に農村地帯の調査に赴き、そこである老人から過去の蝗害に纏わる話を聞く。そこから対策のヒントを得る事は出来たが黒い雲が予想よりも早く襲ってきた…。今回蝗害メインで色々な政治的暗躍が少しずつ繋がってきたり雀さんや玉葉等脇の人達の謎めいた行動が仄めかされたりと話の展開としてはやや地味で次への繋ぎな印象。でも大事な巻だと思う。始めの頃に比べると随分骨太な話になったなー。その分猫猫と壬氏のいちゃつきが少なくて寂しい。馬閃と里樹だけでは足りないぞ!その分後から爆発するんだろうか。もしそれなら楽しみ。
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濃ゆいキャラがどんどん増えていくというか、各キャラの濃さにどんどん拍車がかかっていきますね……そして「普通」と連呼される羅半兄も、ここまで徹底されると十分に濃い。こんなに出張って来るとは予想していませんでしたが、良いキャラしてます(笑) 陸孫や天祐が何かと思わせぶりなので、この...
濃ゆいキャラがどんどん増えていくというか、各キャラの濃さにどんどん拍車がかかっていきますね……そして「普通」と連呼される羅半兄も、ここまで徹底されると十分に濃い。こんなに出張って来るとは予想していませんでしたが、良いキャラしてます(笑) 陸孫や天祐が何かと思わせぶりなので、この先、彼らについては一波乱ありそうな気がしますね。 壬氏と猫猫のじれったいやりとりがもっと見たいなぁ、というのは個人的希望(笑) 文体もやりとりも大半がコメディでライトなので、そのノリのままゆるく読み進めていたところ、蝗襲来シーンの阿鼻叫喚ぶりに度肝を抜かれました。蝗害が出てくるお話は数あれど、大抵は襲われた後の荒廃した情景しか描かれないので、襲来時の様子をここまで具体的に描写するのは珍しい気がする……蝗こわい……(怯)
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馬閃は幸せになれるといいねぇと微笑ましく読む序盤。それにしても奥手が過ぎて引くけどね。今回はついにやってきた蝗害。殺虫剤は強すぎて土をだめにしたりしないのかしら? と、読んでいて思ったり。猫猫は気配を感じるとすぐに壬氏から逃げるのは読んでいて物足りない。もうちょっとうっかり逃げそびれたりしてほしい。
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無事に西都に到着した猫猫。環境は変化しても仕事は相変わらずで、薬屋として、また医官手伝いとして働いていた。どこに行っても呑気なやぶ医者に、何を考えているかわからない新人医官・天祐。猫猫は、壬氏の火傷が二人にばれないようにとひやひやしつつ西都での日々を過ごしていた。壬氏もまた皇弟と...
無事に西都に到着した猫猫。環境は変化しても仕事は相変わらずで、薬屋として、また医官手伝いとして働いていた。どこに行っても呑気なやぶ医者に、何を考えているかわからない新人医官・天祐。猫猫は、壬氏の火傷が二人にばれないようにとひやひやしつつ西都での日々を過ごしていた。壬氏もまた皇弟として政務をこなす毎日だが、西都側は壬氏を名前だけの権力者として扱っていた。そんな中、猫猫は農村部を視察するために連れて来られた羅半兄とともに農村へ行くことに。視察するにあたって、かつての羅漢の部下・陸孫が動いていることに気付く。彼は、中央とは異なる農村部のやり方に疑問を持っていた。一方、かつて起こった大蝗害の生き残りの老人と出会うのだが―。
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序 章 一話 二度めの西都 二話 上司と元上司 三話 別邸と忘れられた男 四話 馬閃青春記 前編 五話 馬閃青春記 後編 六話 農村視察 前編 七話 農村視察 後編 八話 老人の昔話 九話 祀と祭(まつりとまつり) 十話 結果報告 十一話 飛頭蛮(ひとうばん) 前編 十二話 飛頭蛮(ひとうばん) 後編 十三話 風読みの民 十四話 おさらいと可能性 十五話 貧乏籤(びんぼうくじ) 十六話 つかの間の平穏 十七話 災禍 前編 十八話 災禍 後編 一九話 爪痕 二十話 確認 終 話
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シリーズ第十弾。 馬閃と里樹のエピソードがステキでした。 馬閃の後をついて回る家鴨が可愛い。 手乗りインコじゃなくて、肩乗り家鴨? 謎解きは、飛頭蛮(ひとうばん)という妖?の目撃情報。 猫猫はその妖の正体に思い当たったのだが・・・ 玉鶯の意味不明は政策で、やる気を出さない農民たち...
シリーズ第十弾。 馬閃と里樹のエピソードがステキでした。 馬閃の後をついて回る家鴨が可愛い。 手乗りインコじゃなくて、肩乗り家鴨? 謎解きは、飛頭蛮(ひとうばん)という妖?の目撃情報。 猫猫はその妖の正体に思い当たったのだが・・・ 玉鶯の意味不明は政策で、やる気を出さない農民たち。 そんな時、羅半兄から飛蝗襲来の知らせが届く。 これはさすがに鳥肌立ちました。 そういうことだったのですねぇ~。 飛蝗襲撃の最中で落ち着いていた陸遜。 猫猫と壬氏は、一休みってとこでしょうか・・・ 今作で一番活躍したのは、農業のプロ:羅半兄だな。 次巻に期待。
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いよいよ蝗害との真っ向勝負ですね。 西都の農村を調べてわかった その対策のための手がかり。 なんとかうまくいってほしいと 祈るような気持ちで読みましたよ。 途中はいつものように 邸内にあわられる怪異の謎解きとか 政治的な策略ごととかあったりして。 あと、頑張ってるぞ、里樹元妃...
いよいよ蝗害との真っ向勝負ですね。 西都の農村を調べてわかった その対策のための手がかり。 なんとかうまくいってほしいと 祈るような気持ちで読みましたよ。 途中はいつものように 邸内にあわられる怪異の謎解きとか 政治的な策略ごととかあったりして。 あと、頑張ってるぞ、里樹元妃。 あたたかく見守りたいです。
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ミステリ仕立てで人気があるらしいということで、ちょっと気になってたところに、1〜9巻までがKindle Unlimitedの対象になっていた時期があり、読んでみたところ見事にハマりました。 恋愛物が苦手な自分には、猫猫と壬氏の距離感が心地よく、このまま進展して欲しくないなぁ。 登...
ミステリ仕立てで人気があるらしいということで、ちょっと気になってたところに、1〜9巻までがKindle Unlimitedの対象になっていた時期があり、読んでみたところ見事にハマりました。 恋愛物が苦手な自分には、猫猫と壬氏の距離感が心地よく、このまま進展して欲しくないなぁ。 登場人物それぞれに一癖も二癖もあり、そのやり取りを眺めるだけで面白い。
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雀さんのキャラが濃すぎて、猫猫がまともに見えてくる不思議…。大型犬李白は安心感あるなぁ。天祐はイマイチ好きになれない。壬氏と猫猫の距離感はなかなか縮まらないが、外堀はしっかりかためられている感。蝗害の映像をチラッと見たことがるけど、あの被害をモロにうけるのは嫌だなぁ…。
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